スーパーロボット大戦Tー交差する運命ー   作:カイト・レイン

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皆さん、お久しぶりです!

リアルの忙しさやスパロボuxの小説を書く為に二周していました!

今後もゆっくりですが、投稿していこうと思います!


第11話 覚・醒

ー俺は…誰だ…?

それよりも…声が…嫌、歌が聞こえる…?

 

俺が目を覚ますと歌を歌っていた女の子が俺に気づいた。

 

六花「…あ。起きた」

 

裕太「おはよう、ございます…」

 

六花「三十分ぐらい寝ちゃって、起きなかったよ?具合悪いの?」

 

裕太「嫌、特に痛い所とかは…」

 

六花「急に倒れて寝ちゃうから、ホントビックリしちゃったよ。…とりあえず顔洗って来なよ。洗面所、あっちだから」

 

俺は顔を洗う為に洗面所へ向かい、鏡に映る自分を見た。

 

裕太「…あの子誰だ…?ってか、俺、誰…?何なんだよ、これ…?」

 

?『(裕太…!)』

 

裕太「え…?」

 

何、この声…?

 

?『(裕太…!裕太…!)』

 

裕太「裕太…?これ、俺の名前…?」

 

俺はその声に導かれるようにある古いパソコンがある部屋にたどり着いた。

 

いまだ聞こえてくる謎の声…。

もしかして…。

 

裕太「パソ、コン…?」

 

このパソコンから声が聞こえてきているのか…?

 

パソコンを眺めていると突然、モニターがつき、まるで特撮ヒーローの様な何かが映った。

 

?『私はハイパーエージェント、グリッドマン』

 

裕太「おぉ…グ、グリッドマン…?」

 

グリッドマン『思い出してくれ。君の使命を…!』

 

裕太「俺の…使命…?」

 

すると、さっきの女の子が歩いてきた。

 

六花「何してんの?」

 

裕太「いや、あのパソコンに映るアレに呼ばれて…」

 

六花「アレ?」

 

裕太「その…グリッドマン…」

 

六花「…何も映ってないじゃん」

 

裕太「え…?いやいや!…って、もしかして…俺だけにしか見えてない…?幻覚…?」

 

六花「響君…何か変」

 

裕太「グリッドマンが使命を思い出せって」

 

六花「しめい…?フルネーム…?」

 

裕太「多分、違う」

 

六花「は?何の話?」

 

裕太「ここ、何処?」

 

六花「ウチ。ウチの店」

 

裕太「誰の?」

 

六花「私の!」

 

裕太「だから、誰なのって!」

 

六花「え?誰なのって…誰が?」

 

裕太「君が」

 

六花「あのさぁ…ふざけてんの?」

 

話が全然噛み合わない…。

 

裕太「真面目に!何も、思い出せなくて…」

 

六花「…ふざけてんの?」

 

裕太「き、記憶が…」

 

六花「記憶喪失…?」

 

裕太「そう、それ!」

 

六花「ふざけてんの?」

 

ダメだ、話にならない…。

 

六花ママ「おーい、君達煩いよ」

 

俺は六花と呼ばれる女の子のお母さんにも事情を話した。

 

六花ママ「六花。一応、病院に連れて行ってあげたら?」

 

六花「ええー⁉︎あたしー⁉︎」

 

六花ママ「当たり前じゃん。同級生なんでしょ?」

 

六花「えぇ…」

 

結局、俺と六花は家を出て、病院へ行く事になった。

 

というか、なんか外の霧が濃いな…。

 

裕太「なんか、霧濃くない?」

 

六花「そう?」

 

裕太「うん…って⁉︎」

 

六花「何?」

 

裕太「上上!デッカイ怪獣!」

 

六花「えー…?何処?」

 

裕太「霧の向こう!」

 

六花「…何もないじゃん!ハァ…早く行かないと病院閉まるよ!」

 

…あの怪獣も俺にしか見えてないのか…?

