スーパーロボット大戦Tー交差する運命ー   作:カイト・レイン

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男性主人公ルート、第1話投稿です!

色々詰め込み過ぎました!
通常のスパロボとはこんな物ですかね?

それと、男性主人公と女性主人公の話を交互に投稿しようと思いましたが、話がゴチャゴチャしそうになるので、まずは男性主人公ルートを全て投稿してから、一区切りついたら、女性主人公ルートの投稿をしていこうと思います!


共通ルート
第1話 クロガネと少年と夕陽の風来坊


 

ー小田切 拓哉だ。

 

俺達がディシェイドと出会ってから、2年が経った。

 

この2年…奴と奴の組織についての情報を手に入れる事はなかった。

 

…だが、この2年で世界の方は大きく変わった。

 

まず、この地球には二つの日本があった。

 

普通の日本だが、この日本の九州全域では50年前に起こったビルドベースと邪魔大王国の女王・妃魅禍の戦いの末発生した謎の結界…ゾーンにより、覆われてしまった。

 

もう一つの日本の名はエリア11…。

 

今から40年前にブリタニア帝国とユニオンの共同国…ブリタニア・ユニオンによって、もう一つの日本は侵略され、エリア11という名前に変えられ、日本人もイレブンと呼ばれる様になった。

 

話を2年間の話に戻そう。

 

ソレスタルビーイング、コロニーのガンダム、黒の騎士団の活躍により、トレーズ・クシュリナーダを旗頭にしたOZとゼクス・マーキス、改めミリアルド・ピースクラフト率いる革命組織ホワイトファング...独立治安維持部隊、アロウズを裏で操っていたリボンズ・アルマーク率いる、イノベイターなどの組織が壊滅…。

 

なお、アロウズも奴等が隠蔽してきた虐殺行為の全てが公にされ、最終的に解体に追いやられた。

 

世界は平和を掴んだに思われたが、ブリタニア帝国の第三皇子であったルルーシュ・ヴィ・ブリタニアが世界の覇権を握り、ルルーシュ・ヴィ・ブリタニアは自らを王と言い放ち、パレードを開催したが、そこで謎の仮面の男、ゼロによりルルーシュ・ヴィ・ブリタニアは討たれる。

 

皇帝ルルーシュの死後から1年後の2087年、世界再編により地球連邦政府が誕生し、エリア11は新国家日本と名前を変更され、事実上、二つの日本が戻ってきた。

 

平和への道を辿りつつあった世界だが、ジャーク帝国を名乗る5次元人、界震と呼ばれる現象により発生したエネルギーが核であるフラクタルノットを形成、それが周りの物質を取り込む事で誕生したヘテロダイン、ズール皇帝率いるギシン帝国の攻撃を受けるが、それをライジンオーを所有する地球防衛組、ダイガードを所有する株式会社21世紀警備保障、そして、コスモクラッシャー隊により、奴等の侵略を阻止された。

 

さらに同時刻、ナナリー・ヴィ・ブリタニアが新皇女となった新ブリタニア・ユニオンでは、ブリタニア・ユニオン内の小国であったゾギリア共和国が、国内にて新資源の「ネクトオリビウム」が発見されたことにより、周囲の「大華国」や「ロージナ連邦」といった国々を下し、領土を拡大した。

 

ゼロ率いる新生黒の騎士団やソレスタルビーイング、コロニーのガンダムはゾギリア共和国の領土拡大を止めようとしたが、かつての戦いのダメージが残っていた事もあってか、ゾギリア共和国が開発した機動兵器「ヴァリアンサー」の前に苦戦を強いられる。

 

それから1年後の2088年、さらに領土を拡大させたゾギリア共和国は大ゾギリア共和国として、君臨し、世界は大ゾギリア共和国と自由条約連合の二国家に分かれてしまう。

 

それに同調し、デキム・バートンがトレーズの遺児であるマリーメイア・クシュリナーダを擁して立ち上げた軍隊、マリーメイア軍が大ゾギリア共和国と手を組み、侵攻を開始する。

 

さらには加藤機関と呼ばれる組織も暗躍し、日本の九州では、ゲートが破られ、再び邪魔大帝国が活動を開始するがそれをビルドベースが再び対抗する。

 

さらに宇宙からは地球への攻撃を開始した謎の勢力、ウルガル、宇宙帝国軍に狙われる様になる。

 

一度は平和を掴みかけた世界は未だ、争いを忘れる事は出来なかった。

 

…世界の危機など、俺の知った事ではないが…。

 

 

ー現在、俺達は日本に向かっていた。

 

実は先日、北川町と呼ばれる町で巨大な竜巻が起こる事件が多発していた。

 

不可解なものもあるが、その竜巻の中に巨大な鳥の様な存在が確認されたという。

俺達も実際にその映像を見た。

 

夏華「リーダー、もう少しで日本に到着します」

 

拓哉「ああ」

 

