原作通りにいかないけど、何とか頑張ってます。   作:ホルイゾ

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なんだかんだあったので初投稿です。

ちょっとばかし説明を。

アームドギア(大剣)
 少し厚い大剣。これ自体に特殊な力は無いが、力に任せて振るう事で硬い敵をも断つ事が出来る。イメージはベルセルクのだんびら。



ライブに行こうかと思ったけど、どうしよ。

 あれから数年。中学生になった俺は    

 

「もっと腰を入れて打て!それじゃあ当たらんぞ‼︎」

 

「はい!」

 

 

    山で特訓してます。

 

 

 

 いや、なんでやねんと思うかもしれないが、これにはれっきとした理由がある。

 あの騎士との戦闘以来、自分の力不足を感じた。筋力、技術、体力、全てにおいて足りない、そう思った。このままじゃこれから出てくるかもしれない未知の敵はおろか、ノイズにもボコられる。

 もしそうなってしまっては原作主人公の足を大いに引っ張る事となる。それは避けたい。

 しかし、そうは言っても我流で鍛えるのにも限界があるだろう。さてどうすっかなぁ、と考えたところ、前にじいちゃんが生身で熊を殴り飛ばしていたのを思い出した。

 もうそこから動き出すのは早かった。土下座しながら頼み込むと、最初は拒否していたじいちゃんだったが、何度も頼み続けると渋々ながらも承諾してくれた。

 

 そんなこんなで鍛えてもらうことになったが、最初はもうキツかった。某暗黒卿みたいに一方的にボッコボコにされた。なんだアレ。距離詰めたら地面に埋められてたり、距離とったらいつの間にか背後にいたとか。あんなん無理ゲー、フロムゲーよりも難しいぞ。

 それでも、途中からなんとか目で追えて対処することぐらいは出来るようになってきた。因みに勝てた事は一度も無い。

 

「どうした!敵を前に考え事をしとる場合か!」

 

「そんなんしてねーよっ!てか強いんだよジジイ!」

 

 そうこう考えていると、不意にじいちゃんからの鋭い左ストレートを打ってきた。しかし沙樹はそれを顔面スレスレで右に体を逸らすと、お返しとして逸らした勢いを利用して、左足でハイキックを叩き込んだ。

 

「甘いわ!たわけが!」

 

 すると、じいちゃんはハイキックを右手で掴み、思いっきり持ち上げた。

 

「おわ、ちょっ、待っ」

 

「待ったなしだ!」

 

 そこからは一方的な蹂躙である。右手だけでグルングルンと沙樹をぶん回すと、ありとあらゆるところに叩きつけてきた。それも、木や岩などが軋んだりするぐらいの強さで。そして最後にぶん投げた。

 ぶん投げられた沙樹は、辺りの木をへし折りながら巨岩へとめり込むようにぶつかった。因みに沙樹は3回叩きつけられた辺りでもう意識が飛んでいた。

 

 

 

 

 

「やっぱり強くない?じいちゃん。」

 

「そりゃあそうだ。大人だからな!いつでも子を守れるようにしないといかんからなぁ!」

 

「すげーなOTONA。その技術とかはどうやって鍛えたの?」

 

「まぁ昔に色々とやったんだ。ほっほっほ、懐かしいの。」

 

 

 何かはぐらかされたが、あまり気にせず気の抜けた相槌をうって水分補給していると、近くに置いていた携帯が鳴った。

 携帯を手に、連絡先を見るとそこには中学に上がってから仲良くなった友達の名があった。通話ボタンを押してから耳を近づけると、喧しい声が響いた。

 

「もしもs」

 

「聞いて聞いて‼︎ライブのチケット当たった‼︎」

 

「うるさっ」

 

 あまりの大きな声にびっくりして携帯を耳から遠ざけた。耳鳴りがしてきて思わず顔を顰めたが、ゆっくりと携帯を耳に近づけて丁度いい距離にした。

 

「わかった。わかったから落ち着いて?両耳がトンネルみたいに開通しちゃう。」

 

「あ、ごめんごめん。」

 

「それで、何のライブ?テイラー?ジャスティン?」

 

「何で外人ばっかりなの?えーとね、何だと思う?」

 

「よーし切るぞー。」

 

「ごめんて。それで実は!()()()()()()()()のチケットが手に入りました〜!」

 

 は?

