私、俺…叶わぬ恋をしちゃいました。   作:星霊さん

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第一話

葵が急いで校門前に行くと、蓮人が手を振って

笑顔で葵に言う。

 

 

「お、時間通りだな。」

 

「遅れたかと思ったけど、時間通りで良かった。

ところで今回は二人で行く感じなの?」

 

 

その言葉を聞いて、蓮人は申し訳なさそうな顔をする。

そんな様子の蓮人に葵は頭に?を浮かべた。

 

 

「あー、他にも行く予定のやつはいたんだ。

だけど急に家の予定が入ったり、塾の時間と被ってたりで

結局、俺と葵しかいねぇんだよ。」

 

「ふーん、でもまぁいいんじゃない?

他の子達って言ってもどうせいつもの後輩達でしょ?」

 

 

蓮人、葵はこう見えても部活に入ってる。

しかし入ってる部活は、運動部でも文化部でもない。

では何部なのか……。

 

 

「まぁ、あいつらの場合は根性がねぇからな。

なんで俺達が作った【オカルト心霊調査研究発表団】に入ったんだ?

おかげさまでロクに研究も調査も出来やしねぇ。」

 

 

………。

そう、何を隠そうこの二人が入ってるのは

蓮人、葵がノリで立ち上げた部である。

 

部の名前通り、オカルト、心霊を調査し、研究。

それらをまとめて論文を発表する。

 

そんな感じなのだが

 

 

「まぁ、私らは耐性が十分についてるし

それに今回……っていうかいつものことだけど

肝試しっていうか、散歩感覚になってるから。」

 

「俺らが異常なのか。」

 

「多分ね。」

 

 

二人は大きなため息をつく。

が、蓮人は渋々といったような感じで

 

 

「こんなとこで話してても意味ねぇし。

さっさと心霊スポットの場所に行くか。」

 

「だね。」

 

 

という感じで、二人は心霊スポットに向かう。

道中、部についての会話だったり、今回の調査のテーマ決め。

またそれを基準とした研究の内容などを話していた。

 

 

「ようやくついたみたいね。

旧校舎になってからはあんまり来ること減ったから

なんかちょとだけ新鮮ね。」

 

「まぁ、鍵はないし朝だって言ってんのに薄気味悪いからな。

そりゃ、廃校にもなるわな。」

 

「さ、中に入りましょ。」

 

 

窓から侵入し、旧校舎の中を少し歩き回る。

予想通りというかなんというか、旧校舎の中はボロボロで

【よく今まで崩れずにいたな。】と二人は感心していた。

 

 

「ボロボロだな。

まぁ、そうじゃないと廃校にはならんか。

誰もこの廃校を手入れしてないみたいだし。」

 

「というかここそこそこ広いけどどうする?

一旦別れて調査、もとい探索を進めていく?」

 

「だな、じゃ俺は右の方を探索していくよ。

何かあったら最初に入ったあの窓が集合場所な。」

 

「了解、じゃまたね。」

 

 

そして蓮人、葵は一度別行動で

探索を開始していった。

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