夏華「それにしても…あの巨大な鳥の様なものは何なのでしょうか…?中には邪魔大帝国のハニワ幻神という噂もありますが…」

 

拓哉「それは確認しなければわからない。…着いたら調査を開始するぞ」

 

…巨大な鳥がハニワ幻神でないとしたら…あの竜巻にも奴と奴の組織が関わっている可能性がある…。

 

確かめないといけないな…。

 

俺達は日本に急いだ…。

 

 

 

 

ー早瀬 浩一だ。

 

俺は学校で昨日の事を話していた。

 

降矢「いや〜、それにしても浩一がこんなに強いとは思わなかったよ。小学生までは病弱で大人しい奴だと思ってたのにさ」

 

浩一「ふ〜ん。…だから散々俺の事を虐めてた…ってか?」

 

俺の言葉に降矢達はビクッとなった。

 

降矢「い、嫌だなぁ!浩一も意地悪な事言うなよ〜!」

 

浩一「…ま。これからの何かあったらいつでもいいなよ」

 

降矢「はいはい。楽しみにしてますよ、浩一さん!」

 

教師「早瀬〜!ちょっといいか?」

 

先生に呼ばれたので俺は教室を出た。

 

内容は目指していた高校を推薦で行けるという話だった。

 

嬉しい話だ…本当にナイスな展開だぜ!

 

俺はフッと笑いながら、教室に入った。

 

 

 

ー新山 理沙子です。

 

あたしらは先生と浩一の話しを聞いていた。

 

順風満帆って感じらしいね、浩一は…。

 

理沙子「…」

 

矢島「どうした、理沙子?」

 

理沙子「ああ…矢島…」

 

矢島「また浩一の事か?」

 

矢島はお見通しなんだね…。

 

理沙子「うん…浩一、どんどん変わってっちゃうから心配で…」

 

矢島「確かにあの事故から変わっちまったもんな、あいつ。…それにしても、お前…浩一の面倒が見られなくなって、寂しいって言い方だな」

 

なっ…⁉︎

 

理沙子「ち、違うよ!そんなんじゃないよ!」

 

矢島「わかった、わかった。心配するな!放課後にでもお前が心配してるって伝えといてやるよ」

 

理沙子「だから、そんな変な意味とかで取らないでよ!」

 

矢島は歩き去った…。

 

もう、矢島ったら…!

 

理沙子「そんなんじゃ…ないんだって…多分」

 

あたしって…どうなんだろう…。

 

 

 

ー小田切 拓哉だ…。

 

俺達は北川町に着き、ディシェイドから降りた。

 

夏華「ここが北川町…至って普通の町ですね…」

 

拓哉「…手分けして、調査するぞ」

 

夏華「えっ⁉︎別れるんですか⁉︎」

 

拓哉「当たり前だ。…別れた時の方が効率がいい。何かあれば連絡しろ」

 

俺はそう言い残すとその場を歩き去った…。

 

夏華「あっ…!もう、どうして気付いてくれないのでしょうか…?」

 

 

 

 

 

ー早瀬 浩一だ。

 

俺は矢島に呼ばれ、一緒に下校していた。

 

浩一「それで、何だよ、矢島。話って?」

 

矢島「理沙子がお前の事心配なんだってよ」

 

理沙子が…。

 

浩一「何だ、そんな事かよ…。別に心配する必要なんてないのに…」

 

矢島「寂しいんだろうよ。お前が変わってっちまうのが」

 

浩一「迷惑なんだよなァ、そう言うの。俺が変わっちゃいけないみたいじゃないか」

 

矢島「まあ、そう言ってやるなよ。俺だってお前の変化には正直驚いて…」

 

へえ…。

 

浩一「やっと本音が出たな」

 

矢島「…何の事だ?」

 

浩一「理沙子が心配してるってのも本当なんだろうけどさ。お前も面白くないんだろ?俺が変わったのがさ。ガキの頃から自分が守って面倒見てきた奴が急に自分より強くなっちゃったからさ。それで面白くないんだろう?」

 

すると、矢島は俺に掴みかかってきた…。

 

矢島「お前…本気で言ってるのか⁉︎俺の事は何言ったっていい…だが、理沙子の気持ちだけは踏みにじるな!お前だって気付いてるんだろ⁉︎理沙子が幼馴染なだけでお前を…」

 

そこまで聞いた俺は矢島の手を払った。

 

浩一「…もう行くよ。降矢達と遊びに行く約束をしているんだ」

 

俺はそのまま立ち去ろうとする。

 

矢島「最低だな、お前…」

 

最低、か…ふん。

 

〜♪〜♪〜♪〜

 

ん…?

 

突然、ハーモニカの様な音色が聴こえてきた…。

 

浩一「…気のせいか」

 

俺は今度こそ歩き去った…。

 

 

 

 

ー池波 夏華です!

 

リーダーと別れた私は調査をしていました!

