サザンビーク王子の覗き見   作:道化師ケダマ

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{ドノパン}
オリジナルキャラ
吸血鬼ってドラクエだといかにもなバンパイアだけど多分亜人として考えれば個体差あるよね。


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「む?今子供が通らなかったか?」

「ああ、たぶんモシャスかなんかでカジノに一人で入ろうとしたんだろうよ。

このカジノそういうところ警備がなってるからさ、たぶん事務所で怒られるところだと思うぜ。」

「ふむふむ。モシャス対策もバッチリと…本当にすごいところである。」

「そうだろそうだろ。サザンビーク一の歓楽街ってことは世界一の歓楽街でもあるんだ。

その目玉であるこの大カジノは三大国家から毎日多くの観光客が来るんだ。

中には手癖の悪いやつもね。そういうやつがヘマしやすくなるように魔法と特技を封じるのさ。ほら、そのネックレスだよ。」

「おお、これがそうなのか。普通に渡されたからサービスかと思っていたのである。」

「それつけてないやつ居たらすぐわかるだろ?腕輪とかじゃなくネックレスなのさ。」

 

(先ほどの…いやまさか。エリゴス様が一人でこんなところに…来そうですね。分身を分けて憑りつかせておきますか。)

 

「ん?今何か…」

「どうかしたか?」

「いや、気のせいである。足元がむずむずしただけだ。」

「ははは、なんだおっさん初めてスリーセブン出たからって武者震いしてるのか?

トイレはあっちだぜ。」

「ははは、なんのなんの。王都の用事はすぐには終わらないだろうし明日からはルーレットにチャレンジしてみたいである。」

「いいね、ずっとスロットってのも飽きるしな!」

 

(いい加減さっさと尻尾だしてくれないですかね。)

 

 

 

 

 

 

「陛下、殿下は何事もなくベルガラックに到着いたしましたです。」

「うむ、ご苦労。手数かけたな。」

「いえいえ、アテクシの最も得意とするのは尾行であればそれは願ってもないことですはい。」

「まだ尾行させている片割れとは繋がっているのか?」

「はいです。何か問題がない限り監視しておくつもりですけど、やめときますです?」

「いや、ありがたい。そのまま見守っててくれ。」

「もちろんでございますです。アテクシ吸血鬼ドノパンは陛下の御心のままにですはい。」

「もし危険が及ぶ場合はギャリング殿を頼れ。彼は王家の血の秘密を知る信用できる家だ。片割れも保護してくれることだろう。」

「ははぁ、ありがたきお言葉。しかし片割れもぱっと見はただのコウモリでしてですね。

そうそう危険にはなりませぬです。」

「なら良いのだが…」

 

 

 

 

 

 

「おや坊っちゃん。用事は済んだかい?」

「はい、遅くなりすいません。」

「いいんだよ。この街は夜も昼もそう変わらないからね。夜にチェックインして夕方まで寝る人も居るくらいだ。」

「うーん、不健康まっしぐらな気もしますね。」

「かくいう僕も夜勤だから同じような睡眠リズムなんだ。不健康そうかい?」

「あぁーいや全然。さすが宿の人は体力が資本ですね。」

「そうだろうそうだろう。さぁさ、良い子は寝る時間だよ。おなかが空いてなかったら早めになることだ。」

「へへへ、ありがとうございます。それではおやすみなさい。」





エリゴス
王子
86ゴールド
盗賊Lv12 寄生
HP107/107
MP675/680
ちから68
すばやさ109
たいりょく38
かしこさ179
▼とくぎ
一閃突き
れっぱ斬り
鑑定
みやぶる
▼解放済みまほう
〇回復魔法
〇攻撃魔法
〇補助魔法
〇特殊魔法

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