「ふむ…ふむ…」
「わかりましたか?」
「あぁ、奥様。バッチリわかりましたよ。これはおばけきのこの幼体ですね。本来森の奥のジメジメしたところでしか育たないはずですが、なんらかの偶然で森の浅いところに生えてしまったようですね。」
「危険性は?」
「もう半月もすれば眠らせるガスも収まるでしょうね。これは幼体の時の護身として垂れ流しになっているものですから。」
「それは安心しました。では、それまで関所と村の間は通行止めとしましょう。」
「しかし、よくこれを吸って眠らなかったものですね。文献によれば森に棲むような魔物でも眠ってしまうほど強力なガスを出すはずなのに。」
「彼以外は馬も寝ていたようですね。本人は耐性があるから効かないと言って居ましたが。」
「それこそまさかですよ、こんなもの人間が吸い込めばたとえ服毒訓練した暗殺者でさえ眠るはずです。これで眠らないとすればもはや人間ではない。」
「それ以上はいけませんよ。彼がどんな体質であろうと私の友の子を守る人です。それに彼はサザンビーク出身です。人でないことを悪く言うのを聞かれるのはよろしくありません。」
「…それもそうですね。なんにせよ、森を焼き払う必要などはありませんので時間が解決するでしょう。」
「では、引き続きキノコの調査を進めてください。見落としてはいけませんからね。」
「なるほど、本来森の奥で育つはずのおばけきのこだったんですね。」
「何か変わったことなどはありませんでしたか?」
「うーん、茂みが多かった気がします。もしかしたらそれのせいで森の奥だと思ったのかもしれませんね。」
「茂みですか…であれば焼き討ちはともかく整備は必要かもしれませんね。ありがとうございます。」
「いえいえー、ところでおばけきのこって美味しいんですかね?」
「…今なんと?」
「いや、単純に美味しいのかなって思っただけですよ。もし美味しいのであればあばれうしどりみたいに栽培したりも出来るんじゃないかなって。」
「幼体が眠りガスを出すのであれば不可能です。そもそもキノコを食べようとするなんて危険です。そのような考えはおやめなさい。」
「あー、そっか。毒とかあるかもしれないもんねぇ。」
「エライゴス君には効かないかもしれませんが、わざわざ毒物かもしれない物を食べる必要はありません。そのような考えはいずれ他人を不幸にします。」
「ごめんなさいー。」
「それと、関所に着いたらこれを門兵に渡してください。今回の件で通行止めをする書状です。もし道中でこちらへ向かう者が居れば引き返すように言ってくださいね。」
「はいはい、もちろんです。しっかり渡しますね。ではまた会う日まで!今度こそね!」
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エリゴス
王子
9625G
魔人エリゴスLv20 加護(秘匿)
HP270/270
MP500/500
ちから185
すばやさ190
たいりょく130
かしこさ180
▼とくぎ
一閃突き
れっぱ斬り
鑑定
みやぶる
ブレスクラッシュ
盗む
▼解放済みまほう
〇回復魔法
〇攻撃魔法
〇補助魔法
〇特殊魔法
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