 

夏華「…それにしても、竜巻が発生していない状態でどうやって、調査をすればいいのでしょうか…」

 

折角、リーダーと2人になれるチャンスだったのに…。

 

…もう少し探索したら、リーダーに連絡を取りましょう。

 

夏華「あれ…?」

 

私は街中で騒いでいる三人組を見つけました。

 

メガネをかけている人はおかしな機械を手に周囲を見渡しています。

 

夏華「あ、あの!」

 

ナオミ「え?どうしたの?」

 

私が声をかけると女の人が首を傾げました。

 

夏華「何をしているのですか?」

 

シン「あの竜巻を追跡しているんのですよ!」

 

竜巻…⁉︎

これは何かいい情報が手に入りそうです!

 

夏華「その竜巻について、色々教えてほしいです!」

 

ジェッタ「えっ?どうして?」

 

え…あ…そう言えば、怪しまれますよね…。

 

夏華「え、えっと…学校の自由研究の題材にしようかと思いまして!」

 

ナオミ「そっか!じゃあ、教えてあげるね!…それより私は夢野 ナオミ!こっちはジェッタ君と松戸 シン君!私達はサムシングサーチピープル…怪奇現象追跡サイトを運営している施設チームよ」

 

夏華「サムシング…サーチピープル…?」

 

ジェッタ「通称、SSP。俺達は世界のミステリーや怪奇現象を解明する事をモットーにネットとかに投稿をしているんだ!」

 

ミステリーや怪奇現象の解明をモットー…確かに今回の竜巻事件は美味しいネタという事ですね。

 

シン「それに僕達はあの竜巻の中に入ったんだけどね」

 

…はい?

 

夏華「え…⁉︎竜巻の中にですか⁉︎」

 

見たところ、怪我をされている様子も見かけませんし…この人達…一体…。

 

ジェッタ「そこで噂されていた巨大な鳥…それと巨人がいたんだ」

 

夏華「巨人…?竜巻の中には巨大な鳥以外にもいたんですか⁉︎」

 

シン「ええ。そして、その巨人らしき存在は巨大な鳥と戦っていたんです」

 

…と言う事はつまり、巨人は巨大な鳥の仲間ではないと…。

 

ナオミ「それにね。私達は車で竜巻の中に巻き込まれたんだけどね。そこにある男の人が飛び込んで来たの…しかも生身で」

 

生身で竜巻の中に…⁉︎

 

その男の人…もしや、リーダーが探している方々の仲間では…⁉︎

 

これはリーダーに報告しなければ…!

 

夏華「ありがとうございました!お勉強になりました!」

 

ナオミ「あれ?もういいの?」

 

夏華「はい!お勉強、頑張ってください!」

 

頭を下げて、私はその場を後にしました…。

 

 

 

 

 

 

ー小田切 拓哉だ…。

 

俺はこの町を調査していたが…進展はなかった。

 

そもそも竜巻が起こらなければ、調査も出来ない…。

竜巻が起こるまで待つしかないな。

 

すると、通信機が鳴る。

夏華か…。

 

拓哉「俺だ。何かあったのか?」

 

夏華『先ほど、竜巻の中に入った方々と接触しました』

 

竜巻の中に…?

 

俺は夏華からサムシングサーチピープル…SSPと呼ばれるチームについて話を聞いた。

 

拓哉「…竜巻の中にいた巨大な鳥…それと交戦していた巨人…さらに、そのSSPと呼ばれるチームの前に現れた謎の男…」

 

夏華『SSPの方々は竜巻の中の映像を録画できていない様です』

 

拓哉「そうか…。よくやった。またかける」

 

夏華『ちょっ…リー…!』

 

夏華が何かを言いかける前に通信切った。

 

巨大な鳥と交戦したという巨人も気になるが…謎の男か…。

 

?「あの竜巻について調べない方がいい」

 

突然、声をかけられ、俺は振り返った。

 

拓哉「お前は…?」

 

ガイ「何、ただの風来坊だ。…お前さん、あの竜巻について、調べているんだろう?…やめておいた方がいい。生命に関わる」

 

拓哉「何故、その様なことがわかる?」

 

ガイ「…」

 

この男…何者だ…?

 

まさか…。

 

拓哉「SSPという奴等が見たのはお前か?」

 

ガイ「さあな」

 

俺は男の様子を伺っていると…。

 

降矢「で、浩一。これからどうするよ?」

 

浩一「…(理沙子が…俺が変わって寂しい、か…)」

 

降矢「浩一?」

 

浩一「あ、ああ…。悪いけど俺もう帰るよ」

 

降矢「何だよ〜!テンション低いぞォ?」

 

…この町の学生か。

騒ぎになるのも面倒だな

 

だが、学生達の前にフードを被った複数の人物が現れた。

 

浩一「‼︎」

 

喧嘩…にしては様子が変だ。

 

ガイ「…」

 

謎の男もフードの人物達を警戒している。

 

浩一「何だ?あんた達…この前の連中に頼まれでもして来たか?」

 

すると、フード集団は学生達に襲い掛かった。

 

浩一「バカが!」

 

学生達の中心にいた少年がフード集団に攻撃をすると、フード集団の1人の顔をとらえた。

 

確かに顔を直撃した…だが、何故か違和感がある…。

 

降矢「…何か変だぞ…こいつら。だ、大丈夫なのか、浩一?」

 

浩一「う、うるさい!」

 

フード集団は着ていた服に手をかけ、投げ捨てる様に服を脱いだ。

 

ヒトガタ1「…」

 

ヒトガタ2「…」

 

ロボット…だと…?

