スーパーロボット大戦Tー交差する運命ー   作:カイト・レイン

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スパロボTの投稿開始です!

まずは男性主人公ルートのプロローグです!

それではどうぞ!


男性主人公 
プロローグ 再会と出会い


 

 

《2年前…西暦2086年》

 

青い地球…。

 

ー俺は小田切(おだぎり) 拓哉(たくや)…。

 

過去に様々な事があり、ある人体実験の被験体にされていた。

 

だが、今はその研究施設を抜け出し、ある人物を2人探している。

 

…その内の1人がこの研究施設にいるという情報を手に入れ、侵入していた。

 

警備員1「侵入者はどこに行った⁉︎」

 

警備員2「わかりません!監視カメラも全て、破壊されています!」

 

警備員1「な、何という奴だ…!探せ!ここにはあの女と…あのお方が開発した()()があるのだぞ!」

 

俺は物陰に隠れながら、警備員達の話を聞く。

 

あの女とは俺が探している人物の事だろう。

…だが、()()とは何だ…?

 

嫌…今考えていても仕方ない。…兎に角、一刻も早く彼女を探さないと…。

 

俺はある部屋の前に辿り着き、扉を開く。

 

そこには手術台の上で両手両足を縛られ、意識を失っている少女がいた。

 

その少女の顔を見て、俺は安堵の気持ちになる。

 

…笑う事は出来ないが…。

 

しかし、周りを確認すると、使用を終えた注射器などが散乱している…。

俺はそれを見るたびに怒りを覚えるが、すぐに落ち着き、彼女の拘束器具を破壊し、彼女に声をかけた。

 

拓哉「おい、起きろ。おい」

 

?「っ…んぅっ…?…ヒッ⁉︎」

 

目を覚ました少女は俺を見るなり、怯えた表情で俺から逃げようとして、手術台から転げ落ちた。

 

俺をこの研究施設の人間だと思っているのか…?

いや、俺を覚えていないはずがない…。彼女は…俺の…俺の…。

 

拓哉「落ち着け、俺は研究施設の人間ではない。小田切 拓哉だ」

 

名前も名乗った。

 

?「小田切 拓哉、さん…?あなたもこの研究施設の被験体だったのですか…?」

 

…何っ…?

 

何故だ…何故、彼女は俺の事を覚えていない…?

…もしや…。

 

拓哉「お前…何も覚えていないのか…?」

 

?「…はい。人体実験の影響でだと思いますが…」

 

人体実験の影響で記憶を失った…?

何故だ…何故、奴は…!

 

俺から何もかもを奪おうとする…!

 

?「あの…その口ぶりですと、あなたは私の事を知っているのですか?」

 

拓哉「…」

 

知っている…嫌、知らないはずながないんだ。

…だが、記憶を失っているならば、余計な混乱は避けたい…。

 

拓哉「池波(いけなみ) 夏華(なつか)…それがお前の名だ」

 

夏華「池波 夏華…。私の名前…」

 

拓哉「夏華、俺は行く。…お前はどうする?」

 

夏華「…私も連れて行ってください。この様な所には…いたくありません…!」

 

拓哉「だったら、ついて来い」

 

夏華「あ…小田切 拓哉さんでしたよね…?では、リーダー…とお呼びしてもよろしいですか?」

 

リーダー…?

 

拓哉「…何故リーダーだ?」

 

夏華「リーダーの様な雰囲気をしているからです!」

 

…意味がわからない。

 

拓哉「勝手にしろ」

 

夏華「はい!勝手にします!」

 

この無邪気さ…。どうやら、この明るさは失わなかった様だな。

 

…俺とは違い。

 

拓哉「無駄話はここを出てからだ。行くぞ、夏華」

 

俺は夏華の手を引き、部屋を後にする、が…。

 

警備員「見つけたぞ、侵入者だ!」

 

見つかったか…。

 

夏華「り、リーダー…!」

 

拓哉「問題ない」

 

警備員達が、拳銃を構える前に彼等の懐に入り、1人残らず、殴り飛ばした。

 

夏華「す、凄いです!リーダー!」

 

拓哉「盛り上がっている場合か。…早く行くぞ」

 

そう言い、夏華の手を取ろうとしたその時だった。

 

夏華に向けて、拳銃を構えた警備員の姿が見えた為、俺は夏華を突き飛ばし、変わりに銃弾を右腕に受ける。

 

何とか、仰け反り、かすらしたが…血が溢れ出てきた。

 

夏華「り、リーダー…!血が!」

 

拓哉「騒ぐな。…何ともない」

 

