今更なのですが、
この章は早く終わるかもしれません。
『結城友奈は勇者である』を長く書きすぎましたので、巻いていかないとグダグダと長くなりそうですからね、、
とりあえずどうぞ。
「「「「「「「メリークリスマース!」」」」」」」
あの後風先輩達の家に行って準備をした後、ケーキを買い出しに行っていた夏凛ちゃんと銀ちゃんを待ってからパーティーを始めた。
「あはは~まさかこうしてみんなで楽しくクリスマスを過ごせるなんて思わなかったんよ~」
「本当だよな~。アタシもまた外を歩けるようになるなんて思ってなかったよ」
「そっか…そ、そういえば二人は病室で何をして暇な時間を潰してたの?」
園子ちゃんと銀ちゃんが少し遠い目をしてそう語っていたので、気を紛らわせるためにふと気になったことを訪ねる。
「ん~?わたしは自分の小説を書いたりしてたんよ~。ちょっと書きにくかったけどね~」
「アタシは特に何もしてなかったゾ。まぁでも、時々翔助が送ってくれた手紙を大赦から受け取って読んでたから、多少はマシだったけどな」
「え?翔助君が?」
「あいつそんなことまでしてたのね…」
まさかの情報に少し驚く私達。
翔助君は勇者部の活動にけっこう力を入れてたから、おそらく土日などを使って書いていたのかな?
「最初は普通に手紙だったんだけど、後半になるにつれてビデオレターになってたりしていたんだよな。」
「私はにっしーの声が聞けるだけですごいうれしかったんよ~♪何回も大赦さん達に再生してもらってたからね~」
「そのっちは相変わらずねー」
「想像にかたくないわね、その光景」
「あ、アタシも好きだけどー?」
笑顔の二人の話を聞いていると、こっちまでニコニコしちゃうなー。
翔助君がいかに友達思いなのか分かる
その後もみんなで談笑しながら自分達で作った料理を食べて楽しんだ。
途中で東郷さんが手品をしていたのは驚いたなぁ~。
そして楽しかったパーティーも終わりを迎えた。そして片付けの時間に銀ちゃんと園子ちゃんが話しているのが聴こえた。
「・・できればにっしーも一緒にパーティーしたかったな」
「・・まぁな~……仕方ないだろ。でもまだ来年があるだろ?アタシ達はまだ中学生なんだからさ。」
「…そうだねみのさん……来年のクリスマスパーティーはにっしーも一緒に楽しみまくるんよ~!」
「いや、燃えるのは構わないけど!片付け手伝いなさいよ!」
「「ごめん!にぼっしー!」」
「にぼっしー言うな!!」
二人の話を聴いて思わず俯いてしまう。
翔助君は今どうしているのだろうか
信じてはいる。きっと生きているって。
でも、、
いつまでも耐えていられるわけないよ
「・・神樹様。私にできることがあるなら言ってください……お願いします。」
そんな小声で消えいりそうな呟きは、私にとっての悲痛の叫びだった。
パーティーの片付けが終わり、家に帰ろうと道を歩いていると目の前に一台の大きな車が停車した。
「大赦さんの印……?」
園子ちゃんの時の車と同じ大赦さんの印が入った黒塗りの車に首を傾げていると、中から仮面をかぶった人達、、大赦さん達が出てきた。
「結城友奈様。お話があります。突然で申し訳ないのですが、ついてきていただきませんか?」
「えぇ!?今からですか!?でも…」
「お家の事ならご安心ください。すでにご連絡は通していますので」
「そうなんですか?・・せめて内容について少し教えてくれませんか?」
そう聞くと、先に車に乗りこもうとしていた大赦さんが静かに振り向いて、ゆっくりと仮面越しに私へと言葉を告げた。
「世界の今後についての大事なお話です。…世界に関することですので、勇者部はもちろん、翔助様にも関わりがあります」
その言葉は私を動かすには十分だった
今回は短めです。
あと翔助君目線なしです。
・・原作キャラ視点むずい、、
『文才が欲しい』その一言に限ります。