サザンビーク王子の覗き見   作:道化師ケダマ

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{トラペッタ}
南側が広場、北側が住宅街の最初の街。
マスターライアスが西に棲んでるなら領主は東でしょ。


迷宮まみれin地球全域
https://syosetu.org/novel/229527/


第十四章トラペッタの領主
181


「見えてきたぞ、あの城壁がトラペッタだ。」

「おー。なんか想像よりも小さいな?」

「城壁が先に作られたからな。」

「へぇ。ところでそっちの馬車の衛兵達はどうしてます?」

「…何事もないようだ。気にする必要はない。」

「はーい。」

 

 

 

 

「くそっ!出せ!出しやがれぇ!」

「もう三日もこの中じゃねぇか。いい加減諦めようぜ。トラペッタに着けばこっちのもんだ。」

「はぁ、あったかい食事が食べたい。」

「くそっ!くそっ!」

「せめて外に声が届けば奴らをビビらせられるんだがな。」

「なんで俺達が護送馬車に入れられなきゃならない!入れられるべきはあいつらだろうが!」

「ふん、王都から来た兵士どもはいつも俺達辺境の衛兵を見下しやがる。辺境の魔物を狩っているのは誰だと思ってやがんだ。」

 

「俺たちが馬車から降りたら一斉に襲い掛かるぞ、あのガキは強いから先に兵士からだ。」

「そ、それはまずくないか。俺は嫌だぞ。」

「はぁ?テメェもやるんだよ。」

「俺たちだけ働かせるつもりか?いつからそんな偉くなりやがった!オラ!」

「ぐぅ!で、も。王都の兵士はやばいって!いくら辺境伯の後ろ盾があってもそれは揉み消せねぇよ!」

「馬鹿じゃねーか?俺たちが舐められたままじゃ衛兵として示しがつかねぇだろうが!」

「じゃあ何か!?テメェはあいつらに舐められたままで居ろってのか?オラ!」

「はぁ…はぁ…俺は何もしねぇからな。やるならお前らだけでやれよ。」

「ぺっ!意気地なしが!」

 

 

 

 

 

「この街には検問はないのか?」

「無い。何故かと言えば辺境伯の方針としか言いようがないが。」

「うーん、納得。」

「この南門を通ると広場に出る。辺境伯の屋敷は東側にある。先導するからついてきてくれ。」

「はいよ。坊ちゃん、馬車に入っててくれ。」

「わかった。何かあったら教えてくれよ。」

「つっても坊ちゃん幌から外見るんだろ?だったら坊ちゃんこそ気づいたら教えてくれよ。」

「はいよ。気づいたらね。」

 

 

 

 

 

「ん?馬車の揺れがほとんど無くなったな。トラペッタに着いたか!」

「準備は良いか。」

「もちろんだ、このぼろ雑巾はどうするよ。」

「便所壺にでも突っ込んどけ。もう死んでんだからな。」

「へっ、俺達に逆らおうなんざ百年はええんだよ。」

「三人になっちまったが足を引っ張られるよりはマシだな。」

「武器は没収されたが服の中までは調べなかったようだなぁ。食事も中を見ずに上から入れてくるから気づいてもいない。絶対殺す。」

「へっへっへっ。俺達衛兵を甘く見るとどうなるか思い知らせてやるぜ。」





エリゴス
王子
9625G
魔人エリゴスLv20 加護(秘匿)
HP270/270
MP500/500
ちから185
すばやさ190
たいりょく130
かしこさ180
▼とくぎ
一閃突き
れっぱ斬り
鑑定
みやぶる
ブレスクラッシュ
盗む
▼解放済みまほう
〇回復魔法
〇攻撃魔法
〇補助魔法
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