最後の警備員を気絶させ、俺は夏華の手を取り、走り出す。

 

…だが、不意に夏華が止まる。

 

拓哉「…どうした?」

 

夏華「少し待ってくださいね!」

 

夏華は自身の服の袖を破り取り、血が出ている右腕に巻き付けた。

 

夏華「これで血は止まると思います!それより、危ない事をしないでください!」

 

拓哉「…。騒ぐな、何ともない」

 

実際、この程度の傷、痛くも痒くもない。

 

俺はすぐに夏華の手を取り、走り出す。

 

夏華「(リーダー…痛くないのでしょうか…?)」

 

そんな夏華の心の疑問も知らずに俺達はある部屋に逃げ込んだ。

 

拓哉「…分かり切ってはいたが、警備が強化されたな…。このままでは脱出が難しい」

 

夏華「…?あ、あれ?リーダー。警備の人達がもういません!」

 

何…?

 

夏華に言われ、部屋の外を見てみると先ほどまでしつこい追いかけてきていた警備員達の姿がなかった。

 

諦めたのか…?

 

だが、突然、大きな爆発音と共に室内が揺れた。

 

夏華「キャアッ⁉︎…な、何ですか⁉︎」

 

これは…外からの攻撃…?消えた警備員…という事は…。

 

拓哉「奴等、この研究施設を諦め、施設ごと俺達を始末するつもりか」

 

夏華「そ、そんな⁉︎」

 

…どうする。この施設が崩壊するのも時間の問題だ。

…何かないか?

俺はこのような所で死ぬわけにはいかない。

あいつを…奴を見つけ出すまでは…!

 

夏華「り、リーダー!これを見てください!」

 

俺は夏華の声に視線を向けると目の前にはある一機の機動兵器があった。

 

見た目は赤紫の機体で目が赤い。

 

拓哉「これは…?見た所、モビルスーツでもビルドベースの機体でもナイトメアフレームでもないが…」

 

俺と夏華が目の前の機体について考えているが、研究施設内の揺れは強くなっていく。

 

拓哉「…考え事をしている暇はないな。それなら…」

 

この機体に乗るしかない。

 

拓哉「夏華、この機体に乗るぞ」

 

夏華「え、ええっ⁉︎この機体にですか⁉︎」

 

拓哉「そうだ。この機体でこの場を脱出する」

 

夏華「で、ですが…扱った事もないのに…」

 

拓哉「迷っている時間はない。…俺はこの様な所で死ぬわけにはいかない。…夏華、選べ…この場で死ぬか、危険を冒してでも生き抜くか」

 

夏華「…私は…。乗ります…!リーダーと一緒ならば…怖く、ありません!」

 

拓哉「…ならば、いくぞ」

 

俺と夏華は目の前の機体のハッチを開け、俺は前、夏華は後ろの操縦席に乗った。

 

そして、起動する。

 

目の前のモニターにDESHADEという文字が現れた。

 

拓哉「ディ…シェイド…?」

 

この機体の名前か…?

 

夏華「リーダー!この機体のマニュアルを見つけました!」

 

拓哉「そうか。それならば、お前はそのマニュアルに目を通せ」

 

夏華「えっ…?リーダーはどうするのですか?」

 

拓哉「感と慣れでいく」

 

そう言い残し、俺はディシェイドを動かし始めた。

 

研究施設の部屋を突き破り、外に出た俺達を待っていたのは数機の機体だった。

 

この研究施設は奴の組織の物…という事はあの機体も…。

 

しかし、どれも同じ見た目…骸骨の様な姿をしている。

…量産機か。

 

夏華「リーダー、どうするのですか⁉︎」

 

拓哉「追われるのも面倒だ。…増援が来る前に周りの敵を撃墜する」

 

夏華「…リーダーって、前向きですね」

 

拓哉「…舌を噛むぞ。…それにお前は早くマニュアルを読め」

 

夏華「わかりました!」

 

俺達は戦闘を開始した…。

 

 

 

 

〈戦闘会話 拓哉VS初戦闘〉

 

夏華「ふむふむ…」

 

拓哉「(ディシェイド…夏華を探して来ただけのつもりが、この様な機体に巡り逢う事になるとは…これも何かの前触れか…?)」

 

夏華「なるほど、なるほど!」

 

拓哉「気が散る、静かに読め」

 

夏華「す、すみません…」

 

拓哉「長引かせるつもりはない…すぐに終わらせる」

 

 

 

 

俺は敵機の一機を撃墜させた。

 

拓哉「全て近接武装だが…何とかやれそうだ」

 

夏華「マニュアルの閲覧終了しました!」

 

…早いな。

 

拓哉「早かったな」

 

夏華「難しい文字でもスラスラと頭の中に入ってくるのですよ」

 

…人体実験の影響か…?