 

六花「ねえ。記憶がないって事は今日の事、全部覚えていないって事?」

 

裕太「…うん」

 

六花「そっか…。でも、もし記憶喪失のフリだったら、最悪だからね」

 

裕太「え?何かあったの?」

 

その答えに彼女は答えなかった。

そして、病院に着き、俺は診断してもらったが…。

 

六花「どうだった?」

 

裕太「よくわかんなかったけど、時期に良くなるんじゃないかって」

 

六花「…何それ?っというか、保険証とか持ってたの?」

 

裕太「…何それ」

 

六花「…ハァ…。もう帰っていいんじゃない?」

 

裕太「うん。色々ありがとう。じゃあ、また」

 

そう言い残し、俺はその場を後にしようとしたが、動かなかった…嫌、動けなかった。

 

六花「…どうしたの?」

 

裕太「………俺ん家、わからない…」

 

六花「ハアァッ⁉︎それも忘れてんの?…私も知らないしな…。あっ、携帯貸して!」

 

裕太「う、うん」

 

俺から携帯を受け取ると、彼女は携帯を操作しだした。

 

六花「響君の家を知ってんの内海君かな…」

 

彼女が誰かと連絡を取り合っているようだ。

 

六花「あー…わかった。でも、わりと遠いなぁ…。ってかもう7時じゃん⁉︎…もう、お腹空いたぁ…」

 

結局、俺達は家に帰る前にコンビニに寄る事になった。

 

裕太「なんで俺、女子の部屋で寝てたの?」

 

六花「女子じゃない。宝多 六花。私の名前。響君、私の家の前で倒れて寝ちゃって、起きなかったんだよ」

 

裕太「何、それ…?ど、どういう関係…⁉︎と、友達…?」

 

六花「…。悪いけど、響君とおんなじクラスになって、初めてこんなに話したよ」

 

裕太「そうっすか…。ん?」

 

?「…」

 

うわぁ…なんだアレ…?

 

六花「先行くよ!」

 

裕太「あ、あぁ、何でもないッス!」

 

?「…」

 

俺と六花は暫く歩き、響と書かれたアパートの一室の前まで辿り着いた。

 

裕太「おぉ、ここだ」

 

六花「じゃあ、あたしは帰るね。明日、内海君ってのが迎えに来てくれるから」

 

裕太「うん。色々ありがとう」

 

六花を見送った後、俺は家に入り、軽く夕食を食べた。

 

家の中を調べた結果、俺の両親は出張中で、三か月くらいは帰って来ないらしい。

 

他人事みたいで現実味がない。

 

裕太「グリッドマン…。やっぱり、アレ…幻覚かなぁ…?」

 

とにかく、学校もあるみたいだし、寝ようか…。

俺は、早めにベッドに横になった…。

 

 

 

 

ー小田切 拓哉だ。

俺達はシグナスの格納庫で話をしていた。

 

青葉「それで、どんな街なんですか?ツツジ台って」

 

ヤール「どんなって…至って普通の街だぜ?」

 

青葉「え?でも、濃い霧に覆われているんですよね?しかも、その街だけって怪しくないですか?」

 

ディオ「勿論、怪しいと思った政府も直々にツツジ台を調べに行ったが、特に霧には毒性は見られなかったようだ」

 

リー「それも街の中じゃ、霧一つないと来た。だから、結局、霧が濃い理由は分からずじまいなんだよ」

 

フロム「街の人達も特に気にしていないみたいだからね」

 

青葉「そうなのか…」

 

拓哉「紅月 カレンを派遣したのも詳しく霧の街を調べる為か?」

 

ジノ「そうだ。彼女は潜入調査を得意としているからな」

 

夏華「聞いた話によるとカレンさん…という方は旧黒の騎士団のエースだったのですよね?」

 

コーネリア「うむ。我々とも何度もぶつかりあった。イレヴン…嫌、あの頃の日本人の中ではキレ者だったぞ」

 

タケル「それに旧と言っても今の黒の騎士団でもカレンはエース級だよ」

 

夏華「わぁ!会ってみたいです!」

 

仁「でも、どうして、街に動かない怪獣がいても誰も逃げないんだ?」

 

飛鳥「それに今まで街に怪獣なんていた情報もないけど…」

 

ベルゼブ「それは行ってみればわかるだろう」

 

怪獣…まさか、クレナイ ガイも関わっているのか…?

 

 

 

 

 

ー夢野 ナオミよ。

私達、SSPはスクープの為にツツジ台に来た。

 

ジェッタ「ほ、本当に怪獣だ!」

 

シン「ですが、妙ですよ?」

 

ナオミ「うん…。街の人達には見えていないみたい」

 

ジェッタ「とりあえず手分けして、話を聞いてみよう!」

 

私達は手分けして情報を得る事にした…。

 

〜♪♪〜

 

このハーモニカの音…もしかして、ガイさん…?