 

浩一「なっ…⁉︎」

 

降矢「バケモンだ‼︎ひいいいいいっ‼︎」

 

先程戦っていた少年の取り巻きらしき学生達は少年を置いて、逃げ出した。

 

浩一「お前ら!俺を置いてくのかよ!」

 

ロボット達が少年に襲いかかる…。

 

だが、俺の前にいた男がいつの間にか少年を守る様に、ロボット達を蹴り飛ばした。

 

ガイ「早く逃げろ!」

 

浩一「あ、ありがとうございます!」

 

男の言葉に少年は逃げ出した。

 

すると、男は俺に視線を移した。

 

ガイ「お前さんも逃げろ!」

 

目立つのも面倒だ。…ここはあの男の言葉通りに去るとしよう。

 

頷いた俺は逃げ始めた…。

 

 

 

 

第1話 クロガネと少年と夕陽の風来坊

 

 

 

 

ー早瀬 浩一だ!

 

俺は突然現れた男の人に助けてもらって、ロボット達から逃げた…が…。

 

何体かは追いかけて来た。

 

浩一「ちっ…!俺を普通のガキだと思うなよ!」

 

ロボット達の相手をするが…俺の攻撃が全く効かない…!

 

浩一「クソッ…!」

 

このままじゃ…!

 

しかし、俺の背後からロボットの一体が殴りかかって来たが…。

 

矢島が現れ、蹴り飛ばした。

 

浩一「矢島…⁉︎どうしてここに⁉︎」

 

矢島「話は後だ!ここはひとまず…逃げろ!」

 

俺と矢島は全速力で駆け出し、何とかロボット達を巻いた…。

 

何なんだよ、あいつら…。

 

矢島「ここまでこれば…大丈夫だな」

 

浩一「チクショウ…」

 

また…助けられるなんて…!

 

矢島「どうした、浩一?俺に助けられるのが、そんなに不満か?」

 

矢島の方は視線を移した時、俺は目を見開いた。

 

逃げたと思ったが…矢島の背後にあのロボット達がいたからだ。

 

矢島「ぐあっ!」

 

浩一「矢島!」

 

ロボットの一体に殴り飛ばされた矢島に俺は駆け寄った。

 

浩一「大丈夫か、矢島⁉︎」

 

矢島「…ああ。何とかな。それより…逃げろ、浩一」

 

矢島の言葉に俺は驚く。

 

矢島「俺が囮になる。その隙に逃げるんだ…!」

 

や、矢島…!

 

矢島「気にするな。昔からそうだっただろ?」

 

っ…!俺は…!

 

浩一「チクショウ…!何でまた助けるんだよ…!もう俺は助けて貰わなくても平気なんだよ!助けてもらったら意味ないんだよ!折角…変われたと思ったのに…強くなれたと思ったのに!」

 

俺の叫び声と共に大きな音が聞こえる。

 

その音は強くなっていき、俺たちの目の前に巨大なロボットが現れ…俺達を襲っていたロボット達を拳で破壊した。

 

浩一「ロ、ロボット⁉︎」

 

俺達を…助けた…のか?

 

…っ!そうだ…コイツだ…!3年前の…あの事故のとき落ちて来たのは、人工衛星なんかじゃない!

 

落ちて来たのは…このロボットだ…!

 

 

 

 

ー小田切 拓哉だ。

 

拓哉「ロボット…?」

 

どの機動兵器でもスーパーロボットでもない…。

 

あの機体は一体…?

 

夏華「リーダー!」

 

夏華が駆け寄ってくる。

 

夏華「何なんですか、あのロボットは…⁉︎鬼の様にも見えますけど…」

 

拓哉「…」

 

一体…何が起こっている…?

 

 

 

 

ー夢野 ナオミだよ。

 

私はジェッタ君とシン君に頼まれて、珈琲を買って、持っていこうとした時だったけど…。

 

ナオミ「ロボット…?一体何が起こっているの…?」

 

駆け足で歩く私だったが、前方不注意でスーツを着た男の人とぶつかってしまう。

 

ナオミ「あっ…!す、すみません!」

 

ジャグラー「いえ。大丈夫です」

 

ナオミ「い、いや!クリーニング代を!」

 

ジャグラー「それにしても…嵐が来る前と言うのに…妙な事が起こりましたね」

 

ナオミ「そ、そうですね…早く逃げないと…!」

 

ジャグラー「その必要はありません」

 

えっ…?

