姿を真似る魔法。
一度でも目にした存在なら目の前にいなくても化けることができる。
外伝作品準拠で強さは変わらない。
特技や魔法も変わらない。
特に記憶も受け継がない。
ラーの鏡で解除できるらしいけど、魔法の持続ができなくなれば同じく解除されると思うんだ。
「いやはや、エライゴス君の知識はすごいね。ありがたく新作料理として教えてもらったレシピは改良していくよ。」
「へへへ、曖昧な記憶ばかりですけどね。お役に立てれば何よりです。10日間ありがとうございました。」
「いいんだいいんだ。旅の間中グルメ話できる仲間なんてそうそう居ないからね。何か困ったことがあれば訪ねてくれば悪いようにはしないよ。」
「その節があればありがたく!それではまた会う日まで!」
「うむ、また会う日まで!」
(さぁて、宿を確保したらカジノに行ってみるかね。さすがにホテルには泊まれないけどカジノは見るだけならタダでしょ。)
「おや、坊ちゃん一人かい?」
「はい、一泊いくらですか?」
「うちは一泊20Gだよ。払えるかい?」
「はい5日分お願いします。」
「はい、毎度あり。坊ちゃんの部屋は2階の11って書いてある部屋だからね。これ鍵渡すからなくさないようにね。なくしたらお金かかるからね。」
「ありがとうございます。それじゃ街見てきますね!」
「もう暗いから怪しい人には気を付けるんだよ。」
(おおー、ここがカジノ…ゲームで見た者より格段にデカいな。よし、入るか。)
「む、坊ちゃん。大人の方はいるかな?」
「ん?いえ、一人ですけど。」
「申し訳ないけど、規則でね。子供だけの入店はできないんだ。ごめんね。」
「あー…うん。ですよね。なんとなく有名なところだったから見たかっただけなので大丈夫ですよ!」
「また次来るときは大人の方と一緒にね。当カジノはお客様のご来店をお待ちしております。」
「はい、お仕事ご苦労様です。」
(さて…カジノはだめだった!!くそう!!……そうだ。【モシャス】)
「入ってもよろしいかな?」
「はい、ようこそいらっしゃいました。」
「うむ、お仕事ご苦労様です。」
(へへへ、王都にいた一般男性に化けて潜入してやったぜ。これで中も見物できる。)
「お客様、コインはお持ちですか?」
「へぁ、いえ、持っていません。」
「そうですか。それでは先にコインのご購入をお願いします。」
「いやね、今日は下見ですよ下見。どんな設備があるかなーって。」
「ふむ、そうでしたか。それではこちらのカードを胸に下げていただきます。」
「これは?」
「魔法封じと特技封じの効果があるネックレスです。入場の際にはかならずつけていただく規則となっております。」
「ふむふむ、了解で」ボボン
「…坊ちゃん?モシャスで入店しようとなさいました?」
「あー、その、てへ。」
「事情は事務所でお聞きします。ついてきてください。」
「はい…すいませんでした。」
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エリゴス
王子
86ゴールド
盗賊Lv12
HP107/107
MP675/680
ちから68
すばやさ109
たいりょく38
かしこさ179
▼とくぎ
一閃突き
れっぱ斬り
鑑定
みやぶる
▼解放済みまほう
〇回復魔法
〇攻撃魔法
〇補助魔法
〇特殊魔法
new モシャス
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