本題も没題も読みはボンゴレデーチモです。
続き書きました。けどいつ投げ出すか分からないので短編扱いのままです。
続いても大覇星祭ら辺の後にオリジナルやって強引に終わらせようかな…って感じです。
タグを何度書き直しても「家庭教師ヒットマンREBORN!」の!マークが認証されない。!マークを消して検索しないとREBORNのタグには引っかからない。どうなってるの……。
学園都市。それは東京西部に位置する、最先端科学技術を研究・開発している完全独立教育研究機関である。
総人口230万人。その八割が学生。その実態は投薬や生体刺激、あるいは催眠暗示によって人為的に超能力を開発するという飛び抜けた研究を行っている。
能力の発現は個人の資質によるところが大きいものの、一通りの
一大能力の開発機関。それがこの学園都市の裏の顔だ。
「……とまあ、こんな感じの街なんだが」
「……すみません、ちょっとまだ良く分からないです」
「まぁ仕方ねえよ。これまで学園都市の外で暮らしてたんだろ?それがいきなりあんな所に飛ばされちゃパニックになって頭の中に説明が入らなくてもしょうがない」
上条からの学園都市とその内部で行われている超能力開発についての説明を受けたツナだったが、上条が判断した状態に加え、お世辞にも頭が良いとは言えない彼には難し過ぎたようで、いまいち理解し切れていない。
「まぁ今は学園都市や超能力にお前が開けた匣の事は置いておこう。さてと…待たせたな。次はえーと、インデックス?で良いのか?お前の話の続きを聞こう」
「むー。待ちくたびれたんだよ。私の話を途中で強引に打ち切ってこの人の話になってこの街の説明になっちゃうし」
「ご、ごめんね…。えっと…インデックス…さん?」
「なんで二人とも疑問形なのかな?」
インデックスという名前が本名だとは思えない上条とそれに釣られたツナの呼び方に不満気なインデックスだが、今は自分の置かれた状況を説明するのが先決だと思い、続ける。
「私が追われていた理由はね、私が持ってる10万3000冊の魔導書が狙いだと思う」
「魔導書?」
「10万3000冊?」
インデックスの話を聞いては見たが、突然出て来た言葉は魔導書だの10万3000冊だのといまいちピンと来ない単語と数。頭上にクエスチョンマークを浮かべる上条とツナを置いてインデックスは続ける。
「うん。エイボンの書、
(全然分からねー!!俺がおかしいの!?)
「……中身はともかく、お前…手ぶらにしか見えないんだけど」
早速話に着いて行けなくなりかけているツナと何が何だか分からないなりに何も持っていないように見えるインデックスを指摘する上条。インデックスはむくれながら上条に反論する。
「ちゃんと持ってるよ!10万3000冊!」
「10万3000冊って……何処かの倉庫の鍵でも持ってんのか?」
「何処にもそんな本無いと思うんだけど…」
「まさか馬鹿には見えない本だとか言うんじゃないだろうな?」
「馬鹿じゃなくても見えないよ。勝手に見られると意味が無いもの」
インデックスの主張はそれはそうかもしれないが、いまいち要領を得ない。上条もツナもインデックスの説明の意味を理解出来ずに困惑するしかない。
「で、誰に狙われてる訳?」
「魔術結社だよ」
「「……はい?」」
インデックスから出た単語は先程上条がツナにした説明は正反対なオカルト用語だった。
「はぁ?魔術?」
「あれ?日本語がおかしかった?
