サザンビーク王子の覗き見   作:道化師ケダマ

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{破邪の魔法}
疑似ニフラム

{超化}
オリジナル要素
マ素の直接注入で進化した生物。




第五章魔界からの訪問者
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「クソッ!クソッ!まともな勉強も積んでない放蕩王子の分際で功を…それも超化魔物で!」

(この先は…何の変哲もない城内の一室?)

 

「伯爵、儂だ!入れてくれ!」

「うむ。」

ガチャリ

 

 

(こ、これは…扉が開くだけで照り付けるほどの破邪の魔法…!

これが分身たちが情報を持ち帰れなかった理由ですか…)

 

「誰にも見られてないだろうな。」

「当たり前だ、もとよりこの南西研究棟は儂ら以外立ち寄らぬだろう。」

「で、何の集まりだったのだ?」

「む、そうか…伯爵は今は城に居ないことになっているのか。

あの忌々しい放蕩王子がどこから漏れたか超化魔物を討伐して手柄を立ててしまった。」

 

「ふむ…マドライトが輸送中にこぼれたか。で、何の魔物だったのだ。」

「うむ、ネズミだそうだ。予想通り肉体が肥大していた。熊だな。」

「ほほう!やはりか。こちらでもなかなかに面白い実験結果になっているぞ。」

 

(マドライト…マデュライトですかね。何故この方々がこの世界に自然発生しないはずのマデュライトを?どこから…)

 

「で、伯爵。その成果見せてくれるんだろうな。」

「ああ、もちろんだとも。こっちだ。」

「ついでに、一服もらえないかね?」

「決まってるだろう、ほれ。」

「ヒヒヒヒ………フハァ。これが、落ち着くんだよ。」

 

(あれは…マ素?まさか人間がマ素を吸ってなんともない!?)

 

「さぁ、そろそろ行こうか。」

「はい、伯爵。」

 

 

 

 

 

「グルルルル…」

「ガァァァァ!!」

「ジゴゴゴゴ…」

 

「これは、すごいですな。」

「子爵はあまり来てなかったからわからないだろうが、超化は一瞬だったよ。

何がキーなのかはわからないが、一定量のマ素を吸って変質したのかもはや一部を残し別の魔物だよ。」

「元々は…ワンダーフール、猫……人間?」

「そう、人間なのだよ。適当に街から攫ってきて実験しているのだ。

何人かはそのまま死んでしまったが、3人ほど適合したのか死なずに超化する奴がいてな。」

「さすがに人間はまだ早いのではないか?」

 

「何、いずれは全ての私兵に超化処置をする予定だっただろう。

既に人間で実験するフェーズに入ったということだよ。」

「そうか…ところでマドエルの精製はどうなっているだ?」

「ははは、そっちも問題ない。抜き出したマ素はそのまま人間に注入しているが、日に日に抽出精度は上がっている。

時期にもっと副作用の少ないマドエルが出来上がるはずだ。」

「ふふふ、これもそれもあの魔族のおかげだな。」

 

(魔族…もしやこれらのマデュライトは魔界から?だとするとそんな事ができるような者がこの世界に…!陛下を魔界へ戻して差し上げられる!!)

 

「で、あの方は今どこに?」

「なにやら興味がある物を聞きつけたそうでな。ベルガラックに行っておるよ。」

「ふむ、ベルガラックですか。となると、カジノですかな?」

「ふふ、そこまでは私にはわかりかねる。そろそろ私は実験に戻らせてもらうぞ。」

「そうですな、では儂も執務をしてきますわい。」

 

(ここの実験は今度調べましょう。今私が向かうべきは…ベルガラック。)





ミームス
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あやしいかげ レベル82
ちから ???
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▽わざ
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ザキ
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