個性制御施設
個性の制御が難しく、日常生活を送ることが困難な者を預り制御が可能になるまで教育する機関。
担当者は元ヒーローが勤め安全は最大限に気を配っているが危険な個性を持つ者が集まるという意識から利用者はかなり少なく1年に0人~3人がせいぜい。
そもそもそれほど強力な個性持ちもそれほどの頻度で誕生する訳でもなく、あまりに多過ぎる場合は危険性を考慮し別の地域の施設へ送る為1つの施設には多くても5人程度しかいない。
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地城 千土(ちしろ ぜんど)
性別:男 年齢:15歳
好きなもの:焼き鳥(砂肝)・粘土弄り
個性:『地質操作』
砂や石などの『地』に属するものを操る個性。
その他に地盤を崩して地割れや一定範囲の砂漠化、地面の振動を感知し周囲の索敵も可能と非常に幅広い能力。
しかし、発動条件として地面に足がついていなければ大半の能力は失われ静止している物は操れなくなるという欠点がある。
捕縛、攻撃どちらにも優れた能力であり、奥の手の溶岩や隕石は非常に高い威力を誇るがどちらも殺傷能力が高過ぎる上に時間や反動がかかり過ぎて実戦向きではないとは本人談。
気楽な性格で基本的にその場のノリで行動している為幸と不幸を繰り返すことが多い。
クラスでは上鳴や切島などと共にムードメーカー的ポジションだが放課後は家事などで忙しい為学外ではあまり人付き合いは少ない(割りに居残りで反省文作成などが多いが)
過去に両親を失い後見人の安藤 心奈の計らいもあって個性の制御が困難な者を保護し制御が可能になるように教育する『個性制御施設』に入りそこで個性に悩む者達と関わってきた経歴を持つ。
母の教育や施設の者達と関わる内に身に付いた他人の個性の活かす能力に優れその場にいる者とすぐに連携を取ることができる。その為戦略立て等の思考能力も高く、嫌がらせレベルのものから相手の度肝を抜く大胆なものまで思い付き実行する――が、浮かれやすい性格が災いし途中で気を緩める時もあるため相澤先生曰くまだまだ粗いとの厳しい評価。
実力的には轟、爆豪などと並びクラスでも頭一つ抜けている上性格的にも絡みやすい為クラスメイト達からの信頼は何だかんだで結構高い。
主な交流は耳郎、障子、常闇の3人。
最近は緑谷、切島、轟とも絡んでいる時がある。
一方体育祭以降麗日に軽くトラウマを抱き目が合うと若干肩を上げている――怖いとか嫌いとかじゃない、ただビビるとは本人談。
過去の経験からヴィランや他人を怯えさせる人を恨みに近い程嫌っているが憎しみで行動するヒーローなんかじゃ誰も安心しないと認識している為踏み留まっている。
オールマイトは幼い頃からの憧れであり越えるべき目標。入学当初は今尚大きい差に気後れしていたがUSJの事件以降は改善――したが今度は昔の自分の態度を思い出して申し訳ない気持ちになる為顔を合わせるとやっぱり気後れする。
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虚峰 空(うつろみね くう)
性別:女 年齢16歳
好きなもの:レトロゲーム
個性:『空想』
自身が空想した事象を現実に反映させる非常に強力かつ危険な個性。
その特性故に自身の意思で発動出来ず無意識の内に発動するため自身の願望を叶えるという使い方は不可能。
過去に恐怖のイメージにより暴走、2度も大きな悲劇をもたらしたが『個性制御施設』での生活や心奈、千土の存在により今では暴走の危険は皆無。
また、年齢の経過による精神の成長によって徐々に空想力そのものが低下している為それに伴いこの個性が発動することもほぼなくなっている。
それでも千土にとっては警戒すべき個性であり、郵便対応なども基本千土がする他、空の前では刃物の使用を極力避けるようにしている。
大人しい性格で少し変わった口調が特徴。
引きこもり生活が長く続いており対人能力は皆無、千土や心奈、後は施設で知り合った者以外の交流は全くなく、万が一にも空想する余地がないようにその方が都合が良いとも思っていたがUSJの事件で入院した千土の病室で緑谷など千土のクラスメイトと接触、僅かながらも交流した。彼女にとっては想定外の事ではあったが千土の友人達ということもあり会えたことを心から喜んでいた。
