サザンビーク王子の覗き見   作:道化師ケダマ

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第十三章リーザス地方
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「歩けど歩けど右向けば海岸、左向けば山。通る馬車もなし。」

「外の世界ってこんなに広かったんですね。広すぎます。」

「町なし村なし休憩所なし。日も暮れてきたし今日はこの辺で野営しようか。」

「野営…?外で眠るという事ですか?」

「そういうこと。まぁ見張りは任せとけ。数日寝なくても大丈夫だからな。」

「数日ですか?さすがに心配ですよ。」

「気にするな。それじゃテントを張るから見張っててくれ。」

「はい。」

 

 

 

「よし、いいぞ。テントの中に食べ物と飲み物も置いといたから好きに食べてくれ。こっちはこっちで好きな時に食べるから。」

「わかりました。その、真っ暗ですけど見えてるんですか?」

「バッチリ。海岸も道の先も見えてるよ。」

「やっぱりあなた魔物なんじゃないですか?」

「はっはっは、そうさ俺は怖い魔物さ。とでもいうと思ったか?寝な、明日は早いぞ。」

「…はい。」

 

 

 

 

「おい!そこの子供!フードを取れ!」

「なんか用?(【アタカンタ】)」

「うるさい!さっさとフードを脱げ!」

「ほら、これでいいか?で、なんだよ。」

「…金髪青目、お前が領主殺しの矢返しの悪魔か!」

「領主殺してないんだけど。そもそも矢を撃ってくる方が悪くない?」

「黙れ!貴様はもう討伐対象の魔物だ!総員抜刀、突撃!」

『おおおおおお!!』

 

「こんな子供に寄ってたかって恥ずかしくないの?」

「があぁ…う、腕がぁぁ!!」

「くそ、矢を撃ち返す悪魔じゃないのか…」

「言っとくが、物理攻撃ならなんでも跳ね返るぞ。で、どうするんだ?(【マホカンタ】)」

「【メラミ】!!……!?がああああ!!」

「魔法も跳ね返るぞ。どうするんだ?」

「ひ、ひいい。総員撤退!!」

「あ、おい待て、こいつら……行ってしまった。」

「た、たいちょう…たいちょう…」

「なんで…」

「あああぁ!!燃える!助けて!!」

「【ザバ】……どうするかなぁ。」

 

 

 

 

 

「ふわぁ、おはようございます。……その方たちは?」

「ポルトリンクから来た追っ手だけど、捨て駒にされて置いてかれた可哀そうなやつらだ。とりあえず怪我を治してやって事情を話した。」

「お初にお目にかかります、ポルトリンク警備隊のプルティオと申します。」

「同じくポルトリンク警備隊のマッキアです。」

「リンキア領魔法隊のグスでございます。この度はジョナタ様の救出に参りました。」

「まぁ、こいつらに俺が捕まった経緯、他にも何人も旅行者の子供を攫ったこと、ジョンが幽閉されていたことなんかを話して納得はしてもらっている。ジョンの護衛になってくれることになった。」

 

「え、その。昨日そんなことがあったのですか?」

「ははは、その高級テント防音性すごいだろ?十人くらいの追っ手が来たけど全然気づかなかったみたいだな。こいつらもジョンの事を想って俺を討伐しにきたみたいだし、ジョンへの忠誠はあるんだ。俺はともかくお前のことはしっかり守ってくれるだろう。だよな?」

『はい!前子爵様の嫡子ジョナタ様のために!』

「とまぁ、そういうわけで5人旅になる。王都までの協力関係ってことだ。」

「…よろしくお願いします。どうか叔父を止めるために協力してください。」

『かしこまりました!!』





エリゴス
王子
9625G
魔人エリゴスLv20 加護(秘匿)
HP270/270
MP354/500
ちから185
すばやさ190
たいりょく130
かしこさ180
▼とくぎ
一閃突き
れっぱ斬り
鑑定
みやぶる
ブレスクラッシュ
盗む
▼解放済みまほう
〇回復魔法
〇攻撃魔法
〇補助魔法
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