眠れなかったので投稿です。
短めですが、どうぞ。
翌日----
いつも通り勇者部に来てみると、早めに来たのか、夏凜ちゃんがテーブルの上にサプリやらなんやらを並べていた。
先に来ていたみんなも少し困惑気味だ
「夏凜ちゃん、それは一体、、?」
「喉にいいサプリメントだとか、とりあえず色々と喉に良いものを用意したわ」
「はえー。よくこんなに揃えたわね」
樹ちゃん一人のために色々夏凜ちゃんなりに考えていたんだろうね。
・・にしては少し量が多いような?
「さあ、これを飲みなさい樹。」
「え、、これ全部はちょっと、、」
「さすがにこれ全部はきついわよ。それにさすがの夏凜さんも厳しいんじゃないですかね~?」
「なら、やってやるわよ!見てなさい」
樹ちゃんが苦笑いをしながらそう答え、風先輩が夏凜ちゃんを煽るようなことを言い案の定、夏凜ちゃんが乗っていた。
やっぱりプライド高いよな~。
飲んだ数秒後、夏凜ちゃんが急いで部室の扉を開いてトイレに駆け込んだのは言わなくてもわかるだろう。
『・・まぁ、夏凜ちゃんなりに良かれと考えてくれた結果だからねー。さすがに一気だとああなっちゃうから少しずつ、馴染ませるように飲むといいよ?』
「あ、はい。」
フォローはしておく。
悪くない手だしね、サプリは。
でも策はもう打ってある。
昼休みの時間に樹ちゃんの歌について、やっぱり精神的な問題がでかいのでは?
と、自分の考えを二人に伝え、友奈ちゃんと美森ちゃんと一緒に考えて応援メッセージを書いてこっそり教科書に挟んでおく、ということをした。
体はサプリメントで補い、心はメッセージで満たさせる。
緊張なんてものは、支えてくれる人がいるということをしっかり感じさせてあげれば案外ケロッっとなる事が多い。
あとは本人次第かな?
数日後---
どうやら歌のテストは上手くいったようで、樹ちゃんから良い知らせを聞くことができ、皆で喜んでいた。
その後メッセージカードについて一人一人に丁寧に樹ちゃんがお礼を言って、みんな照れくさそうにしていた。
しかし、いきなり樹海化が始まる。
いきなりだったものの、みんなは急いで気持ちをきりかえ、勇者へとなりバーテックスのもとへと急ぐ。
バーテックスのもとにたどり着いたと同時にみんなが絶句する。なぜなら、、
「な、七体、、!?」
「残りのバーテックス、全てで来たってわけね、、」
友奈ちゃんが驚くのも無理はない。風先輩の言う通り、まさかの残りのバーテックス全てで突入してくるとは思うまい。
その数七体。しかもあの時の『獅子座』っていう、大きなバーテックスまでいる。
獅子座一匹だけでも十分辛いのに、まさかの+αで6匹もくるとは、、
それだけ相手も潰しに来てるのだろう。
それにバーテックスは何回でも作れるっぽいし、代わりも利くだろうからな。
とりあえず大前提として、満開は必須
つまりみんな何かを代償として捧げることが決まっている。
・・言うべきか?満開の代償、『散華』についてのことを。
自分達は何も知らされていない状態で、散華を受けたため、悲しさがよくわかる
彼女達に心構えをさせておくべきか?
・・いや、止めておこう。
普通に考えてそんな重いことを伝えたら、
満開を使う時に躊躇してしまうだろう
前にも言ったが、勇者の強化はあくまでも
外側だけで、内側はちゃんとした中学生なのだから。
散華を伝えた後のみんなの折れる姿を想像するのはそう難しいことじゃなかった
「よし!勇者部集合!円陣組んで、気合いを入れるわよ!」
「了解です!風先輩!」
「そんなことしていられる余裕ある?」
「何言ってんのよ。こういうきついときにこそ、気持ちをあげていかないと!」
「間違ってはいないような気がしますので私も賛成です。」
「私も!お姉ちゃんの言うことは一理あるような気がするんですけど、三好さんは嫌ですか、、?」
「ぐっ。・・嫌ってわけじゃないけど」
「はーい!集合~!」
なるほど、今なら大赦の気持ちほんの少しだけ、わかるような気がするよ。
「ほら、翔助も!早く、早く!」
『・・すみません。今行きますよー』
なぜ教えてくれなかったのか、と後で僕を憎んでくれたっていい。
前世で憎まれ役は慣れっこだったし、彼女達には憎む権利があるからね。
そんな思いを抱きながら、戦いの火蓋は切られた。
はい、バーテックス戦は次回に続きます
今更ですが、タグに『鷲尾須美は勇者である』を追加いたしました。
追加忘れを思いだしましたので。
それでは、おやすみなさい。