「…はぁ、我々の襲撃計画はあなたに止められた。そういうことですか。」
「そうそう。覚えてない?」
「私はたしかにあの酒場で士気を挙げるために演説をしていた、だが君が居たような記憶がない。君のような少年が紛れ込んでいればわかるはずだ。」
「いーや、覚えてるはずだぞ?エリオドンって言えばわかるか?」
「……そうですか。あの時注目されていたゴロツキはあなたが変身していたのですね?」
「なんか落ち着いてない?関所の兵士や働いている人たちには傲慢じゃなかった?」
「もはや私の命もこれまで、そういう諦めがついたのですよ。辺境伯、あんたが言ったように私があんたの妻子を殺すように仕向けた。かつての衛兵達を解雇しあいつらを雇ったのもその時の縁だ。何故こんなことをしたかわかるか。」
「…心当たり、だらけさ。貴族なんぞ、やってるとな。」
「そうか、知らないか。だがマーガレットという女を知っているだろう。」
「…ああ、覚えている。かつて私と、愛しあった女…まさか!」
「私はマーガレットの子だ。あんたに捨てられみじめに死んでいった事をあんたは知らないだろうな。」
「みじめに、だと。私は、彼女に、毎月金を…」
「…そうか。だがな、そんなものは届かなかった。届いたのは徴税書だ。ただでさえあんたの妻に醜聞を撒かれ仕事を探すのにも苦労した母は病死した。あんたに助けを求めてもあの女が断った。死んだ母の墓の前で私は決めたんだ、何が何でもお前から全てを奪うと。」
「…………バーガマッタ、お前が来たのは、20年ほど前だったか。その時には…。」
「そうだ、私は母の死から死に物狂いで勉強をした。元宮廷使用人であった老婆に大金を貢ぎ知識や動作を教わった。すべては憎き辺境伯家に入り込むために。あの女は私を一切しらないようだった。あんたが政務に励んでいる間、私はあの女は常に使用人を通してあんたとやり取りしていることを知った。政略結婚で嫁いできた侯爵令嬢だったんだってな。元々好きだったかはわからないが私が入ったころには既に疎遠だった。」
「そうだな、私はキャサリンを、愛してはいなかった。だが、息子と娘、ミディアートと、ティベリンの事は、愛していた。」
「そうか、私は嫌いだったよ。何度も馬車から偶然見かけた平民の地位を使用人を使って貶めていたキャサリン様、使用人を同じ人と思わぬミディ様、毎夜男娼を呼んでいたティベ様。」
「え、な、……そんな。まさか、子供達が…。」
「知らなかったのですか。ミディ様は新人の使用人を乗馬鞭で叩き、手下としていた。ティベ様は使用人を通して色町の男娼と毎夜お楽しみで昼には起きていませんでした。だが一番私が気に食わないのは、私の母を捨てみじめに死なせ、そんな好き放題をさせているあんただ、辺境伯様。」
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エリゴス
王子
9625G
魔人エリゴスLv20 加護(秘匿)
HP270/270
MP418/500
ちから185
すばやさ190
たいりょく130
かしこさ180
▼とくぎ
一閃突き
れっぱ斬り
鑑定
みやぶる
ブレスクラッシュ
盗む
▼解放済みまほう
〇回復魔法
〇攻撃魔法
〇補助魔法
〇特殊魔法
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