でもこのペースで投稿は今日限りかもしれないし…
そして皆様、感想ありがとうございます^o^
このペースでの投稿は今後は出来ないかもしれませんが、連載は続けていくので温かい目でお願いします。
「お、おい⁉︎
崖の上になんかいるぜ⁉︎」
スバルの声にみんなが崖を見た。
「オイオイ、なんだあのおっさん⁉︎」
「あそこからこの剣投げたのか⁉︎」
「どんな馬鹿力よ…」
みんながそれぞれ驚いている中、鉄ちゃんの表情は優れなかった。
「…まずいぞ姫…」
「なにが?」
「…あの男…もしかしたら館長以上かもしれん…」
このメンバーの中で一番強いはずの鉄ちゃんから驚きの言葉を聞いた。
「ウッソ⁉︎」
「それは本当なの⁉︎ 乙女さん⁉︎」
「…あぁ…信じ難いことだが…
先ほどからあの男の隙がないのだ…そして気も私以上にある…
おそらく…私たちでは敵わないだろう…」
その言葉に…ここにいるもの全員に絶望が襲いかかる。
「で、でもさ?
まだ敵とは決まったわけじゃないだろ?」
フカヒレが僅かな希望を見出し
「てなわけで…
あのーーーーー!! スイマセーーーーーーーン!!
俺たちに何か用っすかーーーーーーーーーーー⁉︎」
フカヒレがジャックに聞いた。
「あぁ?
依頼人の願いでな。
ここにいる『キーリヤ・エリカ』を抹殺して欲しいんだと…
で? どいつだ? 『キーリヤ・エリカ』って奴は?
さっさと出さねーと全員殺すぜ?」
希望が砕け散った瞬間だった。
「ど、どうするの? エリー?」
「…まさかここまで来るとわね…
周りは海しかないし…逃げ場が…」
「あらあら…これは本気でマズイですわね…」
「おいっ!! このバカヒレッ!!
どーすんのさ⁉︎ ボクたちの希望がなくなっちゃたじゃんかーーーーー!!」
「仕方ないだろ⁉︎
まさかあんな返しが来るなんて…」
「いや、普通剣投げてくるようなヤツに友好的なやつはいないだろう…」
スバルがツッコんだ時、鉄ちゃんがみんなの前に出た。
「…私が時間を稼ぐ。
その間にみんなは逃げろ。」
まるで死を覚悟した兵士のような顔つきだった。
「だけど乙女さんっ!!」
「ここで戦えるのは私しかいない…私に構わず行けっ!!」
最後にそう言い残し、鉄ちゃんはいつの間にか持っていた刀でジャックに斬りかかる。
「おほっ♪」
「…緊急性と判断し、特別抜刀許可を認証。
万物悉く切り刻め…地獄蝶々!!」
鉄ちゃんの刀がジャックに当たると鉄が当たったような音がした。
ガキイイィィィィィィィィイイイイン!!
「「「「「「ウソっ!!」」」」」」」
「なにっ!!」
鉄ちゃんの刀で斬りつけたところはかすり傷すらつかなかった。
「オイオイオイオイーーーーーーー!!
マジかよあのオッサン!!
刀が刺さんなかったんですけどーーーーーーーーーーっ!!」
「…俺…夢見ているのかな…」
「しっかりしろフカヒレ!!
俺も信じたくないが現実だ!!」
「ちょっ!! ウソでしょうっ⁉︎
乙女センパイの本気を受けてかすり傷すらも負わないなんて…」
「ど、どうしよう…エリー」
「…まさか鉄先輩より強い人がいるなんて…」
「…これは本気で困ったことになりましたわね。」
「情報その1
生徒会の中で一番脅威なのは『鉄 乙女』
所属は風紀委員っと…
だけど俺様の敵じゃねーな。」
ジャックはそのまま鉄ちゃんにパンチをする。
「そら!! ラカンパンチ!!」
「なっ!! ぐあっ!!」
気の込めた高速のパンチ
ギリギリでガードした鉄ちゃんだが崖にぶつかりそのまま地に落ちる。
ドガアアァァァァアアアン!!
「……………………」
だが落下地点にゴンがおり、鉄ちゃんをキャッチする。
ドサッ!!
「お、乙女さん!!」
みんなが鉄ちゃんの元に集まる。
だがジャックがみんなの近くに降り
「金髪のポニテ…オメーだな?
『キーリヤ・エリカ』は…」
姫っちに大剣を突き付ける。
「…えぇ、そうよ?