「それって…信仰宗教か何かか?」
「そこはかとなく馬鹿にしてるね?」
どうにも胡散臭いものを見る目になった上条とそれを察知したインデックス。そしてそれまであまり発言してこなかったツナがおずおずと上条に尋ねる。
「あの…上条さん、この街って超能力の研究してるんですよね?その……魔術なんてのもあるんですか?」
「そんな訳ないだろ?」
「むー!魔術はあるもん!」
ツナの質問をあり得ないと一蹴する上条。あっさりと魔術を否定した彼に対してインデックスもムキになって主張する。そんなインデックスに上条は怠そうに応える。
「ごめん、無理だ」
「?」
「俺も色々異能の力は知ってるし、沢田がここに飛ばされた匣についてもある程度推測は出来たけど、魔術は無理だ。さっき沢田に説明した通り、この学園都市じゃ超能力なんて珍しくとも何ともねぇからな。科学の力で誰だって『開発』出来ちまう」
「超能力は信じるっていうのに魔術は信じないなんて変な話!あなたもそう思うでしょ!?」
「んなっ!?ここで俺!?」
ツナからすればどちらも訳が分からないので信じる信じない以前の話である。分かる事と言えば上条もインデックスも…
「じゃあ魔術って何だよ?何ならいっちょ見せてみろよ」
信じて欲しいなら見せてみろと気怠そうに要求する上条。するとインデックスの顔は少し曇る。
「……私には魔力が無いから使えないの」
「使えないんじゃ魔術なんかあるかどうか分かんないだろうが!沢田もそう思うよな!?」
「えぇ!?また俺!?」
超能力の方も実際に見せて貰えなければツナには分からないのだが。
「あるもん!魔術はあるもん!」
「……ま、俺にも生まれた時からの妙な
「「妙な
ツナもインデックスも上条に視線を向ける。上条は信じて貰えないだろうな…といういつもの慣れた感覚と共に右手をヒラヒラと振って二人に見せ付ける。
「この右手…
「は、はぁ……」
ツナは乾いた返事を返す事しが出来なかった。人工的な超能力だの魔術だの言われてもピンと来ない中、そんなあっさりと神の奇跡を消せるとか言われても更にピンと来ない。そもそも
一方インデックスは上条の話を聞いて鼻で笑った。
「ぷっ!」
「何だその怪しい通販観てるみてーな反応は!お前ももうちょっとリアクションしろよ!」
「だって〜、神様を信じてもいなさそうな人に神様の奇跡だって打ち消せますなんて言われても〜」
「ぐ…ムカつく…!こんなインチキ魔法少女に小馬鹿にされるとは……!!」
「インチキじゃないもん!」
「じゃあ何か見せてみろよ!それを右手でぶち抜きゃあ、右手の事だって信じるしかないよな!?」
「良いもん!じゃあ見せてあげる!これ!この服!」
売り言葉に買い言葉。インデックスは立ち上がり、己の着ている修道服を上条に見せ付ける。
「これは『歩く教会』っていう極上の防御結界なんだから!」
「何だそれ。さっきから訳分かんない専門用語ばっかぶち込んで来やがって。意味分かんねーよ」
「むきーー!!」
ただ主張しただけで上条が納得するはずもなく、軽くあしらわれるインデックス。遂にキレた彼女は上条家の台所にダッシュ。そのまま棚を開けて包丁を取り出した。
「んなーーーー!?包丁っ!!?」
「おいいぃぃぃっ!!待て待て早まるなー!!」
刃物を取り出されてはツナも上条も震え上がる他無い。ブチギレたインデックスが包丁で全く魔術を信じようとしない上条とついでにツナを刺し殺しに来たのかと思い、逃げ出そうとする。
「論より証拠!この包丁で私のお腹を刺してみる!」
「何言ってんのーーーー!!?」
「何だよそれ!?」
どう考えても自殺行為なそれはどんな馬鹿でもやろうとはしないだろう。しかしインデックスは魔術の証明の為にそこまで身体を張ろうとする。幾ら何でもそんな事普通するか。
「これは教会として必要最低限の要素を詰め込んだ服の形をした教会なんだから!包丁で刺したくらいじゃ傷一つ付けられないんだよ!」
「だ、だからってそんな事出来る訳ないでしょ!!?」
「それで試しにグッサリ刺す馬鹿はいねぇよ…」
インデックスの主張を鵜呑みにしたとしてもそんな事を実行出来る人間などまずいない。その上それを提案されている二人は超が付く程のお人好し。例え何があろうともそんな事の為に人を刺せる訳がない。
「心配いらないんだよ!これはトリノ聖骸布をコピーしたものだから、強度は絶対なんだよ!物理、魔術を問わず全ての攻撃を受け流し、吸収しちゃうんだから!!」
「……つまりあれだ。それが本当に魔術で異能の力だってんなら、俺の右手が触れただけで木っ端微塵って訳だな?」
「君の力が本当な・ら・ね♪」