 

ジャグラー「私達に被害は来ない…少なくともあの鬼は…」

 

 

 

 

 

 

 

ー早瀬 浩一だ。

 

俺がロボットを見上げていると、複数の新たなロボット軍団が現れる。

 

加藤機関兵士「マキナを確認!これより、捕獲に入る!」

 

こ、今度は巨大ロボットが複数現れた…⁉︎

 

矢島「あいつ…あの鬼の様なロボットを狙ってるぞ…!」

 

そんな…!させるかよ…このロボットは俺の…!

 

浩一「いや…ナイスな展開じゃないか!」

 

矢島「浩一…⁉︎お前何する気だ!」

 

浩一「決まってんだろ?コイツに乗って戦うんだよ!」

 

矢島「何…⁉︎」

 

浩一「俺にはわかる!コイツは俺に乗れって言ってる…俺の力になる存在なんだ!心配するな矢島…今度こそ、俺が守ってやるよ!」

 

矢島「浩一!」

 

矢島の制止も聞かず、俺はロボットに乗った。

 

浩一「何か…懐かしい感じだ…。ライン…バレル…そうか、それがお前の名前なのか?わかるぞ…俺はコイツを動かせる!」

 

俺はロボット…ラインバレルを起動させた。

 

加藤機関兵士「ファクターが搭乗しただと…⁉︎どうしますか⁉︎」

 

加藤機関兵士「狼狽えるな!例え、マキナであろうと乗っているのはただのガキだ!」

 

浩一「フフフ…見てろよ、矢島!これが俺の力だ!」

 

?「ヒトガタはラインバレルにより、破壊されました。並びにあのマキナに彼がファクターとして搭乗しました」

 

?2『分かりました、城崎さん。いざと言う時は私もでます』

 

?「よろしくお願いします、森次さん」

 

俺は戦闘を開始した。

 

 

 

〈戦闘会話 浩一VS初戦闘〉

 

浩一「あの三機…ラインバレルより弱そうだな。おまけに三機とも同じデザインしてやがる。所謂量産型ってヤツか…だったら…。雑魚って事だ」

 

 

 

俺は敵のロボット達を倒していき、最後の一機も倒した。

 

浩一「へっ、何だよ!他愛もないな!」

 

矢島「浩一…。何故そうまでして力を欲するんだ…⁉︎これが…これがお前の理由なのか⁉︎俺には…弱い者虐めにしか見えないぞ…!」

 

浩一「弱い者虐めだってェ⁉︎冗談じゃない‼︎仕掛けて来たのはこいつらだろう⁉︎それにな、俺は別に弱い者虐めがしたくて力を欲してる訳じゃない!…わかるか?」

 

矢島「…⁉︎」

 

浩一「お前にわかるか?力がない事で好きな人を守る事も出来ない悔しさが…!その好きな人を他の誰かが守っているのを見ている悲しさが!その他の誰かに自分すら守られている惨めさが!」

 

矢島「こ、浩一…俺のせい…なのか…⁉︎」

 

?「全く、滅茶苦茶な戦い方だな。慢心から生まれたプライドだけで戦っている様だ」

 

っ…⁉︎

 

突然、青いロボットが現れた。

 

森次「フッ、同じファクターの先輩として、教えてあげないといけないな。プライドなど仮初の自信でしかないという事を…」

 

浩一「青いロボット⁉︎…さっきの量産型とは違う…ラインバレルと同じような機体が他にもあるのか⁉︎」

 

森次「初めましてだな、早瀬 浩一君」

 

通信…⁉︎

 

浩一「何なんですか、あなたは⁉︎」

 

森次「森次 玲二。とある企業の一社員だよ」

 

浩一「…その企業の一社員が何の用ですか?」

 

森次「単刀直入に言おう。そのマキナ及びファクターとなった君は我が社の所有するモノである。だから、返してもらいに来た」

 

浩一「…マキナ?ファクター?何の事です?」

 

森次「マキナを操縦出来る特別な存在…我々はそれをファクターと呼んでいる。思い当たるフシぐらいはあるだろう?身体能力の特化や急激に攻撃的な人間になった事…そして、何よりそのマキナに乗っている事が君がファクターとなった証拠だ。あの三年前の事故の時、キミは偶然にもそのマキナのファクターになってしまったんだよ」

 

浩一「よくわからないなァ。確かにあの事故はコイツの所為だけど何故それで俺がそのファクターになるんです?」

 

森次「それは私が語ることではない。我が社に来れば直接社長がお話になるだろう」

 

聞くだけ無駄だな…。

 

浩一「フッ、まあ、どんなこと言っても俺はあなたの会社に行く気もなければ、コイツを返す気もありませんよ。だって、折角手に入れた力なんですからね!」

 

森次「仕方ない。ならば、こちらも力尽くで…」

 

絵美『森次さん、大変です!その付近で界震が起こります!』

 

森次「界震…まさか…!」

 

突然、辺りが揺れ出し、気がつくと複数の化物がいた。

 

…だけど、見覚えがある…コイツ等は…!