 

 

 

 

 

 

ー響…裕太だ。

部屋のインターホンが鳴り、玄関の扉を開けると眼鏡の男の子が立っていた。

 

裕太「君が、内海…君?」

 

内海「…記憶喪失ってのは本当みたいだな。俺の顔まで忘れるとはなねぇ」

 

裕太「すんません…」

 

内海「まぁいいか。4月に知り合ったばっかりだし。もう一回友達になったって事で!」

 

裕太「ありがとう。でさ。俺ってさ…どう言う人間だったの?」

 

内海「えぇー、何そのめんどくさい質問?てか、どんなって言われてもなぁ…普通…まあ、悪い奴じゃないよ」

 

裕太「…もしかしてさ。グリッドマン…とか知ってる?」

 

内海「何それ?流行ってんの?」

 

裕太「い、いや…そう言うんじゃなくて…」

 

雑談を挟みながらも俺も内海は学校の教室に着き、席に座った。

昨日あった宝多さん…?も友達2人に揶揄われていたけどなんなんだろう…?

すると、赤髪の女の人が話しかけてきた。

 

カレン「おはよう、響」

 

裕太「えっ?…えぇっと…?」

 

内海「あぁ、悪いなカレン。裕太は実は記憶喪失みたいなんだ」

 

カレン「え⁉︎記憶喪失⁉︎それって大丈夫なの⁉︎」

 

裕太「…多分…」

 

カレン「多分って…まあいいや。改めて、私は紅月 カレン。よろしくね!」

 

裕太「よろしくね、紅月…さん」

 

カレン「カレンでいいよ。私も裕太って呼ぶ事にするから」

 

裕太「わかった」

 

そんなこんながあり、お昼休みになった。

 

内海「悠太、外で食おうぜ」

 

裕太「…お弁当なくって…。正直学校の事で頭がいっぱいでさ…」

 

アカネ「これあげる」

 

…え?

 

アカネ「響君。武士は食わねば高笑い、だよ?」

 

裕太「あの…えっと…」

 

アカネ「新庄 アカネ。なんか記憶喪失っていうより、転校生みたいだね」

 

裕太「いや、本当に何も覚えてなくて…」

 

アカネ「スペシャルドッグ…余ってるから上げる!」

 

裕太「あ、ありがとう…」

 

しかし…。

 

問川「あ、ヤバい…!」

 

俺が新庄さんからスペシャルドッグを受け取ろうと手を伸ばしたその時、飛んできたボールが新庄さんの手にぶつかり、スペシャルドッグは地面に落ちてしまった。

 

アカネ「…」

 

裕太「あ…」

 

問川「ご、ごめん!手が滑って…!」

 

カレン「裕太もアカネも大丈夫⁉︎」

 

アカネ「問川、外でやれやぁ…」

 

良かった…。

どうやら、新庄さんも怪我してないみたいだな…。

 

裕太「大丈夫だよ!」

 

もう一度新庄さんを見ると彼女はニコリ、と笑みを浮かべて来た…。

 

その後、授業も終わり、俺と内海は下校する事にした…。

 

内海「なあ、裕太。俺もグリッドマンってやつ見たいんだけど?」

 

裕太「えっと…」

 

そこへ六花が来た。

…丁度いいかも…。

 

俺達は六花の家に行き、ジャンクの前に立った。

 

内海「裕太、どれがグリッドマンなの?」

 

裕太「このパソコンだよ」

 

すると、パソコンのモニターが点き、グリッドマンが映る。

 

グリッドマン『私はハイパーエージェント、グリッド…』

 

裕太「嫌、それは昨日聞きましたから」

 

グリッドマン『裕太、急いでくれ。この世界に危機が迫っている』

 

裕太「危機って何…?それにこの世界って…」

 

内海「…誰と話してるの?」

 

裕太「えっ…内海にも見えないの⁉︎」

 

内海「見えない」

 

グリッドマン『急いでくれ…。危機はすぐそこまで迫っている!』

 

危機って…いったいなんなんだ…?

 

 

 

 

ー新庄 アカネだよ。

私は今、怪獣を作っていた…。

 

アレクシス『また怪獣かい?何か嫌な事があったんだねぇ…。どうしても許せない子とか』

 

アカネ「うん、まあね…。よし、出来た!」

 

アレクシス『おぉ!超動的で素晴らしい姿だねぇ。では、動かそう…。インスタンス・アブリアクション!』

 

ふふっ、覚悟しなよ…。

問川…!

