非売品で錬金とかでしか手に入らず、錬金以外では七賢者の遺した品として手に入るので国宝にしときました。
「殿下、陛下が帰還なさいましたよ。」
「ありがとう。えーと。さっきの方。」
「…やはりお分かりですか。皆には内緒でお願いしますね。」
「もちろんですよ。案内お願いします。」
「おお、エリゴス。戻っていたのだな。」
「犯人は捕まえられました?」
「そうだな。捕まえたというよりは遺体の回収だったが確保できた。この後蘇生して尋問をする予定だ。」
「ならよかったです。そういえばスラぼうが崩落現場で変化しましてね…スライムマデュラっていうマデュライトの塊のような種族に。」
「何、つまりあそこにはまだマデュライトが…発掘できれば今後の対策に仕えるかもしれないな。よく知らせてくれた。」
「いえー、それじゃ父上の無事も確認できたのでベルガラックに戻ろう…とは思えないんですよ。さすがに飽きてきました。」
「そうか…まぁ子供一人では行けるところも限られているだろうな。そうだ、ギャリング殿に会うことができるように紹介状を書こう。」
「あー、その。これを貰いました。」
「む、それはギャリングダガー。私の書斎から持ち出したわけでもないだろうし自力で会うことが出来たのか。さすがエリゴスだ。となると私にできることは…思いつかないな。何か欲しいものはあるか。」
「前まではお金が心もとなかったですけどベルガラックで2000Gほど稼げることがありましてお金には困ってないですね。しいて言えば…尋問に付き添いたいなぁと。」
「むぅ、しかしお前はまだ7歳だろう。尋問は見苦しいところも多いぞ。」
「まぁたしかに子供に見せるモノじゃないかもしれないですけど、個人的に聞きたいことがありまして。」
「そうか…わかった。ただし本格的に尋問を行う前だ。」
「ありがとうございます父上。」
「では、そろそろ蘇生も終わったころだろう。向かうぞ。」
「うぅ…ここは。」
「ここは王城です。あなた方は遺体として確保されたところをこうして蘇生されたのですよ。」
「あ、あなたは大臣殿!そんな…もう絶望だ…そのまま殺しておいてほしかった…」
「そうはいきません。あなた方が目論んでいたこと、南西研究棟でやっていたこと、関係者、全て吐いてもらう事になります。」
「く、くそがぁ!!………【イオ】!」
「無駄です。何の対策もしていないとでも?既に国宝である魔封じの杖によってあなた方の魔法は発動しなくなっているのです。諦めてそのまま座っていなさい。」
「く、くそぉぉ!あああ!!」
「ふん、蘇生したばかりで無理やり動いても平衡感覚がぶれて当たらんよ。兵士よ、この二人を縛っておけ。」
「かしこまりました。」
「く、くそぉ…このようなことをして許されるとでも…!!」
「何を勘違いしている?誰がお前たちの身分を保証するというのだ?平民以下の犯罪者めが。お前はたとえ全て吐いたとしても前大臣と同じく一生を獄中で過ごすことになる。今のうちに我々の心証を良くしておくべきだな。」
「大臣殿、陛下が来られました。」
「おや、時間のようですね。どうぞ、陛下。」
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エリゴス
王子
1867ゴールド
盗賊Lv13 寄生
HP117/117
MP632/710
ちから74
すばやさ116
たいりょく47
かしこさ190
▼とくぎ
一閃突き
れっぱ斬り
鑑定
みやぶる
▼解放済みまほう
〇回復魔法
〇攻撃魔法
〇補助魔法
〇特殊魔法
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