最弱先輩に憧れて   作:@深夜

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昨日、見やすいように章を設定したのですがどうですかね?
見やすくなってたら幸いです。
本編どうぞ



その弐

 

 

ある日の朝。

 

「あ、おはよう!翔助君!」

 

「おはよう翔助君。」

 

『あぁおはよう。二人共。』

 

あのボランティアの手伝いから、ちょくちょく勇者部に行って手伝ったり、差し入れを渡しに行ったりした結果、勇者部のみんなと親交を深められた。

・・部外者の僕に人形劇を手伝えと言われた時は驚いたけど。

まぁ、それだけ信用されてるってことなんだろうからうれしいけどね。

ちなみにその人形劇は友奈ちゃんが熱をいれすぎて、セットを倒すというハプニングがあったが無事終わった。

 

他にも色々なことがあり、

まぁ、だいぶ距離も縮まったので下の名前呼び+ちゃん付けをさせてもらった。

 

・・いやさすがに風先輩にはしてないよ?

 

おかげで休み時間だと友奈ちゃんと美森ち

ゃんとよく話をするような仲になった。

今日も楽しくお話をして、平和に1日を終え、、られたら良かったんだけどね、、

 

プルル プルル

 

「誰ですかー?携帯鳴った人はー?」

 

「え?わ、私です、すみません、、」

 

「結城さんですか。授業中は電源を切っておきなさい?」

 

プルル プルル プルル プルル

 

「え?私も、、?」

 

『あらら、僕もだ。』

 

まぁ、鳴ってる理由は明確だけどね。

え?何でかって?当たり前だろ、だって、

僕は『スマホの電源は切ってる』からね

まぁ、二人共そうかもしれないけど。

 

「二人もですか?まったく、、ちゃんと授業の邪魔にならないようにですね、、」

 

先生の話が急にとまる。

二人は不思議に思って周りを見た、すると

 

「え!?」

 

「み、みんな止まってる!?」

 

まぁ、時間が止まってるからね。

その後眩しい光が視界を満たした

 

「眩し!、、東郷さん!翔助君!」

 

「ゆ、友奈ちゃん!し、翔助君!」

 

 

 

その後視界が晴れた後にアプリで位置情報を確認してみるとバーテックスの近くにワープさせられたみたいだ。

みんなは、、なんとか合流できそうかな

 

 

じゃあ、とりあえず時間稼ぎにいくかな

 

 

 

一方そのころ---

 

「・・あれ?二人共いる!?」

 

「わたしは大丈夫よ、、翔助くん?」

 

「え!?翔助君!?」

 

光が晴れたと思ったらいきなりわからない場所に飛ばされたのだ慌てるのも無理はないだろう。それにさっきまで一緒にいた友達がいないとなれば尚更だ。

 

「そのことについてはあたしが説明する」

 

「あ!風先輩!翔助君がいないんです!」

 

「それならアプリのマップをみなさい」

 

「マップ、、?・・あ、翔助君!?」

 

風に言われて、マップを確認すると翔助が

遠く離れたところにいるのを確認した。

 

「なんなんですか、、風先輩これは?」

 

東郷が声を震わせて風に問う。

 

「・・ごめんね。あたし達実は大赦から派遣された人間なんだ。」

 

その後風は二人にそれぞれのアプリの使い方を教え、自分達はいくつかあるグループの内の『神樹様に選ばれた』勇者というものということを伝える。

 

「あたしはね、もしも自分達のグループが当たりじゃなければ、二人には伝えないつもりだったんだ、、ごめん。」

 

「・・風先輩と樹ちゃんは知ってたんですか、このこと。」

 

「はい、わたしはお姉ちゃんから聞きました。」

 

「・・わたしと友奈ちゃんだけ知らなかったんですね」

 

「・・ごめん」

 

自分達だけ知らなかったのかと冷静に風へと聞く美森。

それに静かに謝る風。

そんな中友奈が呟く。

 

「風先輩、、この乙女座って何なんですか?」

 

友奈はスマホの画面にそっと指をさす。

 

「それがバーテックス。ここからでも見える奴が私達人類の敵よ」

 

風が前の方に指をさして話す。

ピンク色の体をした巨大な影は、『ヴァルゴ・バーテックス』と呼ばれるバーテックスが勇者部最初の敵となった。

 

(あんなのに勝てるわけが、、)

そう美森は考えながら、足を震わす、だが

 

(でも、なんでかしら?『恐怖』と一緒に何故か、、『怒り』も湧いてくる?)

 

バーテックスを見てから何故か自分の中でくつくつと燃える怒りの感情に疑問を抱いていた。そんなことを考えていると隣にいた友奈が風に一つの質問する。

 

「先輩!翔助君はどうするんですか!」

 

「翔助なら、、もう戦闘中よ。」

 

 

風はすでに戦いの火蓋は開かれていることを二人に伝えた。

 

 

 

 

 

 

 





すみません。道中の人形劇の内容まで書いていると長くなりそうだったので省略いたしました。

部外者、、同じ部活に入っていないから、
これが本当の『部外者』ってね!

・・しょうもなくてすみません。

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