サザンビーク王子の覗き見   作:道化師ケダマ

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{はやぶさぎり}
消費MP0
通常よりやや低い威力で敵1体に2回攻撃する技。
ゲームでは通常の3/4のダメージで2回攻撃なので実質ノーコスト1.5倍攻撃。

{ベホマラー}
消費MP10
全体回復魔法



42

「今度こそ逃がさんぞ賊め!」

「陛下の執務室には入らせんぞ!」

「いくぞ、【ピオリム】!」

「「「【しっぷう突き】!!」」」

 

(おおっと、こりゃ逸らせない。ひょいっとな。)

 

「な、避けただと!だが甘い!【はやぶさぎり】!」

「【かえんぎり】!」

「【ルカニ】!」

 

カカァン

コッ

 

「よし、ルカニ入った!」

「一気にとっちめるぞ!」

「「「【はやぶさ斬り】!」」」

 

ココココココン

 

「甘いわぁ!!

こちとら10人組手で無傷だったんだぞ!

この程度なんてこたない!」

「クソガキがぁ!!」

「今度はこっちから行くぞ!」

 

ドス…

 

「ぐあ…」

 

ドス…

 

「あ…あ…」

 

「ひぃ、くるな!!」

 

ドス…

 

「ごぼ…」

 

「ひ、ひぃぃぃ!ガード!なにしてるの!さっさと賊を始末なさい!!」

「侍女長さんよ、残るはあなた一人ですよ。」

「ぐぐ、賊風情が頭が高い!私はシムズ侯爵の長女ですのよ!控えなさい!」

 

「関係ないね!こちとら第一王子だ!そっちこそ頭が高いわ!!」

 

ドス…

 

「ぎゃ…!」

 

「さて…【ベホマラー】。行こうかミームスさん。」

「容赦ないですね、さすがエリゴス様。」

「へへへ、よせやい。」

「褒めてません。」

 

 

 

 

 

「ふぅ、久々の我が家の自室のベッドは柔らかいなぁ。」

「ちゃんと掃除はされていたようですね。」

「ところで、いつまで護衛するんです?もう城だけど。」

「私ほどではないですが隠密は他にも居るのですよ?

私は2年前からエリゴス様に憑くようにと指令を受けていますので。」

「そうかー。じゃあ、俺ちょっと寝るから何かあったら対処お願いしますね。」

「はい、おやすみなさいませ。」

 

 

 

 

 

 

「陛下!現在城内に賊がおります!どうか避難を!」

「賊?それはどのような容姿だ?」

「卑しい身なりの短剣を持った子供です。

しかし相当腕が立つようで執務室前も既に何人も気絶しております!

また魔法に長けるようで城内は像になった者や気絶してる者で溢れております!」

 

「ふむ、それで執務室前で気絶してる者が居るというのに何故ここに入らなかったと思っているのかね?」

「へ、まさか賊と鉢合わせてしまったのですか!?」

「いや、賊などこの部屋には来なかった。」

「で、では賊はどこへ…」

「この部屋に来たのは息子だけだ。」

 

「…まさか、あの者は。」

「第一王子エリゴスだ。息子もそう言っていたのではないか?」

「そんな、まさか。何故第一王子ともあろうものがあのような身なりを。」

「ずっと遠方で修行をしていたのだよ。

今日帰ってきて早々に牢に入れられたそうだがな。」

「ひ、ひぃ!!すぐに周知いたします!!失礼します!!」

 

「はぁ、もう少し穏便に済まそうとは思わなかったのだろうか。

つくづく兄上のようだ。」





エリゴス
王子
盗賊Lv11 寄生
HP97/97
MP650/650
ちから63
すばやさ102
たいりょく33
かしこさ169
▼とくぎ
なし
▼解放済みまほう
〇回復魔法
new ベホマラー
〇攻撃魔法
〇補助魔法
〇特殊魔法



ミームス
隠密
あやしいかげ レベル82
ちから ???
すばやさ ???
たいりょく ???
かしこさ ???
▽わざ
???
あまいいき
ザキ
モシャス

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