 

「えへへ、驚きすぎて声も出ない?」

 

「あ、あぁ。凄いね!びっくりしすぎて心臓止まった。」

 

「それ死んでない?まぁいいや。さらにね、そのチケットもう一枚あるんだぁ〜。」

 

 oh Jesus!神はどうやら俺が嫌いらしい。というかこれただの死刑宣告やん。遠回しに死ねって言ってるような物じゃん。いや、でもまだ別の友達と行くって話をするだけかも..........!

 

「へ、へぇー。そうなんだ.........。」

 

「そこでさ、一緒に行かない?二ヶ月後なんだけど!生のツヴァイウィングだよ!絶対凄いって‼︎」

 

 嗚呼ゴミカス、死ね。神はどうしても俺を殺したいらしい。俺何かした?なんなら菓子折り持って詫びに行くよ?

 と、まあ愚痴っていても仕方がないので、やんわりと否定する事にした。

 

「いや〜、ごめん!その日さ、私のおじいちゃんと用事があって行けそうに無いんだ!だから「いいぞ。」

 

「..............え?」

 

「行ってくるといい!偶には友と遊んで交友を深めてきなさい。」

 

 すげぇ、本格的に逃げ道が潰された。ここまで来ると笑えてくるわ。あとジジイのその優しさは、もうちょっと下手のところで発揮してほしかった。

 

「あ、今のおじいちゃんの声⁉︎だったらいいじゃん!行こうよ‼︎」

 

「うん、ソウダネ..........ハハハ。」

 

 バックれようかな。などと考えながら俺は友達の話を聞き流した。

 

 

 

 

 

 

 

 時計の針が12を指す頃。

 

 目をぐしぐしとこすると、ベッドに腰掛けた。

 やっぱりじいちゃんの修行はイカれてるせいか、ほぼ毎日が筋肉痛だった。このままだとアスリートになりそうだな。と独りごちると、近くの机の中から小さな手帳を取り出した。

 手帳を開くと、そこには『仮称「アロンダイト」について』と雑な字で書かれていた。

 

 さて、この数年間はただただ修行していた訳では無い。修行の合間を見つけてはちょくちょくとこの『力』についての実験などもしていた。

 『力』、と表現するのは、少しシンフォギアとは異なる力を持っていた事だった。いや、正確には()()()()()()()()()()ことにあった。

 原作だと聖遺物と融合した主人公はギアを纏う時、『胸が熱い』などと言っていたような気がする。ならば俺もこれ纏う時に何かあるのでは?

 

     そう考えていた時もありました。

 

 まさかの何も感じない。流石にこれは笑うしかなかった。詠唱からのギアインナーや鎧を装着するところまでは良かったのだが、それまでにも何も感じなかった。本当に聖遺物埋まってたりしないかこれ?

 

 そのまま首を捻って考えていたら二課の連中が来て大変だった。なんと装者だけでなく司令のOTONAまで来た。てかあんたもヘリから飛び降りて無傷で着地ってどういう事だよ。やっぱり人間じゃないだろお前。聖遺物の一種かなんかだろ。

 因みに二課にはバレてなかった。これ以降も何回か付近まで来たことはあれども、完全に見つかって追っかけられたりも無い。

 その理由として、FGOのランスロットの保持するスキルの一つ『己の栄光の為でなく』という宝具がある。これは自分のステータスや姿を隠蔽し、相手から見えなくする。という物なのだが、何故かこれが発動したらしい。

 やっべ、隠れろ隠れろ。なんて考えてたら、いきなり体から黒い霧が出ていた。因みにこの能力はアウフヴァッヘン波形やエネルギー反応まで消すらしい。実際に二課の連中が探しに来た時は数時間だけ探して帰っていった。以降、この『力』を使う時はこの霧を纏いながらにしている。

