カフェ プレシアにようこそ   作:モフモフ狸

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プレシアが翠屋で修行を始めて6ヶ月程がたった。

ある日デリバリーを頼まれたプレシアは配達先で

予想だにしない人物と再会することになる

一体その人物とは誰なのか?


プレシアにとっての思わぬ再会

プレシアが翠屋で修行をはじめて6ヶ月程がたった。

 

6ヶ月も経つとプレシアのパティシエの腕も少しずつ

 

ではあるが上達しはじめていた。そんなある日プレシア

 

は桃子にスイーツのデリバリー配達を頼まれた。

 

その渡された地図を元に配達先の家に向かっていた。

 

翠屋には老若男女たくさんのファンがいて

 

中には訳あって店に足を運べない人もいるために

 

デリバリーのサービスがある。 いつもは士郎か美優紀が

 

いくのだが今日に限って店に人が沢山来店してしまい

 

デリバリーの方に手が回らなかった なのでプレシアに

 

デリバリーの配達が頼まれたのだ。

 

地図を見ながら目的地の家を探していると一棟のマンション

 

にたどり着いた。

 

 

「このマンションね この地図に書いてある場所とも

一致しているし 早く届けて店の手伝いに戻らなきゃ」

 

 

と思いながら配達先の部屋に向かった。配達先の部屋

 

ではこんな会話が交わされていた。

 

 

「あー 早く来ないかなぁ翠屋のケーキとシュークリームは

絶品だからたまに無性に食べたくなるんだよなぁ」

 

 

と話すのは元アースラの通信士長を務め今は幼なじみの

 

クロノ提督の奥様となった旧姓エイミー・リミエッタこと

 

エイミー・ハラオウンとその義母で元時空管理局提督の

 

リンディ・ハラオウンそしてフェイトの使い魔で今は

 

ハラオウン家のお手伝い役になったアルフの三人が

 

翠屋のスイーツデリバリーを待っていた。

 

本当は三人で翠屋に行ってケーキを食べたり桃子や美優紀

 

と話したいと思っていたのだがそれが出来ない理由が

 

あった。そうエイミーは妊娠していてしかも臨月だった

 

なのでスイーツデリバリーを頼んだのだ。すると

 

 

「お待たせしました 翠屋のデリバリーです」

 

 

と声がしてリンディが

 

 

「私が行ってくるわ 二人は待ってて」

 

 

と話しデリバリーを受け取るために玄関に向かった。

 

するとリンディはその声に少し疑問を持った。

 

 

「あれ?この声士郎さんでも美優紀さんでもない誰かしら?」

 

 

と思いながら玄関の扉を開けるとそこにはリンディの予想

 

を遥かに超える人物が立っていた。

 

見た目は少し変わっていたが見間違うはずのない人物だった。

 

 

「貴女 まさかプレシアじゃないわよね?」

 

 

と声をかけられた本人は少しパニック状態になった。

 

 

「何でこんなところにリンディ提督がまさか地球に住んで

いたなんて思ってもみなかたったわ どうしたら?」

 

 

と考えているとその思いが顔に出ていたのか

 

 

「プレシア今は深い事は聞かないわ また時間がある時

に連絡してくれないかしら?」

 

 

と自分の連絡先を渡してきた。 その連絡先の書かれた紙

 

を受け取りそれと交換するように翠屋の箱を渡して

 

ハラオウン宅を後にした。

 

 

「プレシアが生きていたなんて思ってもみなかたった

さてこれからどうしたらいいのかしら?」

 

 

と考えたリンディはとりあえず受け取った箱を持って

 

エイミーとアルフの待つリビングに向かった。

 

三人でケーキとシュークリームを食べた後これからの事を

 

考えているとリンディの端末にプレシアから連絡がきた。

 

 

「お久しぶりですリンディ提督 今度二人きりでお話しが

したいのですが宜しいでしょうか?」

 

 

と書いてあった。 それを読んだリンディは

 

 

「分かったわ なら場所と時間はまた教えて」

 

 

と返すとプレシアから了解の返事が帰ってきた。

 

それから数日後翠屋が定休日の日にプレシアの家に

 

リンディが招待され二人きりでの話し合いの場が持たれた。

 

すると第一声にプレシアが

 

 

「お久しぶりですリンディ提督 あの時は多大なご迷惑

をおかけして申し訳ありませんでした」

 

 

と土下座をした。 それを見たリンディは我が目を疑った。

 

 

「あのプレシアが土下座? それにこの変わりようは

何? まるで別人じゃない」

 

 

と考えていた。 するとリンディが慌てた口調で

 

 

「プレシアさん 頭を上げてください これでは

話しも出来ません」

 

 

と言ってプレシアを椅子に座らせ話し合いを始めた。

 

そして自分が体験したことを全て話しリンディも最初は

 

疑っていたもののプレシアの真剣な顔つきを見て話す

 

内容に嘘がないことを確認した。

 

するとプレシアはリンディにある事を頼んできた

 

 

「リンディ提督 私はどんな罰でも受けるわ

でも私の娘達三人はどうか見逃してくれないかしら」

 

 

と話した。するとリンディは首を横に振ると

 

