つよきす 〜面倒くさがり屋のゴン〜   作:GO♪サマ

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す、すげ〜
まさか感想がこんなにくるとは………
ありがとう読者のみなさん!!
やる気が漲ってくるぜ!!

それと同時にヒロイン候補の要望がこんなに……
と、とりあえずフラグを、立てて……
ダメだ!! スマナイ!! 優柔不断な俺を許してくれ!! 神よ!!








それと読者からの質問コーナー

「ダンボールハウスは雨の日どうしているの?」

お答えしましょう。
ズバリ屋根や壁には防水性のダンボールを使用。
冬でもあったかいように地熱を利用した床ダンボール
さらに断熱性の高いダンボールを壁の間に詰める事で、夏はひんやり、冬はあったかを実現。
ただし、台風には弱いため台風が近づいたら補強しなければならない。
ただし補強すると間取りが一気に狭くなるので普段はしていない。



第7話

 

「背中がガラ空きだぜゴンーーーーー!!」

 

いつも通りにダンボールハウスから出て、いつもの通学路を歩いてレオと合流するとカニっちが跳びついてきた。

面倒だからという理由で時々荷物を丸ごと学校に放置するせいか今日のカニは手ぶらだった。

ゴンの首筋に抱きつくように背後からしがみつく。

 

「…重い」

 

「失礼なことを言うな!!

ボクは羽のように軽くて可愛らしい竜鳴館のマスコットキャラだぞ!!」

 

カニがいくら人類では軽い方だといっても、人一人分の体重というものはそれなりに重い。

朝から余計なカロリーを消費したくないゴンは体をゆすったりしているもののカニは上手くとりついて離れなかった。

さっさと諦めてカニを背負うこととする。

て言うか抵抗がめんどくさくなったゴン。

一応、カニは女の子なので鞄でスカートの中身を隠すのも忘れない。

 

「んで、今日は何で遅れたんだ?」

 

「二度寝と朝デッド」

 

レオが聞くとこんな答えが。

 

「Zzzz……」

 

カニはすぐに寝入ってしまった。

ゴンは起こさないように独特の歩き方をする。

一見普通に歩いているように見えるが、背中のカニには全く振動が伝わらないという無駄にハイスペックな移動方法だ。

 

「よう、お前らは相変わらず目立つな」

 

と、そこに何だか見覚えのあるメガネを発見。

ええと、確か……

 

「…ああ、おはよう新八。」

 

「誰だよ⁉︎ 俺は新一、探偵さ」

 

何だか聞いたことがある発言とともに現れたのはフカヒレだった。

こいつが探偵…ということは。

 

「どこを探るんだ?」

 

「最近けしからんことになっているという女子更衣室が怪しいな」

 

「…なるほど、自分で事件を起こすのか。斬新だな。」

 

「なんでそれが前提なんだよ!!

俺はそれで不安になっているであろう女子生徒の心のケアをだな…」

 

「探偵関係なくね?」

 

犯罪被害者の心を救うのは結局のところ身近な人なのである。

っていうのを聞いたことがある。

 

「バーロー…事件も解決して被害者の心もゲット。

一粒で二つ美味しいとはこのことさ」

 

取らぬ狸の皮算用がこれほど似合う男もなかなかいないだろう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

学校の近くまで来たところで姫っちが登場した。

ゴンたちは学校に家が近いが、少々離れたところに居を構える彼女は折りたたみ式のMTBでの登校である。

 

「あ、姫だ。」

 

「姫おはよう〜。」

 

「姫様、おはようございます。」

 

なんか執事みたいなのいなかったか今。

 

「親衛隊の副隊長だな。

姫の前に立つ一瞬で執事の服と言葉遣いに変わるらしい」

 

「…一回変わる瞬間を見てみたい。」

 

というかどういう原理なんだろう?

