11話で言ったやつ。
とても友好的。
擬人化したらコウモリ羽の天狗だと思っている。
「ん?あれはなんだろう。」
「どうかしたのかい?」
「いやね、上空を大きな何かが飛んでるんですよ。」
「あー、あれはたぶんガーゴイルだよ。この近くにガーゴイルの村があるからね。」
「ほう、このあたりなんですねぇ。ということは理性的な相手なんですね。」
「そうそう。ガーゴイルの村は道から外れたところにあるんだけど彼らの作る鉱石細工は名産品として人気があるんだ。」
「へぇ、鉱石細工で生計を立ててるんですね。」
「ん?あのガーゴイルどんどん降りてきてません?」
「んー?たしかにそうだね。どうかしたんだろうか。」
「そこの馬車、止まれ。」
「おっと?全員停車!」
「どうしたんでしょうか。」
「最近、この近辺で、強盗が、あった。お前たちは、強盗か?」
「いえ、我々はこういう者です。」
「ふむ…確かに、商人の証、確認した。先へ、進め。」
「はい。巡回ご苦労様です。」
「あれがガーゴイルなんですね。なんというか、思ってたのと大分違いますね。」
「ん?どんなのを思い浮かべていたんだい?」
「肌が黒くて、角が生えてて、嘴があって、レイピアとか持ってるのかと。」
「ははは、それはまたガーゴイルにとってはイケメンだろうね。
最近は人と交わる魔族も多いらしくてああいった種族的特徴の少ない魔族も居るんだよ。
私が知ってるのでも彼女はまだガーゴイルらしい方だよ。」
「え、今の方女性だったんですか?凛々しかったから青年かと。」
「そうなるだろう?もっと人の特徴が強いとわかりやすいよ。私の場合は経験と…胸を見たんだ。」
「あー…でもバレたら失礼じゃないんですか?」
「ふふふ、彼らはそういうのに大らかだからね。よっぽどじゃない限り怒られないよ。」
「おい、交代の、時間だ。」
「わかった。通ったのは、商人が、一組だけだ。」
「そうか。村に戻り、報告しろ。」
「ただいま、戻りました。」
「はぁい。街道警備お疲れ様でーす。何か異常はありましたか?」
「無い。です。商人が、一組、通っただけです。」
「…はい。それじゃこの通りに書類出しておきますね。お疲れ様でした。」
「業務、ご苦労様です。」
「ねぇねぇ、通ってった商人ってどんなんだったの?」
「子供が、一人。あとは、大人が、七人。ベルガラックに行った。」
「へー、そうだ見てみて!綺麗でしょ!」
「む、宝石?どうした。」
「さっき立ち寄った旅商人から買ったんだ!貰い物だからって安く売ってもらったんだ!」
「たしかに、綺麗。でも、なんだか、変な感じ。」
「変な感じ?」
「とても、美味しそう。石なのに、変なの。」
「うーん、私にはわかんないや。魔族特有の感覚かな?」
「それ、長に、報告した?」
「うーん?まだだよ。」
「じゃあ、報告しよ。」
「えー。はーい。」
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エリゴス
王子
186ゴールド
盗賊Lv12
HP107/107
MP680/680
ちから68
すばやさ109
たいりょく38
かしこさ179
▼とくぎ
一閃突き
れっぱ斬り
鑑定
みやぶる
▼解放済みまほう
〇回復魔法
〇攻撃魔法
〇補助魔法
〇特殊魔法
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