「たしかに、私は領内の事、ばかりで、自分の周りが、見えていなかった、ようだな…。」
「この20年、私はあんたに復讐することばかりを考え行動していた。筆頭執事になってからはあんたの名声が落ちるように行動してきた。ゴロツキどもに地位を持たせ、衛兵達を退職させた。その結果多くが出身の村へと戻りトラペッタの治安は悪化した。」
「…だろうな。そのことは、エライゴス君から、聞いた。」
「館で働く者達、特に若い衆を解雇した。仕事が減ったことを疑問に思わなかったか?働く者が減ったから領主まで届く書類が減って、領内の問題は増え続けた。」
「……私は、彼らの、思いやりだと。」
「そして4年前、あんたの妻子を殺すように仕向けた。あんたは茫然と牽引されてきた馬車を眺めていたな。涙は流さなかったな。」
「………あまりにも、現実感が、なかった。未だに、館のどこかで、彼女らが、居る気がする。」
「料理人が泣いてたぞ?何を作っても残すってな。私は料理には何もしていなかったのに。」
「…………味が、しないんだ。あの日から、ずっと。」
「そして今日、衛兵が関所で問題を起こして兵士が来た。焦っているところにあんたからの確信めいた質問だ。最後に纏めておいたこの館の財産をもって逃げるために衛兵を集めたところで、エライゴス君だったか?この子供に一網打尽にされた。」
「この館の、財産…金か?調度品か?まさか…」
「そのまさかだ、全てだよ。金も、家宝も、とある一室に保管してある。調度品も略奪すればより良いだろう。」
「家宝だけは、触れてはならん。絶対に。」
「…ほう?よほど触られたくないようだな、残念だがもう縄は外した、最後に死ぬ前にあの家宝を壊させてもらうぞ!」
「まて!ごほっごほっ…」
「えーと、追いかけたほうが良いですかね?」
「た、のむ。絶対に、どうか、バーガマッタを、助け……」
「…あれ?おーい。………息はある。気絶しちゃったのか。」
「宝物庫、金で埋め尽くされた最高の部屋だ。この宝玉を割ってしまえば辺境伯家の醜聞、だっ!!」
パリィィン
「はははは、割ってやったぞ。これで…な、なんだ?宝玉の破片から黒い煙が…」
『私を解放したのはお前か?』
「なんだ、まさか魔物か?笑いものだな!かの辺境伯家の家宝が魔物だったとは!」
『どうやらお前のようだな、ちょうどいい。ありがたく頂戴するとしよう。』
「な、来るな!離れろ!ひ、ひえええええ!!」
「えーと、ここか。宝物庫…ってうわ、金まみれ。おーいバーガマッタさん。その様子だともう家宝壊したんでしょ。満足したならさっさと戻りますよ。」
『……バーガマッタ?それはこの体のことか。我が名はアカ・マナフ。偉大なる神のギミックが一柱。お前からはあのお方の加護を感じる。すなわちお前と戦う事こそ我が存在意義!!』
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エリゴス
王子
9625G
魔人エリゴスLv20 加護(秘匿) 萎縮
HP270/270
MP418/500
ちから185
すばやさ190
たいりょく130
かしこさ180
▼とくぎ
一閃突き
れっぱ斬り
鑑定
みやぶる
ブレスクラッシュ
盗む
▼解放済みまほう
〇回復魔法
〇攻撃魔法
〇補助魔法
〇特殊魔法
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