立ち入ったのは寺院、手にしたのはロストロギア、それがすべての始まりでした。
*プロローグ
「さてと今日もお仕事頑張って帰るとしますか♪」
こんにちは、私は高町なのはって言います。
現在私の大親友のフェイトちゃんとロストロギア回収の任務中です。
「ふふっご機嫌だねなのは、何か良いことでもあった?」
「う~んよく分からないんだけど、ヴィヴィオが楽しみに待っててねって言ってたから楽しみに待っています!!」
力を込め力説するなのはにフェイトは軽く注意した。
「もうっなのはったら、楽しみにするのは良いけど任務中だから油断しちゃだめだよ!」
ゆりかご事件以来さらに過保護になったフェイトちゃんは、会う度に同じ事を言ってきます。
「心配性だなフェイトちゃんは、そんなに言わなくたってわかるよ」
「分かっててもやんないんじゃ意味がないんだよ」
「にゃはは、ごめんごめん♪」
「全然分かってない……、はぁ」
気苦労が絶えないフェイトであった。
っとそうそう、一応任務をおさらいしておこう。
まず私たちが受けた任務は至って簡単、何の危険性なしと判断されたロストロギアを集めることです。
ただ数が多かったのと、ちょうど空いていたという理由でフェイトちゃんと一緒の任務に就くことになりました。
そして只今いる、この場所の何処かにあるロストロギアで最後になります。
何でもここはシンという者を永遠に消し去った英霊達が眠る土地だという事だそうです。
といっても何万年もの前の話だそうで信憑性はないとの事ですが、私たちが向かっているのはその場所にあるビサイド寺院という所にないます。
なんて考えていたら着いたみたいです。
「ここがそうかぁ~、一体どこから入ればいいのやら」
きっと昔は綺麗だったであろう場所は見る影もなく朽ち果てていた。
「なのは~、こっちに入り口っぽいものあったよ~」
「どれどれ…………、これどうやってどかすの?」
フェイトちゃんが見つけた入り口とやらは、円形で風化してしまったためよく分からないが梵字に似た文字が描かれている。
「む~これは壊してもいいのかな?」
「昔寺院だったところだし壊さない方がいいような気もするけど先に進めないよね」
「仕方ないよね、ほぼ全壊だし差程変わらないはず!」
とゆうわけで、ぶち抜き作戦を実行しようと真ん中に立ったとき、地響きが鳴り響いた。
ゴゴゴォォオ
「えっええっ!! なに何!」
突如下がりだした地面に戸惑いながらフェイトに叫んだ。
「フェイトちゃんこれエレベーターだったよ!!」
その一声で我を取り戻したフェイトは、なのはの側に飛び移る。
「なのは驚くとこそこじゃないからね!」
「ごっごめんなさい」
フェイトちゃんもつっこむとこ違うと思うんだけどね。
でもまさか動くとは驚いたなぁ。
こんな昔にエレベーターが在ったってことにも驚きだけどまだ動くとは、一体どうやって動いてるんだか。
「さてじゃぁ本番はここからだね!」
「そうだね、敵は現れそうにないから奥に進むだけだね」
「ぶ~フェイトちゃんノリ悪いよ」
なんて小話をしながら順調に進んでいった。
内部はとても綺麗で、外とは全く別の場所かと錯覚するほどです。
途中カラクリの様な仕掛けがあり、さらには宝箱まで用意されているこの周到さ、どう考えても現実だとは思えない。
「フェイトちゃんここゲームの世界みたいだね」
「なのはも思った? やっぱりロストロギアの影響かな」
ロストロギアの影響って事は一度帰って戻ってきたら、また宝箱に何か入ってるのかな?
「なのはたぶん着いたよ……」
前方で突然止まったフェイトに近づく。
「えっでも何もなさそうだよ…………」
到着した場所にはロストロギアは見あたらない。
しかし中央に位置する場所に巨大な空洞があった。
「もしかしてこの中とか?」
「でも結構深そうだよね、とりあえず報告を……」
ザザァァァ
「ノイズが走って使えそうもないね、行くだけ言ってみる?」
「まぁ下にあるのは確実だろうし、でも油断は禁物だよ」
「ふふっ、分かってるよ」
いつもの台詞を聞き意を決して飛び込もうとしたその時、突如まばゆい光が多い尽くす。
すると目の前に青い半円球の結晶を持った男の子が現れた。
「あなたは誰?」
するとその少年は近づいてきた。
「なのは? 一体誰と話してるの?」
どうやら少年が見えているのはなのは一人のようだ。
フェイトから見えるのは突然現れた宙に浮くロストロギア、それが独りでに動いているように見える。
【ぼくが見えるんだね】
「うん、見えるよ」
不思議と恐怖は感じなかった。
ただそこにあるのは悲しみ、助けを求めているように見えたんだ……
だから私は手を伸ばした、そこに本当にいるのかただの幻かもしれない。
でも困っているんだったら関係ない。
見える、聞こえる、話せる、だったら私の出来ることは彼に手を伸ばすことだけ。
【ありがとう、夢を助けてあげて】
その言葉を聞くと同時に私は意識を失った。
記入ミス、話が違うなど気にしないでください。