最弱先輩に憧れて   作:@深夜

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今回で転生うんぬんなどまでいきます。
長いなぁと思うかと思いますが。
お見守りください
どうぞ


プロローグ(後)

 

「・・ん?、、あれ?え!?ここどこ?」

 

目が覚めたら知らない天井だった、、

どころではなく、真っ白な部屋に何も無い空間。

・・そういえば僕、跳ねられたんだっけ。

ということは死後の世界ってやつかなこれ

 

「ほー、察しがいいな少年よ。」

 

「うぉっ!びっくりしたーというかどこから出てきたんですか?あなた?」

 

いきなり一人のおじいさんが背後にたっていてびっくりしてしまった。

心臓に悪いな寿命縮むよー、死んでるけど

 

そんなことを考えながら目の前の老人のことをよく見る。

、、うんTHE GOD って感じだねー

白い髭に頭の上にある天使の輪っか。

夢みたいな状況だねこれ

もしや夢かもなこれ頬をつねってみようか

 

「頬をつねっても夢なんかじゃあないぞ?というか、自分が死んだことを理解しているぐらいなんだから、実感ぐらいはわくであろう?」

 

考え読めるのかよ。さすがGODだね

 

「まぁ、実感はわいてますが、神様がこんな冴えない少年に何の用かなーと」

 

「暇潰しじゃよ」

 

「・・・は?」

 

「お主の人生を一通りみたのだが、とても興味深くてのぉ~」

 

暇潰しねぇー僕で?

興味深いか、、もっといい人いると思うんだけどねぇ。

それに、、『嘘半分本気半分』って感じだな。何か嘘ついてるな、、何だろう?

 

「まぁ、そんなことよりもだ。話を進めていいかのぉ?」

 

「はぁ、話ですか?」

 

「そう、簡潔に言うが転生というもののをしてもらいたい」

 

転生ね、よく転生ものとかあるけどそんなポンポンやっていいんかね?

 

「いいんじゃよ別に」

 

いいんですねー、なるほどー軽いなー

 

「で?具体的内容を教えてください」

 

「そうじゃな、、ただ転生するだけなら面白くない。というわけで何か特典をやろう」

 

「特典?」

 

「そう。例えば漫画、アニメのキャラの能力とかがテンプレじゃの」

 

へぇーでも、それじゃあチート級の能力もいくつかあると思うんですけど

 

「チート級の能力でもいいぞ。それはそれで面白いからのぉ」

 

「それって一つだけですか?複数の場合はどうなりますか?」

 

「二つ以上になると何かしらデメリットがつくことになるがそれでもいいならよいぞ」

 

なるほど、、

やっぱり王道は主人公とかのチート級能力だろうね。正義の力とかが定番だろうね。

確かに興味深いけど・・

やっぱり僕はあの人がいいな

 

「神様、決めましたよ。」

 

「ほう。早いのぅそれでどうする?」

 

「お前が欲するのは何だ?チートか?最強か?無敵か?」

 

神様の雰囲気が変わった。

テストの問題文のような問いかけをしながら、強者の圧ってやつ?をだしている。

どことなく自分にプレッシャーがかかる

チート、無敵、最強

魅力的な言葉だろうねでも、、

 

「僕は球磨川禊の『大嘘憑き』(オールフィクション)と自分のオリジナルな力が欲しいです。」

 

「ほぉ。そしてデメリットは何がいい?」

 

「新しい体じゃなくてこのままでの転生とかどうですか?」

 

自慢じゃないが身体能力はゴミ。

コミュ力も高いわけでなく。顔も普通と、

RPG的に言うと全体的に低めのステータスのためデメリットにはなるのではなかろうか

 

「確かになるかもしれんが、、使い慣れた体だからのぉ~」

 

「なら身体能力は上限を作るとかいかがです?」

 

「上限を作ればそれ以上上がることはないし、逆に下がることはあるのでデメリットになると思いますが、、どうです?」

 

「ほぉ~面白いのぉ、それでよかろう」

 

設定はOK。でも転生先はどこなんだ?

 

「ん~何か指定あるかのぉ?」

 

指定しろと言われても、、漫画もアニメも知らないし、ドラ○もんの詳細も知らないぐらいだしなぁ。

 

「ならくじきびきで良いかのぉ?」

 

「え?そんな雑でいいんですか?そんな学校の席替えの席決め感覚で」

 

「いいんじゃよ~よーしドーン!、、なるほどなるほど~」

 

「なんて名前の世界ですか?」

 

「もし知ってたらつまらんから、内緒じゃよ。ハイ、行ってらっしゃい~」

 

その言葉と同時に意識が薄れていく。

、、急すぎ、、ない?、、

 

 

 

転生先に移動中の少年を眺めて、完全に行ったことを確認し、ある老人は呟く。

 

「もちろん暇潰しに誰か特典付きの転生をさせようと思ったのは嘘じゃあないがのぉ」

 

あの少年の生前の暮らしはひどかった

親も友達も、あげくには動物からも嫌われていた。

人は気付かないだけで必ず誰かから愛をうけて育っていく。

愛がなければ人は生きられない、だが環境も整っていなければいけない。

衣・食・住とプラスで愛

これが当たり前だそう当たり前だ

 

だけどあの子は違った

彼は『愛』も『衣』・『食』・『住』

も全部受けられなかった。

 

『なのに生きていた』

、、いや『生きてしまっていた』というほうが正しいかな?

いっその事死ねていたら楽だっただろうに

 

「同情したのだろうな、わしはあの子に」

 

事実亡くなったあとでもかばった子とその母親、父親以外だれも悲しんだ者はだれもいなかった。

 

「頑張れよ少年、、いや、

 

『西村 翔助』(にしむら しょうすけ)よ」

 

 

 

 





やって転生うんぬんが終わりました。
次回から転生先で色々オリ主が行動します

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