 

 

 

 

 

ー響 裕太だ。

 

裕太「…!」

 

こ、この気配は…!

 

内海「どうした?」

 

裕太「なんか…ヤバい感じがする…!」

 

内海「嫌、お前も相当ヤバいけどな」

 

裕太「そうじゃなくて…!怪獣が来る…!」

 

すると、辺りが激しく揺れ始めた…。

 

 

 

 

第11話 覚・醒

 

 

 

 

突然の地響きと甲高い鳴き声の様なモノが聞こえて、俺達は外に出た。

 

そして、俺達が見たのは…街を破壊している怪獣だった…。

 

内海「何だよコレ…。マジで怪獣じゃん!」

 

六花「アレが響君の言っていた怪獣…?」

 

裕太「わかんないけど…!」

 

すると怪獣は複数の火の玉を放った。

その激突した場所は…!

 

六花「学校の方だ…!」

 

ど、どうすれば…!

 

そこへ、赤色のロボットが空中に現れ、怪獣を見下ろした…。

 

 

 

 

 

ー紅月 カレンだよ。

 

突然怪獣が現れて、暴れだすなんて…!

それに…学校が…!

 

カレン「怪獣め…!これ以上好き勝手にはさせないよ!」

 

裕太「なんだアレ⁉︎」

 

内海「アレは…黒の騎士団のKMFじゃないか!」

 

スザク達が来るまでに…何とか倒す…!

戦闘開始だよ!

 

 

 

 

〈戦闘会話 カレンVS初戦闘〉

 

カレン「今まで怪獣が暴れる事なんてなかったのに…!でも、これ以上は進ませないからね!」

 

 

 

 

怪獣…やっぱり手強いわね…!

 

 

 

 

ー響 裕太だ。

 

あのKMFが怪獣と戦ってくれているけど…!

 

グリッドマン『(裕太…裕太…!)』

 

裕太「グリッドマンが呼んでる…!」

 

俺は走って立花の家へ戻ると六花達も後をついてきた。

そして、俺はジャンクの前に立ち、グリッドマンを見る。

 

裕太「グリッドマン、俺を呼んだよな⁉︎」

 

グリッドマン『そうだ。私と君は覚醒しなければならない』

 

裕太「覚醒…?それって…」

 

グリッドマン『説明は後だ!』

 

裕太「ええっ⁉︎」

 

俺は驚きながら、ジャンクに吸い込まれてしまった。

 

内海「裕太⁉︎…ジャンクに喰われちまった…」

 

六花「昔のパソコンって怖っ…」

 

そのジャンクの中で俺とグリッドマンは見合う。

 

内海「俺もなんか見えた…」

 

六花「私も見えちゃった…」

 

そして、俺はグリッドマンと一体化…巨大化して、怪獣の前に立った。

 

六花「今度は巨人…⁉︎」

 

内海「裕太の言っていたグリッドマンか…?」

 

裕太「止めなきゃ…俺が…!」

 

内海「ジャンクから裕太の声がする…⁉︎」

 

裕太「内海の声…?二人とも俺の声が聞こえるの⁉︎」

 

六花「うん、聞こえるよ!」

 

ジャンクを通して、内海達にも戦闘の状況が見えるのか…!

 

グリッドマン「裕太!力を合わせて、あの怪獣を倒すぞ!」

 

裕太「わ、わかった…!」

 

すると、赤色のロボットが隣に来た。

 

カレン「ちょっと!あんたいったいなんなの⁉︎」

 

この声って…!

 

裕太「カレン?カレンなの⁉︎」

 

カレン「えっ…その声…裕太⁉︎」

 

内海「どうしてカレンがKMFに⁉︎」

 

六花「もうホントどういう事…⁉︎」

 

カレン「内海に六花まで…⁉︎」

 

えっ…カレンの声…内海達にも聞こえているんだ。

 

グリッドマン「突然で済まない。私は、ハイパーエージェント、グリッドマン」

 

カレン「グリッド、マン…?」

 

グリッドマン「共に怪獣を倒す為、力を貸して欲しい!」

 

カレン「よくわかんないけど…わかったよ!行くよ、裕太!」

 

裕太「ああ!」

 

戦闘開始だ!

