捨てるとかじゃないからね?
「………これはこれはダビ子爵!面白いことをおっしゃいますな?
「なに?何がおかしいというのだ道楽王子が!」
「ここに居る赤騎士、確かに10名と騎士団長、11名ですが。
いつ残りの9名が殉職したと言いました?」
「…なんだと?」
「彼らは蘇生して今はピンピンしていますよ。そこの左腕を持ってる彼こそがその一人です。」
「はい!私はおばけねずみに顔を生きながら食われるような愚か者でしたが今の私は完治しております!」
「で、ダビ子爵。何故これがねずみだと思ったのですか?」
「な、何故って…殿下はねずみの首領を捕まえたのであろう!?
ならばねずみに決まっておる!!」
「なるほど?たしかに。だが、このような巨体、爪、体つき、ネズミに見えますか?私には熊に見えますがね。熊がねずみを操っていたと思ってもおかしくはないでしょう?」
「な!な!だが!!うぐぐ!!」
「…もし、どうみても熊ですな。」
「…ええ、顔が変ですがうちの敷物そっくりです。」
「…もしや、ダビ子爵は最初から…?」
「でだ。ダビ子爵。子爵は俺を廃嫡させたかったのか?それとも、国家転覆を目論んでネズミの魔物を操ったのか?」
「なああ!!わ、私はそのようなことは決して!!」
「あとはお任せします。陛下。」
「うむ…ダビ子爵よ。お主には今嫌疑がかかっているのはわかるな?
此度の騒動の首謀犯、王都転覆を目論み、民を危機に曝し、第一王子を暗殺しようとした。
そのような疑惑を私は持っている。何か反論すべきことはあるか?」
「陛下!違います!私はなにもしておりません!ただひとえに、第一王子の愚行を指摘したかっただけなのです!!」
「では、何故あの熊のような魔物を一目でネズミと?」
「………で、殿下が事前に人食いネズミの首領と言っていました!」
「…事前に?どういう事だエリゴス。」
「はい。たしかに申し出るタイミングを間違えて先に討伐した旨を大声で申し上げました。しかし先ほど申し上げた言葉と同じです。」
「それで、これが人食いネズミの首領…と?」
「はい!はい!もちろんでございます!」
「そうか、まぁわかった。ダビ子爵への嫌疑は取り消そう。
だが、これを薬に次からは他人の上げ足を取るような言動は慎むのだな。
お前たちがエリゴスを疎んでいることは知っているが、それとエリゴスが王太子であることは別だぞ?…言葉遣いが目下の者へのそれであったこと、しかと頭に刻んでおこう。」
「ひ、ひぃぃ!!?大変申し訳ございませんでしたぁぁぁ!!」
「(ミームスさん。)」
「(はい。)」
「(あの子爵の影に移ってくれ。
もしかしたら情報が入ってこない理由がわかるかもしれないぞ。)」
「(そうですか。畏まりました。)」
(…いくらなんでも、威勢が強すぎるんだよな。チャゴス派は。)
「それでは、これにて解散とする。エリゴスは後程部屋へ来るように。」
『ははぁ!!』
「はい!!」
「それでは殿下、我々もこの魔物を処理してきます。既にあちら側にも団員が事情を説明しに行っていますからな。」
「あぁ、よろしく頼んだ。今回は助かった。また次の時も頼む。」
「…はい。次こそは足手まといにならぬようより一層の鍛錬を積ませていただきます。
それでは失礼します。」
「ああ、また次の機会に。」
◆
エリゴス
王子
286ゴールド
盗賊Lv12
HP97/107
MP481/680
ちから68
すばやさ109
たいりょく38
かしこさ179
▼とくぎ
なし
▼解放済みまほう
〇回復魔法
〇攻撃魔法
〇補助魔法
〇特殊魔法
◆