最弱先輩に憧れて   作:@深夜

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思い浮かんだので投稿です。


その二

 

ひろとちゃんから離れて部屋の隅を見つめている少女、、そのこちゃんだっけ?に

はなしかける。

 

『ねー君?一人で何してるんだい?』

 

「・・・・・」

 

ん?無視?

いや、これは~

試しに少女の前に立ち手を振る

 

『おーい?』

 

「・・・ハッ!」

 

『気がついたかい?』

 

やっぱりボーっとしてただけかい。

でも、良かった無視されてるだけだったら傷ついちゃってたよ。

 

「ご、ごめんね、ボーっとしちゃってたんよ」

 

『いやいや気にしなくていいよ。いきなりはなしかけた僕も悪いからね』

 

「で、えっとなにかわたしにようかな?」

 

『いや、みんな友達と一緒に遊んでいるのに一人だけで何してるのかなぁーってね』

 

ちょっと無神経だろうねこの質問

まぁ見た目は幼稚園児なので許してね。

 

「あはは、わたしはみんなよりゆったりしてるからね~。きみわるがって友達ができないんよー」

 

自分達と違う性格、なおかつ家が偉いため何かあったら自分達がなにされるかわかったもんじゃないと。

まぁ、怯えられて友達なんかできないだろう当たり前だ。

でも前世の僕じゃああるまいし。嫌われてはいないが一人ってのは普通の人だと辛いだろう。

ならば、、

 

『じゃあ僕と友達になろうよ』

 

「・・え?」

 

『ん?あれ?嫌だったかな?』

 

「い、いや私はみんなと違ってのんびりしてて、マイペースなんだよ?」

 

『それで?』

 

「・・家だって大きいから、なにされるかわからないって先生たちだってうわさしてるんだよ?」

 

『らしいね?』

 

「らしいね?って、、怖くないの?気味悪がらないの?」

 

友達になろうって言ってるだけなのにこんなに困惑されるものなのかな?

にしても本当に幼稚園児かい?この子?

人の話がそこまで聞いているとはね、、

それぐらい周りのことを気にかけていたんだろうね、実に優しい子だ。

こんな子に辛い思いはさせれないね。

 

『怖くもないし、気味悪くもないよ。じゃないと友達になろうなんて言わないだろ?』

 

「ほ、ほんとうにいいの?」

 

目が若干潤いでいる

 

『当然。むしろこちらからおねがいしたんだぜ?友達も一人だけじゃ寂しいしね』

 

『僕の名前は西村翔助よろしくね?君は?』

 

「わ、わたしは、乃木さん家の園子です!」

 

『・・何で敬語?』

 

「あ、、えへへ、、緊張しちゃって」

 

まぶしっ! 良い笑顔すぎるよ。

 

『改めてよろしくね?園子ちゃん』

 

「うん!よろしくね、にっしー!」

 

は?にっしー?・・ああ、あだ名ってやつなんだろうね。

前世で一人も友達いなかったからあだ名呼びなんて都市伝説かと思ってたよ。

 

 

というか園子ちゃんはあだ名なら僕もあだ名でよんだほうが良いのかな?

 

そんなことを僕は少し考えていたが、友達0人だった僕がそんなこと分かるはずもなく、1日たっても答えはでないのだった。

 

、、明日両親に聞いてみようか。




どうですかね?
「~は勇者である」シリーズは詳しいというほどでもないので。
ネットで一部調べながら書いていますが、本家の作品と比べてキャラなどの設定で相違点がありましたら教えてください。
では

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