最弱先輩に憧れて   作:@深夜

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諸事情により遅くなりましたが、書きました。

・・現実逃避もかねて、ですけどね。


バレンタインデー!前編

ある日の学校にて-----

 

『おはよーみんな~』

 

「「リア充死すべし、慈悲はない」」

 

『・・二人共どうしたんだい?』

『いつにも増して過激じゃあないか』

 

「あー、そこらへんにしろ、バカ二人」

 

「「あべし!!」」

 

いつも通り学校に登校して、いつもの男の子三人に挨拶をすると、二人が飛びかかってきたので避ける。

それを見たもう一人の男子、明田(あきた)君が呆れながら、頭にチョップをして咎めていた。

 

……何なんだ?一体。

 

「ごめんな翔助。朝からこいつらこのテンションなんだよ。クラスのカップル見るたんびにその子達に邪気をとばしてさ~」

 

『いや、別にいいけど』

『なんかあったのかい?いつもの数倍ぐらい荒ぶってたぜ?』

 

「・・え?…あぁ、なるほど、、翔助、今日がなんの日かわかってるか?」

 

彼は少し意外そうに驚いた表情をしたのち、何かがわかったのか、納得した顔を浮かべて僕に聞いてくる。

……ん~今日は2月14日だよな?燃えるゴミの日?…いや、違うよな、、誰かの誕生日とかかな?……わからないな。

 

『・・ごめん、わからないよ。今日は一体何の日なんだい?』

 

「・・マジか。翔助とか貰いそうだからわかってると思ったんだが、、」

 

「貰う」?何を貰うんだ?一体。

 

「えっとな、今日は、」

 

 

「「バレンタインデーだよ!!」」

 

 

「うおっ!?びっくりした!」

 

『生きてたんだね、二人共』

 

「「勝手に殺すな!!」」

 

明田君が話そうとすると、倒れていた二人がムクリと起き上がり、大声でそう叫んだ。まさか起きていたとは思わなかったので、思わずそう言ってしまった。

 

なるほど、そういえば今日はバレンタインデーだったな。

前世ではそんなものもらったことなかったし、今世の小学生時代も、もらってなかったのですっかり忘れていた。

 

「どうせお前も貰ってんだろう!?おら!さっさと吐け!!」

 

「うらやましいぞ!この野郎!!」

 

『肩を揺らさないでくれよ、酔いそうになるからさ』

 

そんな血眼になってまででも知りたいのかよ、この子達は。

 

「だから落ち着けって、、でも俺も気になるな。もう、何個か貰ってたりすんのか?翔助?」

 

『いや?貰ってないけど?なんなら今までもらったことないぜ?』

 

「およ?そうなのか?一個ぐらいなら貰ったことありそうだけどなぁ~」

 

「嘘つけ!お前がチョコ貰ってないなどありえん!」

 

「そうだ!そうだ!」

 

いや、なぜそんなに怒ってくるんだよ。

僕はただ本当の事を言っただけだぜ?

 

『いやいや、本当だぜ?』

『逆に僕が誰から貰うって言うのさ?』

 

「そんなの決まってんだろうがよ!」

 

「勇者部の人達から貰ってんだろ!先輩や後輩にまで手をだしたの知ってんだぞ!」

 

『ちょっ、言い方よ。』

 

手をだしたってひどい言い方するなぁ

…って、そんなことした覚えないし。

 

「俺もこいつらが言ってる通り、勇者部の子達から貰ってると思ってたぜ?あとは、美奈ちゃんあたりかな?」

 

美奈ちゃんって言うのは、フルネームで

『水無 美奈』(みずな みな)と言う子だ

どんな子かと言うと、クラスの男の子や先輩の男子が選ぶ『理想の彼女ランキング』

で一位を獲得している子だ。ちなみに二年で、同じクラスである。

 

結構彼女とは仲が良くて、朝に話したりとか結構するのだが、ランキング一位をとっているのも納得するぐらい良い子で、仕草も可愛らしい。他に、料理も勉強もできるため、仮に彼女になるとするなら素晴らしい女性と言えるだろう。

 

ちなみにスタイルも良いため、男子友達のいくつかは、よくじろじろと彼女を見ている。ということが日常茶飯事だ。

……ちょっと露骨すぎるけどね

 

そんな子が僕にチョコ?