千土の事は義理の弟ととして大切に思っている。
自らの個性が原因で彼の両親を奪ったこと、彼の進む道を決定付けたことに負い目を感じているが千土自身がそれを何より望まないと分かっている為意識しないようにしている。
施設にいた頃は現実とフィクションの区別を強くするべく心奈から敢えて大量のゲームや漫画を与えられたこともあってがっつりインドア派になったが以前は誰とでも気さくに関わっていこうとする明るい性格で年不相応に冷めていた千土にとっては数少ない友人だった。
当時の性格を知る者はあまりに少ないが見る者が見ればどこかの浮かれた少年を思い重ねるかもしれない。
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安藤 心奈(あんどう ここな)
性別:女 年齢:44歳
好きなもの:甘いもの・競馬、パチンコ
個性:『メンタルケア』
彼女が触れる、または会話を交わした相手の精神を安定させる能力。その為衝動的に犯罪を起こした者を傷つけることなく抑えることができ、最も平和的に解決する優しいヒーローとして一時期ヒーローランキングの上位まで昇りかけていたが彼女自身が人気上昇途中でヒーローを引退し『個性制御施設』の院長と精神系の医師へ転身した為あまり知名度は高くない。
施設に入る者は皆激しい自己嫌悪や自暴自棄で危うい精神状態である為、その多くがこの個性に救われている。
強力な反面自分自身には使えないという制限と多用すれば自分がダウナーになるという反動がある。
穏やかで世話焼きな性格――だがその性格が災いしホイホイ個性を使う為基本いつもダウナーになっている為病室の同僚達からはローテンションな人と本気で思われている。
雄英高校ヒーロー科の卒業生であり、千土の母(砂羅)の二つ下の後輩であり学生時代は学科・学年は違えど良く一緒におり彼女に懐いていたらしい。
良い案が浮かばず彼女に相談した結果付けられたキャラじゃない程可愛いらしいヒーローネーム『リラクゼーココナッツ』という名は今尚彼女の心に深く傷を残している。あまりに早い引退理由はそれのせいではとまことしやかに噂されているとか。
学生時代の知り合いという点とその個性によってエンデヴァーに彼の妻のメンタルケアを依頼されており彼女から轟家の事情は少なからず聞かされていた為、わざと口を滑らせたのをきっかけに千土を彼女と引き合わせた。
基本的には『個性制御施設』に住み込みで勤務し合間を縫って病室の非常勤医師、まれに千土と空の様子を見に行ったりとかなりハードワーカーな生活をしている。
本人は周りに仕事してないと落ち着かないと公言している。
実は彼女自身も最も親しんでいた先輩を失ったことに心を痛めており仕事をしていないと落ち着かないというのもある意味本音でもある。
結果としてかなり稼いでいるのだが大半を施設に入れ残りを千土や含話に仕送りしている為手持ちの金はほとんど無い。そして残った所持金は競馬やパチンコに消えている。
リカバリーガールとは方向性は違えど同じ医療系ヒーローとして良くお世話になっていたらしい。
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音々本 含話(ねねもと ふくわ)
性別:女 年齢:15歳
好きなもの:服集め
個性:『腹話術』
自分が購入した、あるいは譲渡された所持品から声を出す個性。
購入、譲渡された物なら大半の物で発動可能だが以前は発動のON/OFFコントロール出来ずに自身の本音を勝手に話してしまうものだった。
所持品は荷物やアクセサリー、衣服でさえ発動可能、その為周囲に合わせる為の嘘もつけず疎まれながら過ごすことを余儀なくされた。
千土達より先に『個性制御施設』に居た少女
個性の暴発により意図せず母親の浮気を父親にバラし家族関係を壊してしまった経歴を持つ。
結果として親権は父親となったが自暴自棄になった父に半ば捨てられる形で施設に入れさせられた。
自分だけが嘘をつけないが故に他人とのコミュニケーションを嫌い誰に対しても素っ気ない態度をとっていたが『腹話術』の個性が『自分の所持品』を媒介に発動することに注目した千土が衣服から勉強道具まですべて『個性を制御できる様になるまで貸す』と言って手元の物を全て『借り物』だけにし個性が発動しなくなった事で他人と対等な条件で話せる様になりほんの少し改善を見せた。
