「関所の兵士が来たと門番から聞きましたが、当家に何か御用でしょうか?」
「執事殿か?関所で衛兵が問題を起こしまして。」
「そうでしたか。では衛兵を置いてお引き取りください。」
「そちらの衛兵はアルバート家の許可を得た通行許可証を奪おうとしたため、引き渡すことは出来ません。まず話すべきは責任問題についてです。」
「いえいえ、ペッティリア辺境伯家の衛兵は当家が身分を保証しているのです。関所の兵士如きが当家に言いがかりをつけるつもりで?」
「言いがかりではありません。雇用している以上は彼らの所業は辺境伯家の責任だと申しているだけです。」
「話になりませんね。そもそも衛兵が奪おうとした証拠はあるのですか?」
「その場に居た通行者が多数目撃しています。」
「ふん、平民の言葉など当てにできませんね。貴族の方からの証言でないと。」
「何を…平民も貴族も目撃者であることに変わりはありません。いくら執事といえどこれ以上の怠慢は王都へペッティリア辺境伯家の行いとして報告することになります。」
「ええ、出来るものならどうぞ?たかが一兵士と辺境伯家の筆頭執事。どちらの言葉を王都が信じると思っているのですか?」
「関所の兵士は王都から派遣されている。私は脚色無しに報告を上げるだけです。」
「だから。その報告を誰が信じるって言うんです?」
「…その言葉は派遣された兵士全体の侮辱と判断いたしますが、訂正はありますか?」
「訂正?私は真実を述べただけですが?辺境の関所に飛ばされるような底辺兵士が王都に訴えたところで当家の正当性は失われませんが?」
「わかりました。それでは後日王都からの通達をお待ちください。行きましょうハイハットさん。」
「あ、わかりやした。」
「ふん、メイド!塩を撒け!」
「お?…馬車が動き出したぞ。」
「どういうことだ、辺境伯家に着いたんじゃねぇのか?」
「まさか俺達を見捨てやがったのか!?」
「くそ……糞といえば便所壺に突っ込んだこいつどうすんだよ。」
「どうするも何も…俺は辺境伯家が蘇生させるもんだと思ってたんだが。」
「便所壺使えないどころか、下手したらこいつの蘇生が出来なくなっちまうぞ。」
「次の食事の時間に上の鉄扉が開くはずだ、その瞬間に声を張り上げれば気づくんじゃねぇか?」
「そうだな、だが…今までと同じような暴言だと思われて無視されたりしねぇか?」
「死人が出たって言えばさすがに無視はしないだろ。」
「よし、その手で行くぞ。いや、むしろそのタイミングを狙って兵士を馬車に閉じ込めちまおうぜ。」
「おい、それじゃこいつの蘇生が出来ないぞ。」
「俺達このままじゃ殺される。だったらこいつだけ死んでもらおうぜ。」
「……そうだな!そもそもこいつ兵士にびびってやがったしな。」
「こんな腰抜けたしかに要らねぇな。」
「「「よし、やるかぁ!」」」
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エリゴス
王子
9625G
魔人エリゴスLv20 加護(秘匿)
HP270/270
MP500/500
ちから185
すばやさ190
たいりょく130
かしこさ180
▼とくぎ
一閃突き
れっぱ斬り
鑑定
みやぶる
ブレスクラッシュ
盗む
▼解放済みまほう
〇回復魔法
〇攻撃魔法
〇補助魔法
〇特殊魔法
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