「いやぁ、美味しいですね。もしかしてこのお肉が?」
「ええ、あばれうしどりのもも肉です。牛よりも脚力が強いあばれうしどりのもも肉は筋をしっかり切れば絶品です。しかし魔物というだけで毛嫌いする者も居るため食べる人は多くありませんが。」
「やー、そういうのは食わず嫌いですよ。どうせ食べ物が無くなれば食べるようなやつらですよ。パルミドみたいなところだと悪魔の肉も食うんですから贅沢ですね。」
「エライゴス君はパルミドから来たのですか?それにしては身綺麗ですが。」
「パルミドは数年前に2年間過ごしてたんですよ。盗賊の技術とか常識とか料理とかサバイバルとか、いろんなことを学べましたね。そこは不幸中の幸いです。」
「あなたは10歳くらいではないですか。何故そのような歳でパルミドで過ごすことになったのですか。」
「ちょっと相続争いで疎まれましてね。誘拐されてたんですよ。でも誘拐犯と買い手がいい人達でしてね。技術習って家に戻りましたよ。」
「………もしかしてあなたはサザンビークの生まれではないですか?」
「ええ、そうですよ。なんでわかったんですか?」
「私の娘はサザンビークの貴族と許嫁です。そしてかの国の情報は常に入ってくるのですよ。そしてその話によく似た話を聞いたことがあります。その子供は熊のような魔物を倒すほどの猛者、身分を偽って城下で過ごすような変わり者、騒動に巻き込まれるような不運と。」
「…いやぁ!!何のことかさっぱり!!」
「そうですか、わかりました。他人の空似でしょう。ジョナタ君は食べれない物はないかしら?」
「はい、美味しくいただいています。ところでエライゴスさんは有名な方なのですか?」
「ええ、有名ですよ。本人は認めないでしょうけどね。」
「美味いなぁ!!オニオンスープが最高だなぁ!!そう思わないかジョナタ様ぁ!!」
「え、あ、はい。美味しいです。」
「寝室一緒になりましたね。」
「まぁわざわざ一人一部屋与える必要もないしな。ところで俺の正体が知りたい?」
「えーと、気になります。知りたいです。なんでそんなに強いのか、いろんな魔法が使えるのか、アローザ様が知っているのか。」
「そうか。これは内緒にしてくれよ。俺は実はサザンビークではそれなりに偉い立場でな。それこそジョナタみたいなもんだ。まぁアローザ様が言ったように魔物騒動を解決した結果変装しないとまともに城下町を歩けないくらいには有名だ。」
「僕と同じということは貴族の嫡男だったのですか?」
「あー、こっから先は秘密だ。王都に着いたらわかるからそれまでな。」
「そうですか。わかりました。」
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エリゴス
王子
9625G
魔人エリゴスLv20 加護(秘匿)
HP270/270
MP500/500
ちから185
すばやさ190
たいりょく130
かしこさ180
▼とくぎ
一閃突き
れっぱ斬り
鑑定
みやぶる
ブレスクラッシュ
盗む
▼解放済みまほう
〇回復魔法
〇攻撃魔法
〇補助魔法
〇特殊魔法
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