個性への苦手意識が薄れたことで個性の制御も徐々に上達し今では発動のON/OFFが可能になった為施設を出て1人暮らしをしている。
心奈からの支援を受けて通っている経営科の学校で明るいキャラとして高校デビューを満喫している(実際は対人経験の少なさ故にかなり緊張しているらしい)。
また個性の制御が出来なかったころは物を持つことさえ嫌っていたがON/OFFの習得と同時に克服、今では学校の友人達とバイトで得たお金でショッピングを楽しんでいる。(着る服はいつも男物を好んで買うため周囲から不思議がられている)
個性制御の練習中、自分の意思で発動させた『腹話術』がどこまで離れても発動していたことで『絶対にバレないナビゲート手段になる凄い個性だ』と千土に将来自分の事務所で雇うと宣言された。
千土のことは変わるきっかけを与えてくれた最高のヒーローとして感謝している、また千土にとっても初めて他人を救えたことで前を向ける様にしてくれた恩人だと思ってる。
空とも親しい関係で今でもメールや電話のやり取りをしている。
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月見 狼次
性別:男 年齢:14歳
好きなもの:サラダ・ネットゲーム / 焼肉・アーケードゲーム
個性:『狼男』
満月の夜に人狼になり身体能力が大きく向上する他、人格も少し狂暴性が増す異形系の個性。
その特性上普通の個性と比べて慣れる為の時間が短く個性が身体に馴染むより早く力加減が必要なレベルまで成長してしまった為施設に入ることになった。
一度人狼に変化すると睡眠をとるまで元の状態には戻らない。
千土達より後に入ってきた1つ下の少年。
性格は根暗、満月の夜になるまで個性が発動しない為実質無個性として周囲からからかわれる日々を送っていた。その為人付き合いに消極的でアニメやゲームにのめり込んでいた。
一方で、個性が発動する満月の夜にのみ表に出る人格はその短い活動時間に納得出来ずある日をきっかけに寝ずの生活を送り始めた。
一応主人格への義理立てとして2週間近く学校にも出ていたが睡眠不足の生活と主人格に対してと変わらずにからかいにくる周囲にストレスが爆発し思わず拳を出してしまった結果、個性で強化された身体の力加減が上手く出来ず大怪我を負わせたことで施設に入ることになった。
主人格側は発動した時には自分の意思はない個性に自分ではどうしようもないと諦め施設の自室に引きこもり、一方で満月になると顔を出す裏人格も個性制御の訓練をせずに施設から抜け出し自由に振る舞おうとする為、 両方に対して心奈から相手を任され千土は関わりを持つことになる。
手を焼くかと思われたが主人格側は3日程で意気投合。
適当に隣でアニメ見てたら気付けば何か話が合ったとは本人達談。
一方で裏人格側とは上手くいかず毎度抜け出そうとする彼に対してお目付け役として付き添い、規定時間で必ず帰らせるという取り決めをしていたが何度も殴り合いに発展し続けた。
5度目の殴り合いの最中で吐露した彼の行動理由は「僅かな時間しか存在できない事への憤り」であった。
施設に入り5度目の満月を過ぎた頃、すっかり千土と打ち解けた主人格の狼次は千土を通しもう1人の自分の本音を知り6度目の満月を迎える直前に彼への手紙を握るのだった。
満月を迎え主人格と入れ換わった裏人格は意識を得た直後に自身が握る手紙に気付く。
そこに記されていたのは『限られた時間しか存在できないもう1人の自分への謝罪、自身を苛める連中をぶん殴ってくれた礼、そして欲しいもの、したい事があるのなら協力するからこれからも共に生きて欲しい』という自分自身から自分自身への言葉。
初めて触れたもう1人の自分の感情、それでもなお施設を抜け出そうとすると待ち構えていた千土と最後の殴り合いを繰り広げる。
やがて互いに地面に背を付くと千土は空に輝く満月を指差し『自分がNo.1ヒーローになれば大量に金も入ってくるだろうからそれで宇宙に連れていてやる』と宣言される。
『そこならずっと満月だ』と笑うに千土の荒唐無稽な話に戸惑いながらも「それもう1人の俺はどうなんの?」と聞いてみれば気まずそうに「考えてなかった」と返ってきて爆笑、アホなヒーローに付き合いきれないと眠りにつくのだった。
