続いて、女性主人公ルートのプロローグを投稿です!
それでは、どうぞ!
プロローグ 目覚める巨神
《2年前…日本暦5年、日本エリア》
赤い地球…。
ー私は
ある物とある人を探すために…。
私達は波美姉の所持品である輸送戦闘支援機、ライノスに乗っていた。
波美「萌香、萌菜、もう少しで遺跡につくわよ!」
萌菜「わかったよ、波美姉さん」
萌香「お姉ちゃんが研究のために使っていた遺跡…波美姉は何も聞いていないの?」
私と萌菜のお姉ちゃん…。
ある研究をしていたけど、2年も前にある事件で亡くなってしまったんだ…。
私達は萌実姉の部屋にあった資料を全て読んで、このライノスや今から向かう遺跡の存在を知った。
…遺跡に行けば、お姉ちゃんが何の研究をしていたのか、掴めるかもしれない。
波美「萌実が死んでから4年…。あの日から私達の全てが変わったわ。…萌香、気負いすぎない様にね」
萌菜「大丈夫だよ、波美姉さん。萌香姉さんの側には私がついているから!」
萌香「波美姉、萌菜…。ありがと!それから大丈夫だよ…萌実姉の分まで生きるって、決めたから」
私の言葉を聞いて、波美姉は安心した様に笑った。
波美「…着いたわよ」
私と萌菜は窓から下を見下ろすと立派な遺跡があった。
ここで萌実姉は研究を…。
ライノスを着陸させて、私と萌菜は降りた。
波美「私はライノスで待機するわ。何かあったら、連絡するのよ」
萌菜「うん、波美姉さん」
萌香「行ってきます!」
私達は遺跡の中へと入っていった。
萌香「すごい遺跡だねえ…」
萌菜「この遺跡もセカンドインパクトや翔龍クライシスの影響で生まれたみたいだよ」
セカンドインパクトと翔龍クライシス…。
どちらも世界を大きく変えた現象…。
今から13年前に起こったセカンドインパクト…具体的に何が起こったのかはわからないけど、これにより、全世界の海が赤くなって、海洋生物がほとんど絶滅した事件…。
そして、翔龍クライシス…中国の翔龍で起こった正体不明の爆発…それのせいでセカンドインパクトから復旧しようとしていた世界は再び、大ダメージを負ってさらには世界に謎の壁…オーロラウォールが出現して、世界を複数のエリアに分けられてしまう。
エリアはそれぞれ、私たちの住む日本エリア、そして螺旋エリア、魔法エリア、アーストエリア、Zi(ズィー)エリア、翔龍エリア、機竜エリアの七つのエリアに分かれてしまう。
勿論他エリアとの通信もできず、世界はそれぞれのエリアに孤立してしまう。
日本エリアでは復旧の為にクリーンエネルギー、エネトロンが使われている。
だけど、この地球にも数年前に出現したフェストゥム、正体不明の飛翔体、
日本エリアの人々は多くの厄災に立ち向かいながら、生きている。
萌菜「姉さん、どうしたの?」
萌香「えっ…?な、何でもないよ!」
考え事をしていた表情が険しかったのか、萌菜が心配した表情で話しかけてきた。
今はとにかく、この遺跡の調査をしないと…!
暫く歩いているとある廊下を見つけた。
廊下の壁には古代の文字が描かれている。
萌香「…な、なんて書いてるか、読めない…」
萌菜「もう、姉さん…あれ程古代文字について勉強してって、言ったのに…」
萌菜が呆れた様にため息を吐くと、古代文字にをそっとなぞりながら、読み始めた。
萌菜「古代に記されし、巨神…。ここに眠る。ー巨神を操る者、悪しきものならば、巨神は悪となり、善あるしきものならば、巨神は善となる。…覚悟のない者ここを通るべからず…。だって…」
古代に記されし巨神…。
これが萌実姉が研究していた物なのかな?
萌香「巨神は人によって、正義か悪かで変わるんだね…。じゃあ、奥に行こ」
私達はさらに奥へ進み、最深部へと辿り着いた。
そして、その最深部には…悪魔の様な姿をして、黒き光沢が輝く、巨大な何かがあった。
見たところ、ロボットの様だけど…これが記されていた巨神…?
