久しぶりの投稿なのです
とある日のフブキ屋…
「フブキ~遊びに来たよ~」
「んんっ…ぐうっ…いらっしゃいミオー…んぐっ~!!」
「…なにやってるのフブキ?」
そこにはパンパンに詰まった米袋をズルズルと引きずるフブキがいた
「今日節分だからお昼から届いた豆運んでるの~!重い~!!」
「うちも手伝おっか~?」
「お願い~これが最後だから~!」
フブキの引きずっている袋の反対側を持って持ち上げる
「せーのっ!」
「重い!これ重すぎない?」
「えへへ~ちょっと良いお豆買ったからみんな身が詰まってるのかな~?」
「なんとか持てなくはないけど…」
「私はだいぶに楽だよ~♪♪」
「これどこに運ぶの?」
「お店の方に集めてるからそっちに運ぶの」
「わかった~」
んっ…集めてる?
フブキの言い方がちょっと引っ掛かったけどそこまで気にせずお店の方に袋を運んでる行く
◇◆◇◆◇◆◇
ふぶき屋店内
「なんじゃこりゃー!!」
そこにはフブキのお店のカウンター席付近に積み上げられた米袋であった
「フブキ!?えっ?いったいどれだけ盛大な節分する気なの?」
「いやー普通に黒ちゃん達だけでやるつもりだったんだけど…」
「いや、それにしては多過ぎでしょ!」
「えへへ…これにはちょっと深い事情が…」
「事情も何も単にフブキが寝ぼけて買う数間違えただけだろ」
フブキが上の空になって話をはぐらかそうとすると黒ちゃんがジトーっとフブキを見ながら理由を話してくれた
「いやっこれはね、そう!黒ちゃん達がびっくりしてくれるかなーと思ってやったドッキリなの!」
「ドッキリでもこれは笑えないにゃ~!!」
奥の方でたしかフブキのお店の店員さんの猫姫ちゃんが両手と両しっぽをバタバタと揺らしながら言っている
「で…本当は?」
黒ちゃんフブキのことめっちゃ見てる…正直うちも怖い
「あうっ………正直私も覚えてない…買った日の前日遅くまで起きてたから…」
「やっぱりそういうことか…」
「えーっと、もしかしてうちが呼ばれたのってこの沢山の大豆関係ある?」
「そうそうそうだよ、ミオー!お願いこの大豆の山貰って~!!」
「えー!!無理だよ!!うち、そんなに大豆食べられないよー」
「ミオのお家の子達好きそうだと思って~」
「いやいやうちの子達でもそんな沢山は食べられないよー!!」
「お願い~一袋でも良いから~!!」
「うんっまあ一袋なら良いか」
「ありがとう~!」
「それであとどれくらいあるの?」
「あと19袋あるにゃ~!!!多過ぎにゃ~!!」
「フブキ~どうするのこの大豆の山、毎日大豆料理とか私、絶対嫌なんだけど」
「ん~……ナザさんが解決策考えてどこか行っちゃったんだよ…」
フブキが言い終える前に外からドシン!と音がした
「あっナザが帰って来たにゃ~」
◇◆◇◆◇◆
ふぶき屋の外には龍の姿になったナザさんが大きな岩を2つの抱えて帰って来た
「店主ただいま戻りましたー!!」
「ナザさんお帰りーおっきい岩だね~どうするのこれ?」
「これはですね~!!切り出したこの2つの岩を石臼代わりにしようかと!!」
「てことはきな粉を作るの?」
「はい!!ストックが無くなっていたのでちょうどいいかと!!」
確かにきな粉は切らしていたし、ナザさんが持ってきた岩も両方とも平べったくて、片方には凹みや粉が出てくる穴もある
「ナザ、ナイスアイデアにゃ~!」
「おー!確かにこれなら粉状になって一気にまとめられるね」
「にしてもでかすぎだろ、どうやって動かすんだよ」
「それは私がこの姿で回しますので、オーナー達はきな粉をまとめてくださいなのです」
「仕方ないやるか~ただし!」
「ただし?」
「作るんだったら美味しいきな粉だんごとかきな粉餅を食べさせろよな!!」
◇◆◇◆◇◆◇
地面に猫姫ちゃんが蔵から持ってきてくれたブルーシートをナザさんの持ってきた岩の周りにしき、お店からあの沢山の大豆の袋を持ってきて下の岩の中に入れる
ナザさんが上の岩を乗せ、そこら辺の木を折って削り取っ手として岩に突き刺して回し始めた
はじめのうちはからとかしか出てこなかったけど
「おっ出てきた出てきた」
「一気に出てきたねー」
「すっごいふかふかにゃ~寝っ転がりたいにゃ~」
「ダメだよ汚れちゃうよ~あれ、黒ちゃん?」
「きな粉…ジュルリ」
「黒ちゃん早く集めないと食べられないよ」
「えっ別に私はそんな食べたい訳じゃ」