 

「変身の時は一瞬全裸になるらしいぜ?」

 

「よく今まで捕まらなかったな……」

 

いったいどこの変身ヒロインだ。

いや、あのむさい変態を変身ヒロインと同列に並べては全国のファンから総スカンをくらってしまう。

幸いにも今の変身では誰もその光景を目にしなかったようで、朝のさわやかな空気はそのままだった。

今度から姫っちが来た時にはしばらく周囲を見回さないようにしよう。

と心に決めたゴンであった。

 

「…おはよ〜。」

 

「おはようさん」

 

どんな相手でも一応クラスメイトである以上挨拶くらいはする。

…メンドイけど。

 

「姫、今日朝会あるのにこんな時間で大丈夫なの?」

 

「余裕」

 

フカヒレの質問に自身に満ちあふれた笑みを返して去る姫。

彼女が通った後には好悪様々な噂話が飛び交っていた。

 

「…なんか注目されている?」

 

「まぁ、姫だしな。」

 

そんな事を話していると校門から

 

「閉門10分前ーーーーーー!!」

 

鉄ちゃんの元気な声が聞こえた。

 

「それじゃあね、対馬ファミリー。」

 

姫はそう言うと校門に向かって行った。

 

「俺たちも急ごうぜ?」

 

スバルがそう言ってゴンたちを急かした。 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

校門についたゴンたちを見て鉄ちゃんはため息をついた。

 

「…お前たち…もう少し早く来れないのか?

まぁ、間に合ったんだから別にいいが……ん?

ゴン、ちょっと待て。」

 

何故か鉄ちゃんに呼び止められてしまったゴン。

 

「…なに? 鉄ちゃん?」

 

「ちょっ!! お前、乙女さんに向かって何て事を!!」

 

レオが何やら慌てているが無視するゴン。

 

「…お前…先輩に向かって『鉄ちゃん』はないだろう。」

 

何やらお説教モードの鉄ちゃん。

 

「…雷に強くなったらやめて上げる。」

 

「…んぐっ!!」

 

驚きを隠せない鉄ちゃん。

ゴンはめんどくさそうな顔だが、何処と無く勝ち誇っているようにも見える。

 

「…わかった。」

 

鉄ちゃんが折れた。

それを見ていたレオたちの口が塞がらなかった。

 

「…それはそうとゴン。

ネクタイが曲がっているぞ?」

 

ゴンに近づいてゴンのネクタイを直す鉄ちゃん。

 

「…ん、ありがとう。」

 

お礼を言うゴン。

だが、鉄ちゃんはゴンのネクタイから手を離さない。

 

「…そして簡易制裁を行う。」

 

明らかに私怨が入っている鉄ちゃん。

そのままネクタイでゴンの首を絞める。

 

ギュウウウゥゥゥゥゥゥウウウウウ……………

 

だが、ゴンは平気な顔をしていた。

 

「…鉄ちゃん、ネクタイは治ったはず…いつまでそうしているつもり?」

 

それもそのはず、ゴンはネクタイとYシャツの間に指を入れてガードしていたからだ。

 

「…鉄ちゃん、この光景…まるで新婚夫婦のやり取りみたいだね。」

 

「 ⁉︎ ば、馬鹿なことを言うなっ!!」///

 

すぐにゴンのそばから離れる鉄ちゃん。

思いがけない一言により顔は真っ赤だ。

 

「…そう? 乙女さんいいお嫁さんになれると思うけど?

僕は鉄ちゃんがお嫁さんに来てくれたら嬉しい。」

 

親しい人なら気付けたかもしれない。

今のゴンの表情は明らかに先ほどの行為に対する意趣返しだった。

だが、悲しいかな。

鉄ちゃんはそんな事を気付かず、本心だと思ってしまった。

 

「く…もうすぐ予鈴がなるぞ!!

早く行ったらどうだ!!」

 

これ以上は無意味と判断したゴンは鉄ちゃんの言葉に従う。

 

「…わかった。」

 

レオ達は校舎に向かった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〜鉄ちゃんside〜

 

先ほどの言葉。

余りにもストレートに言われた鉄ちゃんの心はかなり動揺していた。

 

「(私をお嫁さんだと?