 

「いいえ プレシアさん私はもう提督ではないの

だから貴女を裁く必要もないのよ 今は三人の娘さんの

母親でしょ それでいいじゃない」

 

 

と話しそれを聞いたプレシアは一瞬呆気にとられた顔

 

をしたあとに涙ぐんで

 

 

「ありがとうございます リンディ提督」

 

 

と話した。 するとリンディが

 

 

「もうさっきも言った通り私はもう提督ではないわ

でももし先々ミッドに移るならまた連絡して貴女達四人

の生活をサポートする位の力はまだあるから」

 

 

と言った。それを聞いたプレシアは

 

 

「何から何までありがとうございます リンディさん」

 

 

と話しお互いに笑顔で握手をした。するとプレシアが

 

 

「あのリンディさん 私が地球にいることはフェイト

には黙っててもらえませんか? 時が来たら私から

でも会いに行きますから」

 

 

と話しリンディもそれを了解した。するとプレシアは

 

 

「リンディさん もうひとつだけ頼まれてくれないかしら

今から言う人物と私の対面の場所を作って欲しいの」

 

 

と言われたリンディは

 

「えぇ 構わないわよ 一体誰かしら?」

 

 

と話すリンディにプレシアは

 

 

「私が対面したいのは・・・よ」

 

 

とそれを聞いたリンディは驚愕の顔になり

 

 

「貴女正気なの? もしかしたら殺されるわよ」

 

 

と話すリンディにプレシアは

 

 

「えぇ 構わないわ あの子にもちゃんと償いを

しなくちゃいけない」

 

 

と話すプレシアにリンディはある種の覚悟を確認し

 

一言

 

 

「分かったわ」

 

 

と短く返事をしプレシアも深々と頭を下げた。

 

それから数日後プレシアは海鳴市の海浜公園に来ていた。

 

リンディに頼んでいた人物と会う為である。

 

暫くするとリンディと一緒にある人物がやってきた。

 

赤い髪に獣の耳を生やした若い女性そう「アルフ」である

 

アルフはプレシアを確認すると一瞬驚くもすぐに怒りで

 

爆発しそうになっていた。

 

 

「おい プレシアまさかあんたが生き返ったとわね

正直驚いたよ でなんだいあたしに話しって今さら

許してくれなんて言うんじゃないだろうね」

 

 

と話すアルフにプレシアは

 

 

「そんな事言わないわ 貴女にはフェイト同様酷い事を

したと思ってる だから貴女には貴女にしか頼めない

ことをお願いするわ アルフ私を 「殺して」それぐらい

しか貴女への謝罪は思いつかないの」

 

 

と話した。 それを聞いたアルフは最初冗談だと思った。

 

しかしプレシアからの言葉には嘘偽りは一切感じられず

 

本気で自分を殺して欲しいという思いがひしひしと

 

伝わってきた。するとリンディが

 

 

「何言ってるのよプレシア 冗談にも程があるわ」

 

 

と怒りを込めて話すとプレシアはこう答えた。

 

 

「冗談でも何でもない 私は本気よ本気でアルフに殺される

つもりでここにきたの もし私がここで死んだら悪いけど

娘達のことお願いねリンディさん」

 

 

と話し改めてアルフに向き直った。するとアルフが

 

 

「さて話しは終わったみたいだね じゃあお望み通りあんた

を殺してやるよ あたしも積年の恨みがやっと晴らせる

ってもんだよ」

 

 

と話すとプレシアとリンディにバインドをかけ身動きを

 

封じるとプレシアに向かって歩を進めた。

 

そしてプレシアを地面に押し倒すと力一杯に拳を握りしめ

 

顔面に向かって拳を振り下ろした。

 

死を覚悟したプレシアは三人の娘とフェイトそしてアルフ

 

への謝罪の気持ちを胸の中に抱きながら目を閉じた。

 

だがその拳はプレシアの顔のすぐ横の地面に叩き

 

つけられていた。 するとアルフが

 

 

「あたしが殺したかったのはあの狂気染みたあんただ

しかし今のあんたはまるで別人だ そんなあんたを殺した

ところであたしにゃ何の価値もありゃしないよ」

 

 

と少し呆れたように話した。そう話すアルフにプレシアは

 

 

「アルフそれじゃ 私の気がすまないのだからお願い」

 

 

というとアルフはプレシアの頬をおもいっきビンタした。

 

 

「いい加減にしなよ 謝罪の気持ちは充分に伝わったし

今のビンタで全てチャラだ これからは一人の友人として

付き合っていこうじゃないか ねぇプレシア」

 

と右手を差し出し握手を求めた。するとプレシアも

 

差し出された右手を両手でしっかりと握り熱い握手をした。

 

明くる日翠屋にプレシアが大きい絆創膏を頬に張って

 

出勤し士郎や桃子、美優紀に心配されたのは余談である。




第3話書かせていただきました。

プレシア達が地球で暮らすなら

この三人は書いていた方がいいと思って

書かせていただきました。

アルフとプレシアのわだかまりが解ける

場面が書けたので良かったです。

これからもよろしくお願いいたします(о´∀`о)
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