私に何の用かしら?」
「なに、ちょっと俺様の旅費の為に死んでくれや。」
「断るわ!!
それに旅費って何よ⁉︎」
「待つのじゃ!! ジャック!!」
上空から白髪の少年が降りてきた。
「こ、今度はなんだーーーーーーーーー!!」
「ねぇ…今飛んでなかった?」
フカヒレが疑問を投げかけるが、誰も答えてくれなかった。
そして白髪の少年はジャックのそばに寄る。
「…お主…もう少し依頼人の事について調べた方がよいぞ?」
「あん? ゼクトじゃね〜か?
なんだ? あの依頼人に何かあるのか?」
「…あの依頼人は報酬なんぞ払う気は無いぞ?
そもそもジャックに提示した報酬の額なんぞ持っておらんし…」
「なにっ⁉︎ じゃあ俺様はタダ働きされたってのかっ⁉︎」
「…そういうことになるかの…
じゃからガトウが仕事持ってくるまで待つようにと言っておいたのに。」
何やら揉めている様子の2人
レオ達が呆気に取られていると、ゼクトと呼ばれた少年がこっちに来た。
「…ウチのバカがすまんのう。
もうお主の命は狙わんから安心して欲しい。」
姫っちが不機嫌そうに返事をする。
「…そう…それなら別に構わないけど…
そこの筋肉だるまのせいで、食事が出来なくなったんですけどそれについては?」
「そうだっ!!
おかげでコンロがぶっ壊れちまったじゃね〜かっ!!
ボクのご飯どうしてくれるんだっ⁉︎ ああんっ⁉︎」
「カニッ!!
お前もう少し言葉に気をつけろ!!
乙女さんよりも強いんだぞっ!!」
「ケッ!!
そんな事知ったこっちゃないねっ!!
食べ物の恨みは恐ろしいんだかんねっ!!」
「…カニっちすごいね。」
「ふむ、普通なら私との闘いで少しは気を使うと思うのだが…」
いつの間にか復活していた鉄ちゃん。
「…まぁ、甲殻類に言ってもムダか。」
「んだとっ⁉︎ ココナッツミルク!!」
今度は喧嘩し始めるカニっちとなごみん。
そんな中、ゼクトはコンロに目をやり……
「…ジャック…お主、この事がギンに知れたらタダでは済まんぞ?」
「…いっ⁉︎
いや、大丈夫だって!! ここにギンはいね〜し…」
何やら汗をかくジャック。
「だといいんじゃがの。
まぁ、このコンロについては儂が直そう。
迷惑をかけたお詫びじゃ。」
ゼクトがコンロに手をかざすと、コンロが自動的に元の状態まで直った。
中の食料ごとである。
「なんとっ!! これがマジックという奴か!!」
「タネも仕掛けもわからね〜。」
まぁ、魔法で直したから、タネは無いのだが…
そんな事をゴンが考えていると、後ろから何かにぶつかったような衝撃を受ける。
ぶつかったというよりも、抱きつかれたといった方が正しいだろう。
だって腰の周りに手が巻きついているんだから。
ドンッ!!
「……何?」
「……逢いたかった。」
「…そうだね。僕も逢えて嬉しいよ。
久しぶり…アスナちゃん。」
俺に抱きついていたのは、ツインテールの女の子。
名前はアスナちゃん。
「アスナちゃ~ん。急に走り出すなんてどうしたんですか〜?」
「お? アスナ姫がギン以外に抱きつくとは…」
「…珍しいのう。
他の者には一切関わろうとはせんのに…」
アスナちゃんを探しに後から来たのは、1人の少年。
名前はタカミチ。
そのうち苗字に『高畑』が付くかもしれないけど。
俺達を見たタカミチは、かなり驚いていた。
ジャックは何やらニヤニヤし、ゼクトは信じられないという顔をしていた。
「…? みんなわからないの?」
「何がだい? アスナちゃん。」
「メガネかけているけど…ギンだよ?」
「「「…ハイッ?」」」
3人がこの衝撃の事実を受け止めきれないようだ。
しばらくすると、ゼクトが再起動し
「…本当に…ギンなのか?」
「久しぶり…ゼクト」
「ダッハッハッハッハッハッ!!
お、おま、お前何だその姿!!
ヒィーーーーーーーッ、腹イテーーーーーー!!