ふ、ふん…どうせ私をからかっているんだ。

第一、あんな軟弱もの…私の好みでは…

…いや、待て。

もしあれが本心なら『軟弱もの』を理由に断るのは礼儀に反するのでは…

ここはやはり…年上らしく、ちゃんと返事を………

返事を……まて、私はなんと返事したらいいんだ?

やはり断るべきなのだろうが…ちゃんとした理由もないまま断るのは…

だ、だからと言ってゴンと交際をしても…交際……

ええい!! 私はどうしたら…⁉︎)」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「…乙女センパイどうしたネ?」

 

「ほんまやな〜、さっきから顔を赤くしたりにやけたり…

ほんまどうしたんやろうな?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

現在竜鳴館は朝礼中。

姫っちの演説が終わり、艦長のありがたいお言葉の時間に入る。

ココで生徒達は全員緊張した面持ちになる。

今この場で居眠りでもしている奴がいるとすれば、脳に異常があるか自殺志願者のどちらかだ。

…ただ1人を除いて…

 

「…………………Zzz」

 

目を開けたまま寝ているゴン。

何故かゴンにだけは制裁が来ないのだ。

そしてこれは『竜鳴館』の七不思議のひとつだ。

 

「男子は男気を!! 女子は女気を!!

磨き…青春を謳歌せよ!!

竜鳴館館長…橘 平 蔵!!」

 

マイクも使わずに響く馬鹿でかい声だった。

 

 

 

 

 

朝会を華麗に寝過ごしての廊下。

ゴンは目をこすりながら歩いていた。

歩きも普段より数段のろく、思わず口から現状がこぼれる。

 

「…眠い」

 

「しょぼくれた顔してるわね〜、みっともない」

 

生徒会であるためか最後に体育館から出てきた姫っちに見られた。

 

「そんなテンション低い人は、見ててうざったいから消えてほしいかな〜。」

 

霧夜エリカという人物の性格を考えればこんなのは挨拶みたいなものだ。

 

「覇気がないわね。熱でもあるんじゃない?」

 

 

姫っちが背伸びをするようにゴンと額をくっつけた。

至近距離で見つめ合う瞳。

誰かが通りかかってみれば口づけをしているように見えるのだろうか。

…それだけは勘弁。

絶対メンドイから。

 

「…他の人に見られるとめんどくさいから離れて。」

 

「ふふっ、熱は無いみたいね。

眠いならこの香気で目を覚ましなさい」

 

身を離せば、姫っちの口もとは邪悪に歪んでいた。

何かあるたびに僕の平穏を破壊しようとするのはやめてほしい。

…てかレオっちにやって欲しい。

朝会が終わった後のせいか生徒はほぼ教室に入っており、教師もいない。

だが誰に見られるかわかったのもではないのだ。

 

「…渡すならせめて棘を落としてからくれると助かる。」

 

目覚ましに、と渡された薔薇は少々痛かった。

軽く握っているだけなので血こそ出ていないが危険なことに変わりは無い。

 

「棘の無い薔薇なんて薔薇じゃないじゃない?

大丈夫、棘付きの薔薇を渡すなんてゴン以外にしないわ。」

 

「…レオっちにやって。」

 

どうして僕にちょっかいかけるのかな〜?

めんどくさいからやめて欲しいんだけど…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「で、カニっちはいつからその格好?」

 

「…忘れてた。」

 

ゴンのの背中でまだ寝てるカニっちだった。

 

 

 

 

 

 

 

現在帰りのHR。

しかし、担任教師がまだ来ない。

 

「祈りちゃん、まだ来ないのかなぁ……」

 

「来るの遅いよな〜。

大方また職員室でくっちゃべってるんだろうけど、現実の女はこういう所がイヤだよなー」

 

「その発言、フカヒレは人生終わってるね」

 

「よっぴー、帰っていい?」

 

「よっぴー言わないでよぅ」

 

結局イガグリの奴が姫に先制を呼びに行かされ、数分かけてようやく担任が姿を現す。

 

「皆さん申し訳ございません、遅れてしまいましたわ」

 

絶対申し訳ないなんて思って無い。

 

「祈センセ、何してたのさ?」

 

