筆頭執事。
「バーガマッタ、来たか。」
「はい、どうなさいましたか辺境伯様。」
「儂の妻と息子たち、彼らの事だ。」
「ええ、ええ。あのことは私にとっても非常に嘆かわしい限りです。」
「…何故、野盗どもは馬車の中の遺体だけ持ち去ったのか。それについてお前の考えを、教えてほしい。」
「そうですね、私としましてはただの野盗ではなく大きな、そう山賊団のような者達に襲われたのではないかと。何せ見た目からして衛兵とわかる護衛が六人もついた馬車ですから。」
「そうだろう。だが、それなら何故妻たちを、攫っておきながら兵士は残したのか。」
「…私が思いまするに輸送車とでも思ったのではないでしょうか?それに奥方様たちは見た目からして金持ちでいらっしゃったので、生き返らせれば身代金になると。」
「そうか、だったらなぜ、馬車が残っていたのだろうな。」
「さ、さぁ。野盗の考えることは私にはわかりかねます。」
「バーガマッタ、お前の考えを聞きたい。」
「…………」
「バーガマッタ?」
「邪魔だから…捨てたのではないでしょうか。」
「邪魔、か。彼らは金目の物目当てで、襲ったのではなかったのか?当家の馬車が、無価値だと?」
「いえ!いえいえいえとんでもない!当家の馬車の木材から装飾まで全て値打ち物でございます!しかし、野盗にとって馬車を運ぶのは」
「馬車ごと、妻たちを運ぶのが自然だと儂は思う。」
「!!」
「そして、もし馬車なしに妻たちを運べたのであれば、当然衛兵も持って行って口封じなりするだろう。何故、運ぶ手段があるのに両方とも打ち捨てたのか。」
「………」
「私は思うのだよ。妻たちは襲撃されたのだ、ほかならぬお前によってな。バーガマッタ筆頭執事、次の領主が決まるまでの代役、お前にな。」
「なにをおっしゃいます!!いくら辺境伯といえど口が過ぎますぞ!なにより証拠はあるのですか!」
「言っただろう、思う、と。このような寝たきりの儂が、証拠を集められるとでも思うか。だが、その余裕の無さを見るに、図星をつかれたように見えるな。」
「くっ!馬鹿をおっしゃいなさるな!!死にかけ耄碌爺の分際で!」
バタン!
「…行ったか。頼みますよ、エライゴス君。」
「ええ、任せてくださいよ。あれだけ焦ってるならすぐにでもあなたを始末しようとするはず。あなたはもしかしたら死ぬかもしれませんけど、彼の地位は落としてやりますよ。運が良ければ、もっと腐敗を取り除いたりね。」
「頼む、私のためにも、どうか生きて帰ってきてくれ。」
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エリゴス
王子
9625G
魔人エリゴスLv20 加護(秘匿) レムオル ステルス
HP270/270
MP471/500
ちから185
すばやさ190
たいりょく130
かしこさ180
▼とくぎ
一閃突き
れっぱ斬り
鑑定
みやぶる
ブレスクラッシュ
盗む
▼解放済みまほう
〇回復魔法
〇攻撃魔法
〇補助魔法
〇特殊魔法
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