クックルー
「ようやく海岸も終わりだな。なぁプルティオ君。」
「…ここから先はアルバート侯爵の領地となります。追う相手が人間であれば干渉はしませんが…エライゴスさんは一応魔物という扱いになっています。恐らくはもう国中に通達されたかと。」
「それって、伝書鳩とかで?」
「ご存知でしたか。我々警備隊は伝書鳩の管理も業務に含まれているのです。…一度サザンビークの伝書鳩を目にしたことはありますがアレを鳩扱いするのはさすがサザンビークですよ。」
「サザンビークの伝書鳩は何か変なのですか?」
「ええ、どうやら知らないようなので言っておきますが…バケモノです。魔物です。トロデーンでは念のために同じ場所に三羽送るのに対してあちらは一匹でも十分でしょう。むしろ平民では勝てないかと。」
「…もしかしてデカいのか?」
「はい、クソデカです。どれくらいかと言いますと私の背丈と同じくらいと言えば伝わるでしょうか。」
「………え、馬並み?馬並みの鳩?」
「はい。鳩よりは丸いですが管理人曰く筋肉の塊だとか。その膂力は羽ばたきが当たるだけで人間が吹っ飛ぶとも。」
「サザンビークだなぁ。トロデーンでは導入しないの?」
「そんな恐ろしいことできませんよ。そもそも強い魔物の飼育はトロデーンでは禁止されています。それに、おかしいのは魔物に囲まれて危機感を覚えないサザンビークです。」
「魔族だったら安全なんじゃないの?」
「魔族…とはなんですか?」
「言葉が話せて理性ある魔物ですよ。こっちには居ないんですか?」
「…居ますよ、居ますとも。ネームドと呼ばれる賞金首の魔物のほとんどがそれです。トロデーンでは危険視されています。何でサザンビークはそうも魔物に寛容なのですか。」
「そりゃ、言葉が話せて理性があるだから人間と変わらないだろ。人間の山賊や強盗とかも賞金首になるだろ?」
「なりますが…魔物は人間ではなく魔物です。何故わざわざ魔族などと区別する必要があるのですか。」
「えっと、ポルトリンク警備隊だよね?これまで魔族の観光客とかいなかったわけ?」
「居ないことは無いですが、明らかな魔物は見たことがありませんよ。大抵ローブを羽織るか何かしていますからね。」
「じゃあ別に、魔族が何かするって思ってるわけじゃないんだろ?そうならそもそも下船許可なんて下りないだろ?」
「それとこれとは別ですよ。定期船は三国共通の管理ですから。トロデーンだけの事情でサザンビークやアスカンタの意向を無視するわけにはいきません。」
「…そういえばアスカンタって魔族に寛容だっけ?」
「可もなく不可もなく、といったところでしょうか。よく言えば魔族にそれほど興味がない、悪く言えばもっとやばい浮浪者なんかがいますから。」
「そうだな、パルミドへの難民が毎日入国してるんだっけね。」
「まぁどこの国も何らかの悩みを抱えているんです。君のような強いだけの子供に何かできるわけもない。」
「(王都で身分を明かしたときの反応が楽しみだなぁおい。)」
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エリゴス
王子
9625G
魔人エリゴスLv20 加護(秘匿)
HP270/270
MP486/500
ちから185
すばやさ190
たいりょく130
かしこさ180
▼とくぎ
一閃突き
れっぱ斬り
鑑定
みやぶる
ブレスクラッシュ
盗む
▼解放済みまほう
〇回復魔法
〇攻撃魔法
〇補助魔法
〇特殊魔法
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