相手の主張は信じないのに自分の話が信じて貰えない事でムキになっている上条とインデックス。そんな二人の威圧感にツナは圧倒されるも、二人の話を聞いた上で彼の中にあるブラッド・オブ・ボンゴレによる超直感が改めて告げている。
どちらも本当の事を言っていると。
「上等だごらあぁっ!!そこまで言うならやってやろうじゃねえかぁぁぁ!!!」
遂に堪忍袋の尾が切れた上条はその右手をインデックスの着ている修道服に向けて伸ばす。
(……あれ?二人共本当の事を言ってるなら、本当に上条さんの右手が触れた時点でインデックスさんの服は木っ端微塵になるんじゃ……)
そして上条がインデックスの肩に手を置いた。
しかし何も起こらない。
暫しの静寂。
「あれ…?」
「別に何も起きないんだけど?ふふーん!」
上条はインデックスの言う魔術を。インデックスは上条の言う
インデックスの修道服がビリビリに破け、この部屋一帯に舞った。
全裸のインデックスを残して。
「んなーーーーーーーーー!?」
それを見てしまった上条は顔を赤らめ、ツナは顔を真っ赤にして叫びながら少なくない量の鼻血を噴き出した。思春期でウブな男子中学生にはお子様体型と言えど同年代(と思われる)の女の子の裸姿は刺激が強過ぎたようだ。
数秒後、全ての事態を理解したインデックスによって上条の身体全体に渡って彼女の歯型が刻まれるのであった。不幸でも何でもなくやはり自業自得である。彼が少しでも魔術の話を真剣に聞き、歩み寄っていれば回避出来た未来だった。
****
「ったく、あちこち噛み付きやがって。大体何で俺だけなんだよ。沢田だって見たじゃねえか」
「お、思い出させないで……」
身体中に刻まれた歯型の痛みを摩って引かせようとする上条と未だに顔を真っ赤にして鼻にティッシュを詰め込むツナ。ツナが噛み付かれなかったのは実行犯が上条である事と、その時には既にツナは鼻血を出してぶっ倒れていたのも大きいだろう。
そしてインデックスは上条のベッドの上でタオルケットに包まって身を隠しつつ、四散した『歩く教会』だった布を集めて何やら元に戻そうと奮闘していた。
(は、話しかけられない……)
あんな事があっては碌に口も聞けないだろう。普通に気不味いし、ツナにだってそれなりのデリカシーはあるのだ。しかし上条にはツナでも持っているようなデリカシーはなかった。
「合宿の時の蚊かよお前は。……まぁさっきのは俺が悪かったよ。だから……ってうわっ!?」
(普通に話しかけたこの人ーーーー!!!)
あろう事か自分で彼女を裸にひん剥いておきながら平然と話しかけたのだ。ツナもドン引きである。当然インデックスは近くにあった目覚まし時計を上条に投げ付けてクリーンヒット。
「あれだけの事があったって言うのにどうして普通に話しかけられるのかな?」
「あ、いや…俺だって大変ドギマギしてるというか……何というか」
「馬鹿にして!もうっ!」
そんなグダグタな空気の中、ツナと上条にある確信が生まれていた。上条の右手にインデックスの修道服が反応した事がその服に異能の力が宿っていたという事ーーーつまり、魔術の存在が証明されたという事。
「出来たっ!」
タオルケットを投げ捨て、インデックスは安全ピンで無理矢理繋ぎ止められた修道服を着込んでドヤ顔をして立っていた。帽子は被り忘れているが。
「何だ?そのアイアンメイデン…」
「日本語では針の筵と言う!……はあぁぁ」
やはり大切にしていたものなのか、『歩く教会』が破壊された事はそれなりに心的ダメージが大きいようだ。
そして上条はハッとして携帯電話を取り出して時間を確認する。
「あっ、そうだ!補習!俺、これから学校行かなきゃなんねーんだけど……お前らどうすんの?ここに残るなら鍵渡すけど」
「良い。出てく。いつまでもいると連中ここまで来そうだし、君達だって部屋ごと爆破されたくはないよね?」
そう言ってインデックスは玄関に向かって行く。釣られて上条とツナも玄関へ向かう。
「おい!待てよ…どわっ!?」
「一人じゃ危ない…ってうわああっ!?」
すると上条が何もない所で転び、それにつまづいてツナも転ぶ。その勢い余って上条は自分の携帯電話を踏み潰してしまう。ツナはツナで思いっきり床に顔面を叩きつけてしまう。
「……不幸だ」
「いてて…」
その様子を見てインデックスは何か思ったのか口を開く。
「君の右手、幸運とか神の御加護とかそういうものを纏めて消してしまっているんだと思うよ?」
「は?」
「へ?」
「その右手が空気に触れているってだけで、バンバン不幸になっていくって訳だね♪」
(この子笑顔で何言ってんのーーー!?てゆーかこの人悲惨過ぎるんですけどーーーーー!!?)