その後に迎えた7度目の満月の日、千土の前に立っていたのは自身と殴り合う人狼。――その目的は個性を身体と馴染ませる為に。
施設での生活で個性の力加減は完璧に可能になった為既に施設を出て両親と生活している。
最も両人格とも性格はそのままの為、主人格は高校からは本気出すと今年で最後の引きこもり生活を満喫しながら来年からサポート科の高校への入学を一応考えている。
一方、裏人格は今が楽しけりゃそれで良いと深夜のコンビニやらカラオケ等に夜中に知り合った友人達と一緒にたむろしている典型的な不良生活を楽しんでいる。
含話同様、両人格とも千土のことは自分達を変えてくれたヒーローという認識であり、恩返しとして自分が面白いと思った物をとにかく薦めている。
結果、千土はサブカルチャー面に詳しくなった上に深夜徘徊で補導されかけたこともある。
インドア派の主人格は空とも仲が良くゲーム談義でよく盛り上がっている。
一方施設の者達の中で珍しくアウトドア気質な裏人格の方が実は千土と波長が合う為良く遊びに誘っていたが千土が雄英に通い出してからはイメージを気遣い狼次側から誘う頻度は少し減っている。
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地城 砂羅
性別:女 年齢:40歳(享年)
好きなもの:空騒ぎ・息子、養女
個性『砂』
雄英高校経営科卒業生
雄英高校きっての自由人として一部教員や卒業生の間ではかなりの有名人。
自身の2つ上の先輩から2つ下の後輩まで片っ端から適正のある事務所へ売り込みまくった過去を持つ。
その手腕は実際凄まじく、見境がない割には斡旋した者達はサイドキックとして各事務所で成功を果たし後に独立し自分の事務所を持つに至った者も多いという。
ちなみにオールマイトやエンデヴァーにもアプローチを仕掛けたらしいが売り込み前にオールマイトは海外に飛んでエンデヴァーにも余計なお世話だと一喝され断念したという。
その経歴故の顔の広さから各方面に独自の情報網を持っており、ある程度の規模の事件なら自然と耳に入ってくるらしくAFOを追っていた当時のオールマイトは奇妙な情報が耳に入っていないか尋ねに来ていたが暴走した空の個性により怪物化したヴィランから千土と空を逃がす為応戦した砂羅は死亡しオールマイトがAFOの情報を得ることは叶わなかったが千土と空の命を救うことになった。
経営科として他人の個性を把握、活かすことを第一に考えるようにしており、これは千土も引き継いでおり彼にとってはあらゆる意味で決して忘れることのできない存在。(あまりにも印象が強すぎて雄英といえば経営・ヒーロー科の名門高校という認識になり初日のやらかしの原因となった)
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地城 陸斗
性別:男 年齢:41歳(享年)
好きなもの:のんびりとした時間・息子、養女
個性『地面』
雄英高校と比べ2~3流評価のヒーロー科高校の卒業生。
小さな町のヒーロー事務所のサイドキックとして長年勤め、実力はそこそこだったが困っている人のもとへすぐに駆け付け手を差し伸べ町中から人気のヒーローだった。
ヒーロー活動の中で一人のヴィランを取り押さえたが、後にそのヴィランの弟に逆恨みを受け家族で出かけた最中に襲われる。
致命傷は避けすぐに応戦するはずだったが、恐怖に駆られたことで暴走した空の個性で怪物化したヴィランを前に勝ち目がないことを直感、千土と空を逃がす為時間を稼ぐべく応戦し死亡した。
実績も実力も有名なヒーローと比べて微々たるものだったが千土にとっては偉大なヒーローであり、父が最後に教えてくれたヒーローの魔法の言葉は決して忘れない記憶として焼き付いている。
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おまけ
オールマイト
基本的には原作と変わりませんが本作では未判明の年齢を48歳の考察を採用しています。
その為原作・スピンオフ次第では錯誤するかもしれませんがお許し下さい。(あまりに影響が大きい場合は修正するかも…)
千土達を助けたのはAFOとの6年前の激闘の数ヶ月前といった時系列の設定です。