 

 次に、木の棒を使った対ノイズ用武器化についての実験をした。

 最初に『力』を使った時、木の棒がノイズに通用したこと。それがやっぱりFGOのランスロットの宝具『騎士は徒手にて死せず』というのがある。これは単純にうなじからのコードや手に持った物を武器として扱えるようになる物。

 これを何回か使用してみて分かったことがあった。それは、自分の発想次第では何にでも武器となり得ること。棒は勿論の如く武器化し、石ころ、果てにはタライまで武器化していた。つよつよじゃん。

 ただ、ひとつだけ疑問が残る。もしシンフォギアを武器化したらどうなるのか、それが気になった。武器化したら展開されてアームドギアが使えるようになるのか、もしくは何も反応無しなのか。そこら辺は機会があったら検証する形でいいだろう。

 

 そして、最後にアームドギア。それに1m弱の鉄棍が追加された。握ってみると、赤い筋が入った。完全にこれバサスロットの使ってた奴だよな?

 因みにこれは、『騎士は徒手にて死せず』の実験の産物で出来た物。自然あふれる所ならまだしも、市街地や基地とかにそう簡単に武器とか見つかるのか?と考えながら実験した結果、いつの間にか出来た。やっぱりこれも心象変化の効果なのだろうか。まぁ武器は幾らあっても良いだろう。

 

 

「やーっぱり個人で研究出来るのもこれぐらいだよなぁ。」

 

 

 5秒間の大きなため息を吐くと、手帳を閉じて机の中に入れるとベッドに倒れ込んで足をぶらぶら揺らした。

 

「あ〜、ライブ、行くのやだな.........。つかあの騎士も出てこねぇしなぁ。」

 

 そう、あの山での遭遇以来、一切姿を表していない。やっぱりあの時だけなのかなぁ。なんて考えていると、ふとある考えが浮かんだ。

 

「もしかして、ライブ会場に出るのか?いや、考えすぎかなぁ。」

 

 もしかしたら、と考えが浮かぶ。実際、あのライブはストーリー上でも結構重要なポイントになる。そこを狙ってあの騎士の仲間とかによる何かしらの茶々入れがあるかも。と、考えた所で胸騒ぎが止まらなくなってきた。

 沙樹はなんかもう色々と複雑になってきて頭をガシガシと掻いた。

 

「っあー!もう!行くしかないやんけ!」

 

「静かにしなさーい!」

 

「あっはい!」

 

 やけっぱちになって叫ぶと、梅子さんに怒られた。すいません。と心の中で謝ると、ベッドと布団の間に体を挟んだ。

 

「寝るか.........ハァ........。」

 

 目を閉じると、案外早く意識は落ちた。結構疲れていたらしい。

 

 

 外では雲が月を隠し、雨粒が窓を叩いた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

    そして、二ヶ月後。

 

 

「ねぇ、君の名前は?よければ教えてくれないかな?」

 

「わ、私の名前は立花響!年齢は13歳!えっと誕生日は    

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 そして少女たちは邂逅する。

 

 

 

 

 

 

 

 

 




・アロンダイトの少女
 イカれ女。自ら関わりたくないと言っていたが、不安から関わらざるを得なくなった。取り敢えず、敵と見做した者とストーリー上にいない敵は全員叩き斬る予定。

・原作主人公
 若干や精神が安定しない状況。ほっとくと色々まずい。

・OTONA(親)
 クソ強のご老人。多分シンフォギアさえ纏えれば完全無双していたかもしれない。

・OTONA(司令)
 ヘリから降りてきた対人最終兵器。多分サイボーグでもなんか納得できる。

・装者の方々
 赤と青のコンビ。二人とも新しい仲間ができると思っていたが、赤い方はその姿を見ることは結局無かった。


今はこんな感じ。原作入るタイミングで一回色々纏めるかも。

 そして次から本格的に原作通りに行かなくなります。お楽しみに。
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