 

 

〈戦闘会話 グリッドマンVSグールギラス〉

 

裕太「よ、よし…!来い!」

 

グリッドマン「私と君の初戦だ!合わせていくぞ、裕太!」

 

 

 

 

俺とグリッドマンは怪獣にダメージを与えるが、すぐに反撃を受けてしまう。

 

グリッドマン「ぐっ…⁉︎」

 

すると、ジャンクの方も激しく火花が散った。

 

六花「な、何々⁉︎」

 

内海「もしかして…ジャンクとグリッドマンが連動しているのか⁉︎気を付けろ、裕太!」

 

裕太「う、うん…!」

 

グリッドマン「…!まだ何か来る…!」

 

すると、そこに現れたのは戦艦だった…。

 

 

 

 

ー小田切 拓哉だ。

霧の街に来てみれば、街では怪獣と赤いKMF、そしてウルトラマンに似た巨人が戦っているだと…?

 

カレン「シグナス…!やっと来てくれた!」

 

レーネ「怪獣…?動かないのではなかったのか?」

 

倉光「うーん、なんかワケアリみたいだね。とりあえず、機動部隊に出撃してもらおうか」

 

俺達は出撃した…。

 

スザク「無事か、カレン?」

 

カレン「勿論です、ゼロ!」

 

コーネリア「紅月、一緒に戦っている巨人は何者だ?」

 

裕太「な、なんか沢山出てきた⁉︎」

 

カレン「大丈夫だよ、みんな、私の仲間だから」

 

グリッドマン「そうか…。私はハイパーエージェント、グリッドマン!」

 

吼児「ハイパーエージェント…」

 

飛鳥「グリッドマン…?」

 

仁「ウルトラマンに似ているな!」

 

夏華「格好いいです!」

 

拓哉「騒ぐな。…その巨人は味方と捉えていいのか?」

 

グリッドマン「ああ!君達が正義の為に戦うというのならば、味方だ!」

 

タケル「信じるよ、グリッドマン!」

 

青葉「今はあの敵を倒すだけだ!」

 

内海「凄え!ゴッドマーズにライジンオーまでいやがる!」

 

六花「でもコレでグリッドマンも安心だね…」

 

アレクシス『ふむ…。コレは多勢に無勢だね』

 

アカネ「それならこっちも大量に作ったインペライザーで勝負だよ!」

 

アレクシス『了解だ。インスタンス・アブリアクション!』

 

裕太「皆さん、気をつけてください!まだ来ます!」

 

大量のロボット怪獣が現れた…?

 

ナオト「ちっ、そう簡単にはいかないか…!」

 

ベルゼブ「すぐさま倒さなければこの街に被害が増えるぞ!」

 

すると、ハーモニカの音色が聞こえてきた。

 

ミカ「ハーモニカ…?」

 

この音色は…。

やはり来ていたか…!

 

ガイ「光の力、お借りします!」

 

現れたのはウルトラマンオーブだった…。

 

オーブ「俺の名はオーブ!闇を照らして、悪を撃つ!」

 

アキラ「ウルトラマンオーブだ!」

 

ロゼ「彼もこの街に来ていたのか!」

 

裕太「グリッドマンと同じ、巨人…?」

 

グリッドマン「君は…」

 

オーブ「(グリッドマン…。ウルトラマンではない様だが…)」

 

スザク「各機、ウルトラマンオーブ並びにグリッドマンと協力して、敵怪獣の対処に当たれ!」

 

ディオ「了解!」

 

戦闘開始だ。

 

 

〈戦闘会話 オーブVS初戦闘〉

 

オーブ「謎のエネルギーを感知してこの街にきたが…やはり、何かある様だな。新しく手に入れた力でお前達を倒す!」

 

 

 

オーブは新たな姿となり、敵ロボット怪獣を倒した。

 

リー「またオーブの新しい姿か…」

 

ヤール「随分とキレのある動きを見せてくれるじゃねえか!」

 

 

〈戦闘会話 グリッドマンVSインペライザー〉

 

グリッドマン「裕太、数は多いが、一体一体確実に倒していくぞ!」

 

裕太「わかった!」

 

 

〈戦闘会話 仁VSグールギラス〉

 

仁「街の人達を困らしてんなら、退治してやるぜ!覚悟しろよ、怪獣!」

 

 

〈戦闘会話 青葉VSグールギラス〉

 

青葉「あの火球にだけ気をつけないとな…!だけど、バスケ部の動き舐めんなよ!」

 

 

〈戦闘会話 タケルVSグールギラス〉

 

タケル「(何だ、あの怪獣…?動いているのにまるで生命力を感じない…?一体、どういう事なんだ…?)」

 