萌香「巨神って、ロボットなの…?」
萌菜「そ、そうみたいだね…」
あ、波美姉に通信しないと。
波美『どうしたの、萌香?何かあった?』
萌香「遺跡の最深部にロボットがあったの。古代に記されしと書いてあった巨神だよ」
波美『…古代に記されし巨神…。まさか、メルガルム…⁉︎』
メル、ガルム…?
萌菜「知っているの?波美美姉さん」
波美『萌実から渡された資料の中にそんな名前があったわ。…何とか持ち出せない?』
萌香「持ち出すって…こんなの運ぶ事は出来ないよ!」
波美『それもそうね…。っ…⁉︎複数の熱源反応…⁉︎』
萌菜「波美姉さん、どうしたの⁉︎」
波美『2人とも、早くその遺跡を出て!…ここに複数の熱源反応が接近しているの!』
熱源反応…⁉︎
萌香「新国連の人達…⁉︎」
波美『いえ…違うわ!』
私と萌菜はライノスから送られてきた映像を見るとそこには複数の骸骨の様な機体がいた。
量産機…⁉︎
まさか、あの人の組織の…!
すると、複数の量産機がライノスに砲撃を放った。
波美『くっ…!撃ってきた…⁉︎』
萌菜「波美姉さん!」
どうしよう…このままじゃ波美姉が危ない…!
萌香「ダメ!波美姉、そこから逃げて!」
波美『そんな事、出来るわけないでしょう⁉︎ここを離れれば、あなた達に危険が及ぶのよ!…私は萌実と約束したのよ…あなた達を必ず守るって…!』
萌香「波美姉…」
波美『キャアァァァッ‼︎』
さらに敵機がライノスを襲う…!
萌菜「ど、どうするの、萌香姉さん⁉︎このままじゃ、波美姉さんが!」
…どうして…また私は何も出来ないの…?
また…大切な家族を失ってしまうの…?
そんなの…そんなの…そんなのダメ!
…そうだ!
私はメルガルムというロボットを見る。
萌香「メルガルム…私はあなたが求める覚悟が足りないかも知れない…。でも、お願い!波美姉を助けたいの!…少しだけでも…今回だけでもいいから…力を貸して!」
私の叫び声が遺跡中に響くと私の叫びに呼応したのか、メルガルムの目が輝きだし、光を纏う。
萌菜「う、動いた…⁉︎きゃあっ…⁉︎」
突然、メルガルムの額から光が放射され、それを浴びた萌菜はメルガルムに吸い込まれてしまう。
萌香「も、萌菜…⁉︎きゃあっ!」
今度は私も吸い込まれ、目を開けると私と萌菜はメルガルムの中…所謂操縦席に座っていた。
メルガルムが…私達を認めてくれたの…?
…考えるのは後!今は波美姉を助けないと…!
萌香「…それで、どうやったら動くの…?」
考えたら、メルガルムの動かし方なんて、わからないじゃない!
萌菜「…姉さん。動けと頭で思えば、メルガルムは動くよ」
萌香「えっ…?わ、わかった…」
動けっ…!
頭でそう思った時、メルガルムが少し動き出した。
萌香「動いた!」
萌菜「姉さんと私はメルガルムと一つになっているの。メルガルムが私達で私達がメルガルム…。姉さんがメルガルムになったと思えばいいよ!」
自分の身体の様に動く…それなら!
萌香「行くよ…メルガルム!」
メルガルムは遺跡を突き破り、外に出た…。
ー井崎 波美よ。
ライノスは敵機から攻撃を何度も受ける。
波美「このままじゃ、やられる…!」
萌香達を残して死ぬわけにはいかない…!
そう思っていると遺跡が突然、揺れ始める。
波美「な、何…⁉︎」
そして、遺跡を突き破って、巨大ロボットが現れた…。
あれが…メルガルム…。確かに資料通りね…。
って、どうしてメルガルムが動いているの…⁉︎
萌香と萌菜は…⁉︎
萌香「無事⁉︎波美姉!」
通信…⁉︎メルガルムから…しかもこの声って…!