「そんな事言ってる割りにはしっぽブンブンさせて体は正直だね~」
「フーブーキー!!!!」
◆◇◆◇◆◇
「きな粉完成~!!」
「ふう~疲れました~」
「ナザさんお疲れさま~すごい重そうだったけど大丈夫?」
「ありがとうございます、大神様いえ大丈夫です、これぐらいでは龍の肩は壊れません」
「お団子持ってきたにゃ~」
「待ってました~特に黒ちゃんが~」
「うにゃっ!フブキ~」
「早く食べよー」
◆◇◆◇
猫姫が持ってきたお団子やお餅にきな粉まぶし、外用のテーブル椅子で食べる、飲み物はナザが入れてくれたお茶である
「ん~!美味しーやっぱり何でもできたてが一番~」
「美味しいにゃ~♪」
「やっぱりここのお団子美味しい~」
「美味しい~きな粉♪♪」
「オーナー?」
「えっ!いや何でもない!!」モグモグ
「オーナーそんなに急いで食べたら!!」
「んんっ!!」
「オーナー!!」
ナザが背中も叩いてなんとかなった
「オーナー大丈夫ですか?この水飲んでください!」
「ケホッケホッ…うん…大丈夫………ゴメン」
「ふえ?」
「なんでもない、なんでもない!!」
◆◇◆◇◆◇
「「「「「ごちそうさまでした」」」」」
「フブキありがとね、ごちそうしてもらって」
「こっちこそ来てくれてありがとうミオ」
「残りのきな粉は新しい袋に入れて蔵の大型冷蔵庫に入れてしまいましょう」
「ナザこれか?」
「はいそうですよオーナー、それに入れてしまいましょう」
向こうでは黒ちゃんとナザさんが残りのきな粉をしまっていた。
「さーて後は節分に使う分とミオにあげる分で買った大豆は全部消化しった~」
やっと終わった達成感に両手を上げて伸びていると
「フブキさんまだにゃよ」
「え?」
「まだお店にあと5袋位あるにゃよ」
えっ………嘘でしょ…さすがにもうきな粉とか食べられないんですけど…
「………」
「えっと…フブキ?顔真っ青だよ?」
「ねぇ…ミオ……もう二三袋貰ってくれない?」
「え~~!!!」
その後どうしようも無くなった残りは、苦肉の策として事務所に送られることとなった
◆◇◆◇◆◇
「ぐぅ~重い~…だけどあとちょっと…」
あのあとフブキから大豆の袋を貰ってナザさんに近くまで送ってもらって、台車まで貸して貰ったけどやっぱり重い…
「もうちょっと~」
頑張って台車を押すと我が家が見えてきた
「やっと見えた~…きっとみんなびっくりするだろうな~これを置いたらとりあえず恵方巻きの準備しないと、おっきいの作るぞ~!!」
そんな事を考えながら玄関まで台車を押していると
「え?」
なぜか玄関前には大きなダンボールが6箱ほど積まれてあった
「え~!?何で?どこから送られてきたのこれ!?」
ダンボールを見ているとその一つに封筒が一緒に張り付けられていた
差出人を見てみるとそこには猫又 おかゆと書いてあった
「………」
◆◇◆◇◆◇
「恵方巻きできましたよー」
「「待ってましたー」」
「ん~」
「どうぞお召し上がりくださいませなのです♪♪♪」
「んんっ?ナザこの恵方巻き肉入ってるんだけど」
「今回は試しにお肉をれてみました」
「なんだろう~すごい豪華に見えるお肉入ってるだけで」
「今日はオーナーが手伝ってくれたので喜んでいただけるかと思い入れて見ました」
「えっ!べ、別に手伝ったのは家族として当然だし………」
「あっ黒ちゃん照れてる~誉められるいつまでたっても慣れないよね~」
「うるさい~恵方巻き食べるだから話しかけないでよ」
「はいはーい、それで黒ちゃん何を願うの?」
「………」モグモグ
願い事…そんなの決まってるじゃん、私の願い事それは
いつまでもフブキや猫姫、ナザ達と美味しいものいっぱい食べて、楽しく暮らしたい、これ以外あるわけ無いじゃん
ここまで読んでいただきありがとうございます。
久しぶりの投稿でまだ感覚つかめ直せていない所多数ですが、今年も今までよりも良いSSを書ける用精進していきます
◆◇◆◇
ミオちゃんへ
間違えて節分用の豆を沢山買っちゃったから送るね~
使い方は任せるから美味しく頂いてね~
ミオちゃん以外にもスバルちゃん達にも送ったんだ~
じゃあね~
猫又おかゆより
「………」手紙をじっと見ている
「ハァ………事務所に送るか~」
後日、事務所に大量の大豆の入ったダンボールが届き、事務所は大豆まみれとなった
これによって社長と事務員(主にえーちゃん)の食事は納豆料理になったという