十中八九ないな。そんなこと天地がひっくり返ってもないだろう。

勇者部の子達も同様の理由だ。

 

『ないない。確かに仲は良いとは思うけど、チョコはないだろうね。』

 

「ん~そうか~?何か美奈ちゃんお前と話す時、すごい楽しそうなんだがな~」

 

『そうかい?気のせいだと思うけど。』

 

「・・まあ、そう言うことにしておこうかな。それでも、友チョコならあるだろ?」

 

『あはは』

『だといいんだけどね~』

 

「美奈ちゃんまで、、うらやましい!」

 

「爆発しやがれ!!」

 

「はいはい。俺たちはトイレ行ってくるわ。またな~翔助~」

 

『は~い』

 

嵐みたいな時間だったな~。

まあ、とりあえず友奈ちゃん達に挨拶しに行って、時間まで駄弁ってようかな。

 

 

 

「あ、翔助君!」

 

そう考えていると、後ろから僕の名前を呼ぶ声が聞こえたので、振り向くと、そこには美奈ちゃんがいた。

……噂をすればなんとやらってやつか

 

『おや、おはよう。美奈ちゃん』

 

「うん、おはよう。…さっき私の名前が翔助君達のところから聞こえたんだけど、、何かあったの?」

 

ありゃりゃ、あの子達のせいで不審がられてるじゃないか。とんだとばっちりだぜ

 

……少しからかってみようかな。

 

『あぁ。美奈ちゃんはやっぱり可愛らしいなぁって話してたんだよ。』

 

「え!?そ、そんな事話してたの!?」

 

『あはは、そうだぜ?ほら、今日ってバレンタインデーだろ?美奈ちゃんみたいな子からチョコ貰いたいなぁってね。』

 

「へ、へぇー……私が、可愛いかぁ~、、えへへ。」

 

うん、可愛らしいね。

頬を赤らめながらも、はにかんだ笑顔を見せて照れている様はそれしか言いようがないだろう。…さすが一位だね。

ちなみに勇者部の子達は2から下のトップ10

入りを果たしている。妥当だろうね。あの子達も外見と中身、どちらも素晴らしいからね。…やめよう、自分が気持ち悪い。

 

「あ、あの……翔助君?」

 

可愛らしいなど考えている自分を気持ち悪く思っていると、美奈ちゃんが頬を赤らめて話しかけてきた。

 

『ん?どうかしたかい?美奈ちゃん』

 

「あのね、えっと、、放課後になったらさ、少し時間貰えないかな~って。」

 

…まだ朝だけど、、今言うってことは、何か大事なことでもあるのだろうか?

放課後は勇者部の活動があるが、少しなら大丈夫かな。一応昼休みの時間とかに風先輩に連絡を入れに行っておこうかな

 

『いいけど、そんな改まって言うなんて珍しいね。何かあるのかい?』

 

「えぇ!?う、うん。ちょっと、、ね」

 

『?…まぁ、内容はその時に聞くよ。じゃあ、またね美奈ちゃん。』

 

「はーい」

 

明らかに慌ててたけど、何なんだろう?

目も泳いでたし、ますます気になる。

 

 

 

 

キーン コーン カーン コーン

 

『あら、時間になっちゃった』

 

結局友奈ちゃんと美奈ちゃんに、朝の挨拶できなかったなぁ。

でも同じクラスだし、その時に謝りをいれておけば大丈夫かな?

 

そう考え、みんなが席につこうとしているのに合わせて、僕も席についた。

 

 

 

「あれってさ……東郷さん……」

 

「えぇ。・・強力なライバル出現ね。そのっち達にも教えないと・・私達も負けてられないわね」

 

 

二人が険しい顔つきで何かを話していたのを、彼は知るよしもない。

 




リアルでの用事がありまして、前編後編と分けようと思います。

オリキャラの美奈ちゃん登場です。
といっても多分本編ではがっつり出たりすることはないので、見た目などの詳細は書かない予定です。
もし気になる場合は感想欄に書いていただければ、詳細を返信に書こうとは思います

後編はまた明日になりそうです。

では、また。
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