 

森次「ヘテロダイン…!」

 

浩一「ど、どういう事だ⁉︎ヘテロダインはダイガードが全部倒したんじゃないのかよ⁉︎」

 

森次「いや、界震は自然災害の一種として、認定された…つまりは、ヘテロダインがまた現れてもおかしくないという事だ。早瀬 浩一君、町に被害が出る前にヘテロダインを倒そう」

 

浩一「休戦って事ですか?…仕方ないです、わかりました。…ですが、俺達で町の人達を守りながら、戦えるんですか?」

 

森次「市民の避難はビートル隊が行なっているが…」

 

?『心配ないよ、森次君。…専門家がきたからね』

 

森次「社長…専門家という事は…」

 

突然、ロボットが現れた…だが、そのロボットとは…。

 

浩一「ダ、ダイガードじゃないか!」

 

赤木「おうよ!ダイガード、ただいま到着だぜ!」

 

青山「はしゃぐなよ、赤木!」

 

いぶき「森次室長、こちらは株式会社21世紀警備保障、広報二課の赤木 駿介、桃井 いぶき、青山 圭一郎です!石神社長からお話をいただき、出撃しました!」

 

森次「ありがとうございます、広報ニ課の皆さん。…ヘテロダイン戦闘の専門家の腕…頼らせていただきます」

 

赤木「はい!そっちの君もいいか⁉︎」

 

浩一「えっ⁉︎あ、はい!」

 

ダイガードのパイロットの声が聞けるなんて…!

 

本当にナイスな展開じゃないか!

 

 

 

 

 

ー小田切 拓哉だ。

 

…一体何が起こっている…?

 

現れた量産機を鬼の様な機体が倒したと思えば、青い機体が現れ、今度はヘテロダイン…そして、ダイガードまで現れるとは…。

 

夏華など、現状を理解できていないのか、アタフタしている。

 

…しかし、これは好都合かも知れない。

 

拓哉「夏華、ディシェイドの準備を頼む。…あの戦闘に介入する」

 

夏華「えっ…⁉︎でも、リーダーは面倒事を避けたいと…」

 

拓哉「少しでもあの鬼の機体と青の機体の情報が欲しい…ディシェイドに乗れば、何とか通信を拾えるかも知れない」

 

夏華「…わかりました!」

 

俺と夏華はディシェイドの下まで走り出した…。

 

 

 

ー早瀬 浩一だ。

 

俺は青い機体とダイガードと一緒にヘテロダインと戦っていた。

 

このままいけば勝てる…!

そう俺が確信したその時だった。

 

ヘテロダインの一体が戦いを見ていた矢島を発見し、矢島に接近した。

 

矢島「なっ…⁉︎」

 

浩一「や、矢島!」

 

いぶき「彼…避難していなかったの⁉︎」

 

青山「まずいぞ!ここからじゃ間に合わない!」

 

ヘテロダインが矢島に迫る…その時だった。

 

矢島に迫っていたヘテロダインを巨大な影が吹き飛ばした。

 

そこをしっかり見てみるとそこには赤紫の機体がいた…。

 

 

 

 

 

ー小田切 拓哉だ。

 

俺と夏華はディシェイドに乗り、出撃し、ヘテロダインを切り飛ばす。

 

夏華「な、何とか間に合いましたね!」

 

拓哉「…」

 

すると、青の機体から通信が入った。

 

森次「その機体のパイロット…。その機体は一体何だ?」

 

夏華「ど、どう答えますか、リーダー…?」

 

拓哉「何も話すな。…ヘテロダイン以外と戦闘の意志はないと伝えておけ」

 

夏華「わ、わかりました!」

 

森次「…!文字による通信…。こちらに対しての戦闘意志はない、か…」

 

いぶき「どうしましょう、森次室長?」

 

森次「我々とは戦闘を行わないと言っているんです。ここは彼と協力して、ヘテロダイン撃退を急ぎましょう」

 

浩一「そうですね」

 

どうやら、通じた様だな。

 

夏華「…攻撃してくる事はないですね!」

 

拓哉「攻撃して来るのが、誰であろうと邪魔をするなら、潰す…それだけだ。例え、ヘテロダインだろうと、ダイガードであろうとな」

 

夏華「リーダー…」

 

まずはヘテロダインを倒す…情報を得るのはその後だ。

 

俺達は戦闘を開始した。

 

 

 

 

 

 

〈戦闘会話 赤木VS初戦闘〉

 

赤木「ヘテロダイン!何度来ようと俺達が退治してやるよ!」

 

いぶき「久しぶりの戦闘よ!気をつけてね、2人とも!」

 

青山「赤木!サポートは任せろ!」

 

赤木「ああ、頼むぜ!サラリーマンだって、町を守れる事は出来るんだ!」

 

 

〈戦闘会話 浩一VS初戦闘〉

 

浩一「ったく…邪魔しやがって!バケモノはとっとと駆除してやる!」

 

 

