サザンビーク王子の覗き見   作:道化師ケダマ

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{バーハ}
消費MP2。
一人のブレス耐性を大きく上げる。

{火炎の息}
消費MP5。
ちょっと強い火の息。

{ヒャド}
消費MP3。
単体に氷の魔法。

{リホイミ}
消費MP2。
持続的にちょっとずつ回復する魔法。


94

「よぉし、準備いいか?」

「いいよ。とても力がみなぎってるよ。」

「そうかそうか…俺としてもお前はとても相性が悪いので、今度こそ負けるかもしれないなぁ。」

「それじゃ、いくよ!ボァアァァァ!!」

「【バーハ】。いきなり火炎の息かよ。」

「君は避けるのが得意だろ?これなら避けられないでしょ。ボアァアァァ!!」

 

「とりあえず試しに【ヒャド】!」

「うわっ!?…あれ、痛くないよ!ボアァアァァ!!」

「やっぱりか…なぁ、10発当てたほうの勝ちにしない?」

「それだと僕が不利でしょ!降参までだよ!ボアァアァァ!!」

「じゃあいい加減火炎の息をやめろや!!」

「仕方ないなぁ。【メラミ】!」

「あっつぁ!!【ベホイミ】!【マホカンタ】!」

「【メラミ】!!うわぁ!?」

 

「もうメラミは受けねぇぞ!おら!」

カァン!

「いた…くない!」

「やっぱりメタルボディじゃねーか!お前に効く特技持ってるけどさぁ…」

「じゃあ使ってみればいいじゃん。」

「そしたらたぶんお前死ぬんだよなぁ…」

「なんで1か0なの!ボァアァァァ!!」

「しょーがないだろそういう特技なんだから!おら!おら!」

カァン!カァン!

 

 

 

 

 

「ふー…ふー…さすがにもう、疲れてきたんだが!?」

「こっちだって…過呼吸になりそうだよ…ボァアァァl!」

「なんかないか…なんかないか…」

カァン!カァン!

 

「もう、こうなったら…スゥゥゥゥ!!」

「げ、俺は逃げるぞ!!」

「………」

「追ってくるなぁぁ!!」

「ボアアアアアア!!」

「あっつうう!!【ベホイミ】!【リホイミ】!」

「はぁ…はぁ…まだ諦めないの?」

 

「…そうだ!あの手があった!!【マホトラ】!!」

「うっ!?……きゅう。」

「はー…マジでマホトラ系は便利だなおい。8じゃ効かなかった気がするけど効いてよかった…」

 

 

 

 

 

「…うぅ?何がどうなって…」

「やっと目覚めたか。俺の勝ちだぞ。」

「あ、さっきのずるくない!?」

「そうでもないぞ。あれはお前が油断してたから当たったんだ。

それに、ああでもしなきゃ止まらなかったろ。」

「エリゴスが降参すればよかったじゃん。」

「馬鹿なこと言うなよ。ペットに負けてたんじゃまだまだだろ。」

「ぐぬぬ…せっかく強くなったのになぁ。」

「お前が強くなっても俺のほうが強くなってやるよ。恵まれた生まれだからな。」

 

「殿下!もうよろしゅうございますか?」

「あぁ、訓練場貸してくれてありがとう。」

「兵士たちは皆復旧に駆り出されていますからね。人間と魔族の訓練が見れて私も満足です。」

「じゃあ、俺たちは火の庭園にいるから。もしスラぼうに用事がある人が来たらそう言っておいてくれ。」

「かしこまりました。お疲れ様でした。」





エリゴス
王子
1867ゴールド
盗賊Lv13 寄生
HP117/117
MP632/710
ちから74
すばやさ116
たいりょく47
かしこさ190
▼とくぎ
一閃突き
れっぱ斬り
鑑定
みやぶる
▼解放済みまほう
〇回復魔法
リホイミ
〇攻撃魔法
ヒャド
〇補助魔法
バーハ
〇特殊魔法
マホトラ

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