まあいい。

 

拓哉「それで、何と書かれていた?」

 

夏華「リーダー、右下にある銃のマークが書かれたレバーを引いてください」

 

レバー…?これか。

 

俺は夏華に言われた通りにレバーを引く…すると、夏華側のモニターが輝き出した。

 

モニターを確認すると、ディシェイドの姿が先程と変わっている。

 

それに…操縦が出来なくなっている。

 

拓哉「夏華、どういう事だ?操縦が出来なくなっている」

 

夏華「これがディシェイドの特性です。今のディシェイドの操縦権は私にあるんです」

 

何…?

 

夏華「ディシェイドには二つの姿があります。先程リーダーが操縦していた姿がソード。…主に剣やナイフなど、近接武器を扱う事が出来ます」

 

ディシェイド・ソードという事か。

 

夏華「そして、今私が操縦している姿はディシェイド・ガン。銃を主に使う遠距離戦闘型の姿です」

 

拓哉「では、ディシェイドは戦況により、その二つの姿を切り替えられるということか」

 

夏華「そうです!」

 

すると、ディシェイドの周りに数機の機体が出現した。

 

…増援か。

 

夏華「任せてください!」

 

夏華が操縦し、ディシェイド・ガンは動き出した。

 

 

 

夏華「行きます!…一網打尽のチャンスです!…ツインマシンガン並びにミサイル準備完了…」

 

ディシェイド・ガンは両手に二丁のマシンガンを構え、身体中からミサイルを発射する準備をする。

 

夏華「…マルチロック…オールファイア‼︎」

 

ツインマシンガンとミサイルを一斉に発射し、ディシェイド・ガンの周りの機体を一斉に撃破した。

 

夏華「やりました!やりましたよ、リーダー!」

 

拓哉「騒ぐ程のものでもない」

 

夏華「う…少しは褒めてくれてもいいのに…」

 

拓哉「浮かれる前に残りの機体を倒すぞ。アロウズやソレスタルビーイング、コロニーのガンダムに来られても面倒だ」

 

夏華「了解しました!」

 

戦闘開始だ。

 

 

 

 

〈戦闘会話 拓哉VS初戦闘〉

 

拓哉「邪魔をするな。俺は奴を見つけるまで死ねない…。邪魔をするのなら、ここで潰す…!」

 

夏華「リーダー、武が悪いと思ったら、交代してくださいね!」

 

拓哉「わかっている」

 

 

〈戦闘会話 夏華VS初戦闘〉

 

夏華「本当は撃墜したくないですけど…死ぬわけにもいかないんです!だから、私は相手になります!」

 

拓哉「気負いすぎるなよ、夏華。危険と判断した時は交代しろ」

 

夏華「了解しました!では、行きます!」

 

 

 

 

 

 

俺達は全ての敵を撃墜させた。

 

拓哉「進路は開かれた…行くぞ」

 

この場を飛び去り、俺達は撤退した…。

 

?「(ふふっ。あの子が小田切 拓哉…。あの方が入れ込むのもわかるわ。いつか会いましょう…敵同士として)」

 

俺を監視していた者がいるとも知らずに…。

 

 

しばらく飛んだ後、俺達は林の中に身を潜める事にし、ディシェイドも機能の一つのステルスモードで姿を眩ませ、俺達は降りた。

 

拓哉「…」

 

夏華「ふう。何とか逃げ切りましたね…。それにしても、リーダー…これからどうするのですか?」

 

拓哉「決まっている。奴を探し出し…」

 

夏華「探し出し…?」

 

拓哉「必ず…殺す」

 

夏華との再会、ディシェイドとの出会い…ここからが俺の本当の始まりだ。

 

…だが、この2年後に、俺は自身のための戦いだけでなく、三つの地球の戦いに巻き込まれるなど、この時の俺は知る由もなかった…。

 





ー中断メッセージ。

〈サポーターコマンドの説明〉

拓哉「夏華、サポーターコマンドを知っているか?」

夏華「え、えーっと…やる事をやらずに帰って後悔する事ですか?」

拓哉「それはサボって困った…だ。サポーターコマンドとは機体に乗り、戦闘に参加していない者からの支援するシステムだ」

夏華「し、知っていましたよ!」

拓哉「嘘をつくな。…少し勉強が必要の様だな」

夏華「そ、そんなぁ…!」
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