DQ5の1000年後の世界と魔界
「おっほぉー!スリーセブンである!!」
「お!やったじゃねぇかおっさん!」
「いやぁ~今日もありがとうである。おかげで初めてスリーセブンが出たのだ。」
「今日まで一切出なかったって考えないのおっさんのいいとこだよな。」
「いやぁ~やっぱこっちのカジノは楽しいであるな。
ホイミスライムのルーレットなんかもあるし私の住んでるところのカジノとは大違いだな。」
「そういえばおっちゃん、どこから来たんだい?」
「うーん、説明しにくいのでな、具体的に言えばマ素がひどくて人間が住めなくなったような土地である。」
「へぇ、マ素っていうのは何なんだい?」
「うむ、マ素とは魔物を魔物たらしめるものなのだ。
嘗ては魔物を人間にできる方法があったそうだが太古の昔に失われ、今では数少ない人間になれる魔物も住めなくなり私のような純粋な魔族しか住めなくなってしまった。」
「ほぅ、とすると…こないだ貰った石もそのマ素ってやつなのか?」
「うむうむ。マ素の純結晶、マデュライトという物である。こちらの世界では珍しいようで上げると喜ばれていて嬉しいのである。」
「…ちょっと思ったんだけどさ、これって持ってて安全なモノなの?」
「む?持ってるだけなら何ともないはずである。あくまで結晶体であるゆえ漏れ出るマ素も超微量。飲み込んだりしなければ何ともないのである。」
「そっかそっか。いやぁ人間が住めなくなるような成分って聞いて驚いたよ。」
「別に人間が住めなくなるのにマ素が関係ないこともあるので気にしないほうがいいのである。こことはまた別の場所に行ったときには人間じゃなくて幽霊の住む町があるが、そこも霊体から発される瘴気で人間も立ち寄れなかったりするのである。」
「ほー、幽霊の町ねぇ。そこってやっぱ賑わってたりするの?」
「いや、幽霊は食事ができないうえに新しい娯楽なんかが流浪の幽霊から伝わったりするから普通ににぎわってるらしいである。」
「いやぁ、いろんなところの事知っててすごいな。俺今年で25なんだけどさ。
この町で生まれてからずっと外に出たことが無いんだよ。」
「ほう、外に出たいとは思わないのかね?」
「確かに出たいけどさ、怖いんだよな。勝手知ったるこの町の常識が外じゃ通用しないってのを思うと、どうしても王都にも小さな村にも行こうと思えないんだ。」
「なるほど。確かに私もまか…私の住んでるところからこちらへ来る際にはかなりの恐怖があったである。もう戻ってこれないんじゃないか。息子を置いて死んでしまうんじゃないか。
しかし、私はここにいる。そして無事に往復することもできた。今では安心してこちらで仕事ができるのである。」
「そうかぁ。ところで仕事って今は何をしてるんだい?」
「魔物からマ素を抜いて人間にできないかをとある研究機関に委託しているのである。もしこの技術が再現できたのなら、きっとそれは伝承に残るマアサの奇跡の復活なのである。」
◇
ミームス
隠密
あやしいかげ レベル82
ちから ???
すばやさ ???
たいりょく ???
かしこさ ???
▽わざ
???
あまいいき
ザキ
モシャス
◇