波美「萌香⁉︎萌香なの⁉︎」
萌菜「大丈夫、波美姉さん⁉︎」
波美「萌菜まで…⁉︎」
どういう事なの…⁉︎
ー井崎 萌香だよ。
や、やっぱり波美姉に驚かれちゃったか…。
波美「2人とも、どうしてメルガルムに乗っているの⁉︎」
萌香「せ、説明するから、落ち着いてよ、波美姉!」
萌菜「今はここの敵を倒さないと…!」
波美「わ、わかったわ…!でも、操縦できるの⁉︎」
萌香「何とかね!…波美姉は援護よろしく!」
萌菜「行こっ!萌香姉さん!」
萌香「うん!…初めてだけど、何とかやってみせる!」
戦闘開始よ!
〈戦闘会話 萌香VS初戦闘〉
萌香「よーし!行くよ!…それより、萌菜。何か武器はないの?」
萌菜「…ないよ」
萌香「…は?嘘っ⁉︎どうして⁉︎」
萌菜「知らないよ!素手で戦うみたいだよ。その代わり、エネルギーを纏った攻撃ができるみたいだけど」
波美「じゃあ、援護は任せて!トドメは任せるから!」
萌香「了解!三人でこの場を乗り切るよ!」
私達は全ての敵を撃墜させたよ。
波美「増援は…ないようね」
萌菜「ひとまず、整理しようよ」
萌香「そうだね。…波美姉にも説明しないといけないし…」
私達はそれぞれ機体から降り、波美姉に遺跡の中で起こった事を話した。
波美「私を助けたいという覚悟が…メルガルムを目覚めさせたというの…?」
萌香「そ、そうみたい…」
波美「原理が理解できないけど…ありがとね、2人とも」
萌菜「波美姉さんが無事でよかったよ!」
波美「それで…これからどうする?」
萌香「あの人の追跡を続けるよ」
波美「それはいいけど…メルガルムはどうするの?」
萌菜「心配ないよ」
萌菜が指を刺した方向を見るとメルガルムの下に魔方陣が現れて、メルガルムはゆっくりと吸い込まれていき、魔方陣は消えた。
萌香「き、消えちゃったよ⁉︎」
萌菜「大丈夫だよ、萌香姉さん。呼び出したら、メルガルムは出てくるよ。それにあの魔方陣内だったら、メルガルムは修復されるみたいだし」
…ヘェ〜そうなんだ!
波美「…萌菜、どうしてそんなに詳しいの?」
萌菜「萌香姉さんが戦っていた時に頭の中に情報が全て流れてきたの。…私の扱いはサブみたいだから」
兎に角、これで戦う事が出来るね…!
萌香「じゃあ、あの人の捜索を再開しよっか。…必ず見つけ出すよ。…見つけ出して、必ず…罪を償えさせるから」
メルガルムとの出会い…。ここからが私の…いや、私達の本当の始まりだよ。
…だけど、この2年後に、私達の戦いだけじゃなく、三つの地球の戦いに巻き込まれるなんて、この時の私は知る由もなかったわ…。
ー中断メッセージ
〈サブオーダーのスペシャルの説明〉
萌菜「姉さん、サブオーダーのスペシャルって知ってる?」
萌香「うーん、そうだね。それってあれでしょ?食べ放題のラスト時間でとても美味しい物を頼む事でしょ?」
萌菜「…それはラストオーダーのスペシャルじゃないの?」
萌香「わ、わかってるよ、それぐらい!」
萌菜「じゃあ、サブオーダーのスペシャルの効果ってわかる?」
萌香「えっ⁉︎えーっと…す、凄くスペシャルな気分になれるものよ!」
萌菜「…違うよ!サブオーダーのスペシャルは条件を満たす事で現れる特別なパイロット育成プログラムの事だよ!」
萌香「わ、私もそう言おうと思っていたのよ!」
萌菜「ダメだ、これ…」