し、白夜叉がこんなメガネオタクにッ!!」
ジャックは大爆笑。
タカミチについては今だ放心状態。
「…よくわかったね?アスナちゃん。
他のみんなには気づかれなかったのに…」
アスナちゃんがどうして僕だとすぐに分かったんだろうか?
ゴンは気になって試しに聞いてみると…
「…ギンと私は赤い糸で繋がってる。
前に本で見た事がある。運命の二人は小指に見えない赤い糸で繋がっているって…。
だからどんなに離れていても私にはギンの居場所が分かるし、姿を変えてもわかる。」
顔を赤くしながら、僕に言ってくれた。
真面目にこんな事を言われると、こっちも照れてしまう。
それにそれはあくまでお話の中だけのはずなんだけど…
こうしてアスナちゃんが僕を見つけたとなると、否定できない自分がいた。
アリカ姫もちょっとそんな気があったけど、それはどうやらアスナちゃんも同じなようだ。
「ははは…。本当にギンさんなんですね。
……僕にもそんな糸あるのかなぁ。」
タカミチにもきっとあるさ。
…………保証できないけど。
さて、話を戻すか…
「…ところでジャック?
俺の目の前で食材の入ったコンロを大剣でぶっ刺したわけだが…
オメー、前に言った事…忘れた訳じゃねーよな?」
いきなり口調が変わり唖然とする生徒会メンバー。
ジャックは先ほどから冷や汗が止まらない。
「い、いや…あのな…?」
「…まぁ、今回はゼクトが直したから多めに見てやる。
明日までに本マグロ3匹持ってこい。」
「…い、いや俺様明日は用事が…」
「…あ’’っ⁉︎」
「すぐに行って来るゼ!!」
ジャックは大剣を投擲した。
そしてそのまま、ジャンプして、大剣に乗った。
秘剣『波乗りラカン』
ジャックはそのまま太平洋に向かって飛んで行った。
その後、ゴンはゼクトたちと少し話をし、ゼクト達も帰って行った。
その途中でアスナちゃんがゴンのそばを離れたくないと駄々をごねたか、ゼクトの説得によりゼクトたちと一緒に帰ることになった。
「あのバカはここに来るまで、お金を使い過ぎての…
バイト探すって言って勝手に出て行ったんじゃ。」
「…なるほど。
それより体は問題ない?」
「大丈夫じゃ。
ギンの貰ったこのペンダントは実にいい。
本来儂等はこっちの世界に来れないんじゃが、このペンダントのおかげでこっちの世界も楽に来れるからの。」
そう言ってゼクトはペンダントに手をかざす。
「…本マグロ2匹売ったら旅費ぐらいは出るだろう。
それをジャックにやってくれ。」
「うむ、承知した。
ではのギン、またな。」
「また会いましょうギンさん。」
「……ギン…またね。」
こうしてゼクとたちは帰って行った。
…空を飛んで…
『………………………………………』
残ったのは、機能停止している生徒会メンバーだけだった。
そして夜。
女子たちは温泉に入ってた。
「昼間のは、さすがの私も覚悟したわね。」
今日起こったことを話し始める姫っち。
「うむ。
世界は広いと思っていたが、まさか私の一撃を受けてかすり傷すらつかないとは…
私もまだまだ鍛錬不足だな。」
鉄ちゃんはため息を吐きながら言う。
ここにいる全員が今日あったことは夢なんじゃないかと思っているほど、今日の出来事は衝撃的だった。
大剣ぶん投げて帰るなんて、彼女たちが今後経験しないデタラメな出来事だろう。
「…そう考えると、ゴンて何者なのかしら?
少なくとも今日来たあの筋肉だるま達と知り合いみたいだし…
カニっち何か聞いてない?」
「あん? 何にも聞いてねーよ。
てかゴン、自分の事ほとんど話さねーし…」
「そうなの?
対馬ファミリーの1人だから何か聞いているかと思ったんだけど…」
「わかんねーよ。
だいたいボク、ゴンの家もわからねーんだぜ?
