名前何にしようね。
「エリゴス様、先ほどの質問についてですが。まさか私の尾行を邪魔しようとはしていないでしょうね。」
「いやいや、それは心外だな。俺は分身君のために聞いたんだよ。なんせ誰が尾行対象か知らないからな。聞いたって教えてくれないだろう?」
「…まぁエリゴス様のちょっかいを出したがる性格を考えると教えませんね。」
「そうでしょ。だからあらかじめ知っておいて近寄らないでおこうという優しさだよ。」
「まぁ邪魔をしないなら構いません。それで城下町で何をするのですか?」
「あれから下水道がどうなったか見に行こうかな。分身君も来るかい?」
「私は他の分身と情報共有をしてきます。別の分身を憑けておきますのでそちらを使ってください。」
「はーい、それじゃ退治されないように気を付けてな。」
「む、坊主。ここは立ち入り禁止だぞ。」
「あれ?下水道に見張りついたんですか?」
「坊主は知らないのかもしれないが数日前に十数人が行方不明になった原因の魔物がこの中に居たんだ。念のために誰かが入らないように俺みたいな傭兵が下水道の見回りや警備をしてんだ。」
「あー、ネズミの魔物ですよね。そっかぁ、いやね、下水道どうなったかなーって気になって来たんですよ。」
「子供だから好奇心が強いのはわかるが仕事なんだ。坊主は帰って家で大人しくしてな。」
「はーい。失礼しましたー。」
(巡回警備されてるならいいんだけど、この後どうしようなぁ。)
「はい坊ちゃん、卵焼き定食お待ち。」
「はーい、ありがとうございます。」
(一度城に戻る…?いやまだ入っちゃダメだろうしなぁ。いっそベルガラック戻る?いやぁ、ベルガラック行ってもなぁ。)
「おい、坊主。美味そうなもん食ってんじゃねぇか。それなんてメニューだ?」
「卵焼き定食。」
「おう、ありがとよ。オヤジ!卵焼き定食1つくれ!」
「あいよ!座っててくれ!」
(うーん、やっぱあの村に戻って手紙渡した事伝えて美味しい葡萄ジュースを飲みに行こうかな。よし、そうしよう。)
「いやぁー、うめぇな。おい坊主、お前もそう思うだろ。」
「そうですね。」
「そっけないな!がっはっは!!」
「じゃあ用事があるので。」
「おいおい、もっと話そうぜ!俺はお前みたいなガキが好きでよ!酒ついでくれや!」
「…【ラリホー】」
「んあ?……眠い……ぐぅ。」
(魔物の噂聞きつけたのか傭兵多いし居心地悪いなぁ。やっぱあの村に滞在しよう。よし。)
「分身君、ベルガラックへ行く途中のワインが名産の村に滞在してるから。他の分身にも伝えておいてくれ。」
「かしこまりました。」
「店主さんごちそうさん!」
「あいよ!またおいで!」
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エリゴス
王子
1863ゴールド
盗賊Lv13 寄生
HP117/117
MP632/710
ちから74
すばやさ116
たいりょく47
かしこさ190
▼とくぎ
一閃突き
れっぱ斬り
鑑定
みやぶる
▼解放済みまほう
〇回復魔法
〇攻撃魔法
〇補助魔法
〇特殊魔法
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