「職員室でお茶をしてましたらいつの間にやらこのような時間でしたの」

 

「ま、お前たち若造は忍耐ってモンをしたねぇからな、

たまには待ってみる…と言うのもいい経験だろう。

コレも教育の一環だよ。」

 

祈先生の肩に止まるオウムが饒舌に喋る。

この鳥公の名前は『土永さん』、祈先生のペットだ。

普段は空に居るがたまにああして一緒に行動している。

ちなみに声質はかなり渋く、古臭い知識で説教するのが得意技だ。

 

「それでは早速HRを始めますわ〜。」

 

 

 

 

 

 

 

 

放課後、ゴンは竜宮にいた。

ちなみに、レオと姫っちとよっぴーは会議があるため欠席。

スバルは部活。 カニっちとフカヒレは見回り。

鉄ちゃんはゴンの顔を見るなり…

 

「っ!! ゴ、ゴン⁉︎

す、すまない!! 今日は拳法部で用事があるんだったっ!!」

 

と言うや否や目に見えないスピードで竜宮から出てった。

なのでなごみんと2人っきりである。

と言ってもなごみんは会計の仕事。

ゴンは睡眠中なのだが…

 

「…ナナシのセンパイ…」

 

今日は珍しくなごみんから話しかけられた。

 

「…? なに?」

 

「…前、屋上であった時の話を覚えていますか?」

 

おそらく初めて勧誘した時の話だろう。

 

「あの時センパイは言いましたよね? 『線の外側の人間』って…

どうしてわかったんですか? 私が心の中で線を引いていることを…」

 

なごみんは手を止めてゴンを見る。

ちなみになごみんはメガネをかけている。

なんでも近眼らしい。

 

「それだけじゃありません。

どうして私の夢やお父さんの店のことまで知っていたんですか?

…ナナシのセンパイは…何者何ですか?」

 

あまりにも真剣な眼差しでゴンを見るなごみん。

下手にごまかせないと察するも、まさか別の世界ではゲームになっていてそれで知ったとは言うわけにはいかないゴンは、真実と嘘を織り交ぜて話すことにした。

 

「…昔、なごみんと同じ境遇の人がいた。

その人は、自分の大事なものを犠牲にして他のモノを守ろうとしたんだ。

…でも、彼は最後まで苦しんでいたよ。

自分の選んだ道が正しいと思いながら…それでも自分の大事なものを諦めきれなくて……」

 

ナギ・スプリングフィールド。

『英雄』と呼ばれたがため、そして『英雄』であろうとした彼は多くの人を助けることを優先した。

…たとえ…自分が愛した女性を犠牲にしても…

まぁ、結局最後は助けたんだけどね。

 

「…『線の外側』はスバルがそうだから。

スバルは仲間のためなら何でもするけど、それ以外の人には無関心。

線の内と外で分けているからね。」

 

なごみんは静かに聞いていた。

 

「…なごみん。

人は誰でも大切なものがあるんだ。 そして夢も…

でもそのどちらかを諦める必要なんかない。

それしか道がないと思っているのは勘違いだよ。

もう少し視野を広げて見るといい。

必ず…両方が守れる道は必ずあるから……」

 

ーー僕と違ってね。

 

最後の言葉は絞り出すような声だった。

なごみんには…普段とは違う…傷つきながらも必死に何かに食らいついているように感じた。

 

…なぜナナシのセンパイは…

 

「…あれ? もうこんな時間?

それじゃ、僕は帰るね。

…そうだなごみん。

今のアドバイスもどう使うかはなごみん次第だからね?

それじゃ」

 

そう言うとゴンは帰って行った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ーどうしてナナシのセンパイはそんな辛い顔をするんですか?ーー

 

「……馬鹿馬鹿しい。

あたしには関係ないハズ。

さっさと終わらせよう。」

 

そう仕事にも望むが、先ほどの表情が気になるなごみんだった。

 




とりあえず……みんなにフラグ立てて…
その間に決めれば……

ちなみに次回は烏賊島だぜーーーーー!!
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