上条がツナ以上の不幸体質なのは何となく感覚的に理解出来ていたツナだが、思った以上に悲惨だった。
「……!!不幸だ……!!」
「何が不幸ってそんな
(追い討ちやめてあげてーーー!!)
上条は打ちひしがれるものの、すぐに顔を上げてインデックスに尋ねる。
「お前、ここを出てどっか行く宛でもあるのかよ?」
「ここにいると敵が来るから」
「「敵?」」
「この服は魔力で動いているからね。それを元にサーチかけてるみたいなんだよ。でも大丈夫!教会まで逃げ切れば匿って貰えるから!」
「ちょっと待てよ!それが分かってて放り出せるかよ!」
「そうだよ!それなら俺も一緒に…」
「じゃあ、私と一緒に地獄の底まで着いて来てくれる?」
その言葉に上条とツナは押し黙る。分かってしまった。これ以上は踏み込んで来るなと拒絶されている事が。
「それじゃ」
二人が何か言う前にインデックスはそそくさと玄関の扉を開けて外に出て行ってしまった。上条はそんなインデックスにせめてとでも思ったのか、走って行く彼女に向かって叫ぶ。
「困った事があったら、また来て良いからなー!」
「うん!お腹減ったらまた来る!…うひゃああっ!?何これ!?」
インデックスは周りを取り囲んだ電動掃除ロボットに驚きながらも階段を降りて行った。
上条はインデックスの後ろ姿を見送るとツナに視線を向ける。
「さて沢田…お前は……」
「すいません、俺も行きます!」
ツナは上条とインデックスのやり取りの間に部屋に置いてあった荷物を回収にしていたのか、並盛中の通学鞄を肩にかけて、何故か鞄の中に入っていたと思われる運動靴を手に持っていた。
ツナは急いで玄関で靴を履いて出ようとする。勿論上条は一応は引き止めようとする。
「って、お前の方は行く宛あるのか?」
「家に電話してみます!後は友達とかと連絡を取ってみます!」
ツナは鞄から虹の代理戦争が終わった後、暫定的に次期ボンゴレ10代目である事から何かあった時の為にという全く嬉しくない理由で父である沢田家光から持たされた携帯電話を取り出して上条に見せる。
「そ、そうか…」
「それと…俺、インデックスさんを追ってみます。あのまま放っておけないですし……。と、とにかく助けてくれてありがとうございました!」
あまり使いたくない手段ではあるが、場合によっては9代目やリボーンに頼んでボンゴレでインデックスを保護して貰う事も視野に入れてはいる。
上条にお礼を言ってツナも同様に部屋から出て行く。上条はそんなツナを見送りつつ、先程のインデックス同様に叫ぶ。
「インデックスにも言ったけど、何か困ったら来て良いからなー!」
「はい!本当にありがとうございました!」
そう言ってツナはインデックスを追って階段を駆け下りて行くのだった。上条はツナがドジな事は何となく見抜いていたので、階段で転げ落ちたりしないだろうな…と心配しつつ、部屋に戻る。
「お人好しな奴だな……。ってそうだ!補習!」
そして彼もまた、夏休みの補習の為に学校へ向かうのであった。
続くなら絡みが確定しているリボーンキャラと禁書キャラ
笹川了平&削板軍覇
「俺の名は笹川了平!座右の銘は『極限』だぁぁっ!!」
「中々根性入ってんじゃねぇか!俺は削板軍覇!好きなものは『根性』だ!!」
「うむ!極限に気合いが入っているではないか!ボクシングをやらんか!?」
かなり気が合いそうです。