〈戦闘会話 森次VS初戦闘〉

 

森次「ヘテロダイン…。戦闘は初めてだが、資料で能力は把握済みだ。…化物に容赦はしない」

 

 

〈戦闘会話 拓哉or夏華VS初戦闘〉

 

夏華「リーダー、ヘテロダインの過去のデータを転送します!」

 

拓哉「了解。…俺の邪魔をするのなら…容赦なく潰す」

 

俺達はヘテロダインを倒していくと…。

 

突然、巨大な竜巻が発生した。

 

浩一「こ、今度は何だよ⁉︎」

 

森次「最近起こっている正体不明の竜巻か…!」

 

遂に起こったか…。

 

 

 

 

ークレナイ ガイだ。

 

竜巻が起こった…今度こそ、倒す!

 

だが、俺がよく竜巻を見ると、竜巻に女が1人、吸い込まれていった。

 

…前回助けた奴等の彼女じゃないか。

また顔を突っ込んでいるのか。

 

俺は竜巻に突入し、巻き込まれている女を背負う。

 

ナオミ「またあなた⁉︎」

 

ガイ「目瞑ってな!」

 

俺は竜巻から逃れる為に、一度急上昇し…その後、急降下した。

 

その際、女から悲鳴に近い声が聞こえて来たが、俺達は問題なく、地面に着地した。

 

ナオミ「…」

 

ガイ「大丈夫か?」

 

ナオミ「う…うん」

 

すると、上空から巨大な鳥…マガバッサーが現れた。

 

拓哉「あれが竜巻の中の鳥の正体…?」

 

赤木「まるで怪獣じゃないか!」

 

ヘテロダインとかいう奴等と戦っているロボット達もマガバッサーの登場に驚いている様だ。

 

ガイ「お出ましか」

 

渋川「おい、君達!」

 

ナオミ「叔父さん⁉︎」

 

渋川「何してるんだ!早く逃げろ!」

 

ちょうどよかった!

 

俺は背負っている彼女を彼に渡した。

 

ナオミ「ちょっと…⁉︎」

 

渋川「おい、君!」

 

俺は走り、何かの機械の中に入り、オーブリングを取り出した。

 

ガイ「ウルトラマンさん!」

 

オーブリング『ウルトラマン!』

 

まずはウルトラマンさんのカードをオーブリングにリードする。

 

ガイ「ティガさん!」

 

オーブリング『ウルトラマンティガ!』

 

次にウルトラマンティガさんのカードをリードする。

 

ガイ「光の力、お借りします!」

 

オーブリング『フュージョンアップ!ウルトラマンオーブ、スペシウムゼペリオン!』

 

俺はオーブに変身する。

 

オーブ「俺の名はオーブ。闇を照らして、悪を撃つ!」

 

俺はマガバッサーを睨む。

 

ナオミ「これ…よく夢に出て来る…!」

 

ジェッタ「キャップ!」

 

シン「大丈夫ですか⁉︎」

 

ナオミ「う、うん…!」

 

シン「何なんですか、あれは…⁉︎」

 

ジャグラー「ウルトラマンオーブ」

 

ジェッタ「ウルトラマンオーブ…?」

 

ジャグラー「銀河に輝く星…。光の戦士という奴だ」

 

ナオミ「光の…戦士…」

 

 

 

ー小田切 拓哉だ。

 

竜巻から怪鳥が現れたと思えば、今度は巨人が現れた。

 

青山「今度は巨人かよ⁉︎」

 

赤木「何か、いかにも正義のヒーローって、見た目だな!」

 

いぶき「でも、味方かどうかはわからないわよ」

 

夏華「あれがSSPの方々が言っていた巨人でしょうか…?」

 

拓哉「あの怪鳥が現れた瞬間に現れた…。お前の言う通り、あの巨人が怪鳥と交戦していたのだったら…今も怪鳥を倒す為に出て来たのかも知れない」

 

それにどうやら、あの巨人はヘテロダインや怪鳥の相手をする様だな。

 

森次「あの巨人は怪獣やヘテロダインと戦う様ですね」

 

浩一「味方…何ですかね?」

 

森次「わからない。だが、彼には手伝ってもらおう。襲って来るのならば、相手をするまでだ」

 

戦闘再開だ。

 

 

 

 

〈戦闘会話 オーブVSヘテロダイン〉

 

オーブ「ヘテロダイン…。お前達も怪獣と一緒なら、俺が倒してやる!」

 

 

〈戦闘会話 赤木VSマガバッサー〉

 

いぶき「まさか、怪獣と戦う事になるなんて…!」

 

青山「相手の強さは計り知れないんだ!無茶だけはするなよ!」

 

赤木「おう!ヘテロダインじゃなくても、みんなを困らせるなら、俺達が相手になってやるぜ!」

 

 

〈戦闘会話 浩一VSマガバッサー〉

 

浩一「相手が誰であっても、悪なら、俺の敵だ!怪獣!正義の味方が成敗してやる!」

 

 

