「いやぁ、ご馳走様でした。いいサバでした。」
「ふふふ、あの人が帰ってくる前に市場で買ってきたのよ。私一人で食べるよりほかの人と食べたほうがいいわね。」
「そういえばあの村にいた親父さんは何をやっている人なんですか?」
「あぁ、お父さんはワイン樽の職人よ。繁忙期に向けて毎日樽を作ってるの。今回渡してもらったのは金具の発注書よ。」
「なるほど。だから金払いは良いって言われてたんですね。」
「まぁ、あの村には欠かせない人であることは確かよ。娘の私が保証するわ。」
「それじゃ、そろそろ起こしますか?」
「ええ、あの人の様子が戻ってたら解決ね。」
「それじゃ起こしますよ。【ザメハ】」
「んぅ、あれ?」
「ねぇ、ジョーンズ。あなた戻った?」
「えっと…ごめんベス。なんかおかしくなってたみたいだ。」
「そうね。ちゃんと戻ったの?」
「うん。今はちゃんと落ち着けてる。えっと、坊ちゃん?いろいろすまなかったね。」
「いえいえ。しかしあんな呪いのアイテムどこで手に入れたんですか?」
「それがね、わからないんだ。」
「…ジョーンズ。ほんとにわからないの?」
「あぁ、最初に違和感を感じたのは露店を歩いている時だ。串焼きについてるタレが少なくて苛立ちを感じた。その時はまだ自分を抑えられた。
でも、10日ほど前から抑えることが出来なくなってきた。」
「それで、なんで夢魔の宿に行ってたんですか?」
「夢の中で物を壊して苛立ちを抑えることにしたんだ。ただ、それでも苛立ちは収まらなくってさ。朝はまだ夢の爽快感を覚えてるからいいんだけど、昼頃になるともうだめだ。
僕は感情のままに酒を飲むようになった。いや、飲まないと何かに当たりたくなったんだ。」
「ねぇジョーンズ?夢魔の宿で300Gなんて大金出してたのは何故?」
「自分の体を動かせ、物を壊すことができる。そんな夢を見せることができるのが300Gが最低ランクだったのさ。夢魔にも格のようなモノがあるらしい。」
「で、そのお金はどこから持ってきたのよ。」
「…あー、その。父の遺産からです。」
「…はぁ。そうだと思ってたわ。でね、今回あなたの奇行を調査してもらってたのがこの子よ。……えーと。名前聞いてなかったわね。」
「あ、エライゴスと言います。使ったのは50Gです。それも踏まえての報酬を願います。」
「そうだね…君には殴り掛かってしまったものね。こんなに小さいのに…。」
「それに関しては私がもう用意してあるの。ほら、持ってって。」
「えーと…2000G!?いいんですかこんなに。」
「あなたが居なかったらそもそも原因も不明だったし、彼が治らなかったら毎日300G以上使うことになってたからいいのよ。でしょ?」
「そうだね。それにあのままだとベスにも手が出そうだった。君には感謝している。」
「………わかりました。ありがたく頂戴いたします!」
「それじゃ、ジョーンズ。行くわよ。」
「あぁ、うん。エライゴス君。僕らは迷惑かけたところに謝りに行ってくるよ。これで依頼は完了です。」
「それじゃ、またね。」
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エリゴス
王子
2026ゴールド
盗賊Lv13 寄生
HP117/117
MP704/710
ちから74
すばやさ116
たいりょく47
かしこさ190
▼とくぎ
一閃突き
れっぱ斬り
鑑定
みやぶる
▼解放済みまほう
〇回復魔法
〇攻撃魔法
〇補助魔法
〇特殊魔法
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