教えろって言っても寝てごまかすし。」
「そうなんだ。
祈先生、ゴンの家ってどこらへんかわかりますか?」
「たしか『ダンボール』と書いてありましたわね。」
「「「「「は?」」」」」
「ダ、ダンボールですか?」
よっぴーが驚きながら聞き返す。
「ええ、私も何かの間違いだと思ったのですけれど…
本人が合っているというので、そのままにしてますわ〜。」
「ということは、住所とかは?」
「書いてありませんでしたわね。」
「…ナナシの先輩って、ホームレス?」
なごみんがあまりにも直球の疑問を投げ掛けたが、誰も答えれる人はいなかった。
結局…『ナナシの ゴン』に関する謎が深まるだけだった。
ところ変わり森の中。
ゴンは1人で森の中を歩いていた。
「…ここら辺でいっか。」
ゴンはある一点を見つめると…
「…そこにいんのは分かってんだよ。
さっさと出てきやがれ。」
そこに立っている木の影から、人型の何かが浮き彫りになる。
「やはりバレたか…
まあ、『白夜叉』相手では仕方がないか…」
その人型は徐々に、青い髪の女性へと姿を変える。
「こんばんは『白夜叉』
死ぬにはいい月ですね。」
彼女は月を見上げながらそう挨拶をする。
少しつり目で微笑むその表情は妖艶と合間って恐怖を感じるだろう。
「…三日月か…
死神が出てきそうな月だと思ったら、随分とカワイイ奴が現れたな。」
ゴンも軽口を叩きながら返事をする。
「『ジャック・ラカン』に偶然日本で会いましてね。
興味本位でついて行ったら、まさか『白夜叉』に会えるとは…
会いたかったんですよ? あなたに…」
誰も聞いていないのに勝手に説明してくれる女性。
その女性の左手にはいつの間にか剣が握られていた。
「…結界発動」
ゴンがそう呟くと周りの景色が紅く染まる。
「…『
ゴンの右手に古い刀が現れた。
『
Fate/stay nightおよび、Fate/Zeroに登場する宝具である。
黄金の都に繋がる鍵剣。
空間をつなげ、宝物庫にある道具を自由に取り出せるようになる。
所有者の財があればある程強力な宝具になるという。
ゴンはこの特性を利用し、荷物を運ばなくても亜空間にしまえるし、
時間も止まるから便利という理由でもらった特典である。
『
『犬夜叉』に出てくる武器。
普段はただの錆び刀だが、妖力によって巨大な牙のような刀に変化する。その力は一振りで百の妖怪をなぎ倒すとされる。
また人間を慈しみ守る心がなければ扱えない。
純粋な妖怪は結界により触れることが出来ず、人間は触ることはできるが妖力がないため錆び刀のまま変化しないため、基本的に半妖にしか扱えない。
鞘は強固にできており、敵の攻撃や鉄砕牙の一振りを防ぐことが可能。
三界を統べる三剣の一つ「人の刀」。
「…そして今回はサービスだ。
少し本気で戦ってやる。…召喚『鬼の籠手』」
ゴンの右手に籠手が装備された。
そしてその手を前に向けると、周りにあるエネルギーを吸い始める。
そしてゴンの姿も変わった。
髪は白くなり、眼は紅くなる。
『鬼武者モード』である。
『鬼の篭手』
『鬼武者』に出てくる鬼の力が封じられた篭手。
倒した幻魔の魂はこの篭手によって封じられるが、ゴンのは改良しており、周りの気や魔力、妖力を吸い込むことができる。
篭手にエネルギーを吸い込むことにより色が変化。
白くなるまで吸い込むと『鬼武者モード』になれる。
『鬼武者モード』
『鬼の籠手』により一定のエネルギーを吸うと変身できる。
負の力を以て幻魔を討伐していたりしたり、幻魔の殺害に快楽を見出したりした場合、鬼の持つ負の感情に飲み込まれ鬼武者になるのではなく、無差別に破壊し尽くす「殺戮兵器」と化してしまうといわれている。
鬼武者変身の際は肉体が大きく変化する。
(肌の変色、眼光の変色、髪の白髪化など)
その姿を見た女性は高らかに笑っていた。
「アッハッハッハッハッハッハッ!!
会いたかった…会いたかったよっ!!
『戦場に白き鬼が現れし時
一振りで百の敵をなぎ倒し…
一振りで百の命を蘇らせ…
一振りで百の亡者を呼び寄せる。
その戦場で駆けるその姿…
…まさしく『
そんな伝説が残っている『白夜叉』とこうして戦えるなんて…」
「ガタガタうるせぇよ…
さっさと来いよ。 こちとら昼間のせいでイライラしてんだ。
ストレス解消に付き合ってもらうぜ?」
お互いが睨み始める。
これから先どのような戦いが始まるのか…
まだ夜は始まったばかりだ。
次回は闘いと烏賊島が終わるぜーーーー!!