喋る馬が居るんだし魔物じゃなくてもやばい動物居そう。
{きつねび}
モンスターズに出る魔物。
狐の顔の浮かんだ青い炎の周りを、同色の炎が囲んだ姿をしている。
「ふぅ…ふぅ…子爵、ここはどこなんだ。」
「わかりません…もはや北がどちらなのかも…」
ガサガサ
「「ヒィッ!」」
「コヤーン。」
「な、なんだ。ただの狐だ。」
「伯爵、この狐食料にしませんか。」
「ふむ。しかし子狐か…あまり腹が膨れなさそうだな。」
「【ヒャド】」
「コ、コヤアアーーン!!」
「む、逃したか。」
「疲れているのやもしれんな。今日はもうここらへんで休める場所を確保しよう。」
「はい。といっても…木が多すぎてどこも腐葉土まみれでよこにはなりたくないですな。」
……ォォォーーン
「む?今何か聞こえたような。」
「どうした子爵。トヘロスは張ったぞ。」
「うーむ、気のせいか。」
……コォォォォーーーン
「いや、気のせいではない!伯爵、何かが来ます!」
「おそらくは親狐か何かだろう。むしろ来たら食料にしようじゃないか。」
コォォォォォーーーン!!
「な、でかすぎる!!」
「まて、まて、狐は人を化かすと聞く。きっとこれも幻術の類だ。………【バギ】!」
「効いてない!?………【ヒャド】!」
コォォォォーーーーン!!
「「「ボアァ!」」」
「げげ!きつねび!!」
「ただの動物が魔物生み出したぞ!?」
「「「【ギラ】」」」
「ぎゃあああ!!!」
「子爵!?お、おのれ!………【バギ】!」
「ボア…」
「「【ギラ】」」
「ぎゃっ…ぐぐ…【バギ】…」
「「ボア…」」
コォォォーーーン!!
「「「ボアァ!」」」
「ひ、ひぃぃぃ!!すみませぬ伯爵!!」
「…………」
「「「【ギラ】」」」
「ぎゃあああああ!!」
「ドノパン、彼らはこの先か?」
「はい陛下。アテクシの片割れがちゃんと追尾してますです。」
「陛下ぁ。たしかこの森ってぇ…」
「うむ…動物でありながら魔物以上の力を持つキュウビとやらの縄張りだった気がするが。」
「そうですはい。どうやら彼ら、キュウビの子供に攻撃を加えたようですはい。」
「んー…ってことはぁ、俺たちが着くころには死んでたりしてぇ。」
「それでも生死の確認はしなくてはならない。そして死んでいたとしても死体を持ち帰れば蘇生ができる。むしろ死んでいた方が大人しくていいかもしれんな。」
「やだねぇ、あのガキンチョがこーんな殺伐とした考え持っちゃって。」
「息子だけではない、城の者全員を危険に晒し、国家転覆のような研究をしていたのだ。必ず情報を吐かせねばならん。」
「陛下、彼らはキュウビの生み出したきつねびによって倒れました。恐らく死亡かと。」
「む、燃え尽きる前に急がねば。ドノパン、キュウビが死体処理しないように妨害してくれ。」
「はい、かしこまりましたです。」
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エリゴス
王子
1867ゴールド
盗賊Lv13 寄生
HP117/117
MP632/710
ちから74
すばやさ116
たいりょく47
かしこさ190
▼とくぎ
一閃突き
れっぱ斬り
鑑定
みやぶる
▼解放済みまほう
〇回復魔法
〇攻撃魔法
〇補助魔法
〇特殊魔法
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