 

〈戦闘会話 スザクVSグールギラス〉

 

スザク「ランスロットの動きで翻弄してみせる…!これ以上、街を壊させはしない!」

 

 

〈戦闘会話 オーブVSグールギラス〉

 

オーブ「あの怪獣…何か妙だ…。まるで心がない…そんな気がする…。だが、それで攻撃をやめる俺じゃない!」

 

 

〈戦闘会話 グリッドマンVSグールギラス〉

 

内海「裕太!その怪獣は首が脆いはずだ!そこは狙っていけ!」

 

裕太「ありがとう、内海!」

 

グリッドマン「ならば、首に連続攻撃を叩き込む…!」

 

 

〈戦闘会話 拓哉or夏華VSグールギラス〉

 

夏華「首が長い怪獣ですね…」

 

拓哉「その分、脆いのだろう…。容赦なく斬り落とす」

 

 

 

 

周りのロボット怪獣全てを倒し、もう一体の怪獣もグリッドマンが倒した…。

 

フロム「増援はない様だね」

 

オーブ「シェアッ!」

 

敵が居なくなった事を知るとオーブは飛び去ってしまった…。

それと同時にグリッドマンも消えてしまった…。

 

そして、俺達は紅月 カレンと共に帰艦する事にした…。

 

 

 

 

 

ー新庄 アカネだよ。

 

アカネ「…!」

 

私は悔しさのあまり、持っていたカッターナイフで机を叩いた。

 

アレクシス『どうやらお客様が来た様だね…』

 

今度は負けない…!

 

 

 

 

ー響 裕太だ。

 

戦いが終わると俺はジャンクの中から出る事が出来た。

 

内海「おぉ、裕太!良かった!」

 

裕太「た、ただいま…」

 

内海「凄えよ、裕太!怪獣と戦って勝っちゃうなんて!」

 

裕太「い、嫌…。俺だけじゃなくて…」

 

グリッドマン『裕太、君の使命を果たすんだ』

 

えっ…?

 

裕太「たった今、やったんじゃ…?」

 

グリッドマン『全ては始まったばかりだ』

 

始まった、ばかり…。

 

内海「なあ、あのロボット達のおかげでもあるけど、俺達三人とグリッドマンで勝ったんだ!あれだ!こう言うの絶対名前があった方がいいん!グリッドマン同盟とかそういうの…」

 

六花「ねえ、ちょっと!」

 

六花…?

 

六花「ごめんだけど…ちょっと、今日はもう…」

 

内海「えっ?」

 

六花「今、頭の中ぐちゃぐちゃで…グリッドマンとかワケわかんないし…友達とかも心配だし…ちょっと、ごめんだけど…」

 

内海「…帰るか」

 

裕太「…うん」

 

よくわかんないけど…俺はコレからも戦わなくちゃならないって事だよな…。

 

 

 

 

 

 

 

 

ー小田切 拓哉だ。

俺達は帰艦し、シグナスの格納庫に集まった。

 

ジノ「元気そうだな、カレン」

 

カレン「ジノもね!」

 

ギルフォード「我々の到着が間に合って良かった」

 

青葉「まさか、怪獣が暴れていたとはな…」

 

ディオ「だが、コレであの霧の向こうの怪獣もいつ動きだすか、わからない状況になったな」

 

夏華「カレンさん、あのグリッドマンという巨人は何者なのですか?」

 

カレン「わかんない…」

 

拓哉「あのグリッドマンという巨人から複数の声が聞こえたが…」

 

カレン「彼等…私が潜入先にしてる学校のクラスメイトなの…」

 

ナオト「マジかよ…⁉︎」

 

ゼロ「詳しく調べてみる必要があるな…」

 

エルヴィラ「グリッドマンの戦闘データも見ておくわ」

 

リー「倉光艦長は暫くこの街に居座ると言っていた。また怪獣との戦闘になるかも知れん。各自、休める時には休んでおけよ」

 

それから俺達は各自休息に入った…。

 

あの場にオーブも現れた…。

クレナイ ガイならば…あのグリッドマンと呼ばれる巨人を知っているのか…?

 

 




ー中断メッセージ

〈グリッドマンが呼んでいる〉

グリッドマン「プレイヤー…!プレイヤー…!目覚めてくれ…。そして、思い出してくれ、君達の使命を…!すぐそこまで危機が迫っている。君達の力を私に貸して欲しい…頼んだぞ!」

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