〈戦闘会話 森次VSマガバッサー〉

 

森次「ヘテロダインの次は怪獣か。火を吐く大怪獣は倒してやろう」

 

 

〈戦闘会話 オーブVSマガバッサー〉

 

オーブ「風の魔王獣、マガバッサー。今度こそ、ケリをつけてやる!」

 

 

〈戦闘会話 拓哉or夏華VSマガバッサー〉

 

夏華「あれが巨大な鳥の正体ですか…」

 

拓哉「ハニワ幻神ではなく、怪獣だったとはな。(だが、少なくとも奴の仕業ではないな)」

 

 

 

マガバッサー「ギャアァァァァッ‼︎」

 

俺達はヘテロダインを全て倒し、怪獣も、巨人の攻撃で、怪獣は爆散した。

 

オーブ「…シェアッ!」

 

巨人は飛び去った…。

 

いぶき「飛び去っちゃった…」

 

青山「一体何だったんだ…?あの巨人…」

 

浩一「では…やりましょうか、森次さん!」

 

森次「まだやる気なのか、早瀬 浩一君」

 

浩一…?それにこの声…あの時の学生か。

 

浩一「当たり前でしょう!」

 

鬼のロボットが青のロボットに攻撃を仕掛けるが、青のロボットは攻撃を受け流す。

 

青山「室長!」

 

森次「心配ありません。ここは私に…。早瀬、君にひとつ聞こう。手に入れた力をキミはどうするつもりだ?」

 

浩一「正義です!俺は正義の味方になるんですよ!」

 

森次「だが、君の行為はただの暴力にしか見えないが?」

 

浩一「そうですか?なら、その暴力で…あなたを叩き潰してあげましょう」

 

矢島「どうして何だよ、浩一…!」

 

赤木「暴力をしている時点で正義なんてないんだぞ!」

 

…力に呑まれている…。

このままでは、危険だな。

 

森次「なるほど、いかにも中学生らしい発想だ。…それならば、本物の暴力を教えてあげよう」

 

浩一「えっ…⁉︎」

 

青のロボットは鬼のロボットに攻撃を仕掛けた…。

 

 

 

森次「さあ、行こう。本物の暴力を教えてあげよう」

 

青のロボットは両手に持った4本の太刀で鬼のロボットを滅多刺しにした後、バックに装備されていたバインダーの様なモノで鬼のロボットを囲んだ。

 

森次「…」

 

その後…バインダーの中でどの様な攻撃が行われたかはわからないが、バインダーが戻った時には鬼のロボットには大量の太刀が突き刺されていた。

 

浩一「こ、殺される…!」

 

その攻撃を受けて、鬼のロボットは大ダメージを受ける。

 

浩一「グアァァッ!」

 

青山「こ、これは…!」

 

浩一「ああ、あぁぁぁぁぁっ…!」

 

矢島「や、やめてくれ!このままじゃ、中の浩一が死んでしまう!」

 

森次「…」

 

学生の友人らしき少年が叫ぶが、青のロボットの攻撃は止まらない。

 

赤木「お、おい!やり過ぎだぞ!」

 

いぶき「室長…!」

 

浩一「(こ、殺される…!)」

 

夏華「このままでは、あのロボットのパイロットの方が…!」

 

拓哉「…」

 

あの鬼のロボットのパイロットがどうなろうと俺の知った事ではない…。

知った事ではないのだが…。

 

浩一「う、あ…あああぁぁぁっ…!」

 

拓哉「…!」

 

いつの間にか俺の身体が動いてしまい、持っていたソードを青のロボットに向けて投げてしまう。

 

森次「…!」

 

青のロボットはディシェイド・ソードの攻撃を太刀で弾き、こちらを向く。

 

夏華「リ、リーダー…⁉︎」

 

森次「…」

 

拓哉「…」

 

俺達は機体越しに睨み合う。

 

その間に大ダメージを受けていた鬼のロボットのダメージが回復していく。

 

赤木「な、何だ、あれ⁉︎」

 

青山「機体のダメージが回復していく…⁉︎」

 

自己再生機能を持っているのか…?

 

森次「(マキナの自己修復機能…だが、それにしても速度が速すぎる…)」

 

すると、青のロボットに通信が入った。

 

絵美『森次さん!直ちに作戦を中止、撤退してください!』

 

森次「…捕獲指示が出ていたはずですが?」

 

絵美『はい。ですが今、社長直々に撤退命令が出されたんです。ダイガードのパイロットの皆さんもお話があるので、撤退してください!』

 

森次「…了解しました。ダイガードと共に撤収します。よろしいですね?」

 

いぶき「はい!」

 

どうやら、撤退する様だな…。

 

だが、青の機体がディシェイドの方を向き、通信を送って来た。

 

森次「赤紫の機体のパイロット…。君も随分な正義の味方の様だな」

 

拓哉「…」

 

俺が正義の味方…?

そんな事ない。…俺に正義など必要ないのだからな。

 

森次「…尚も答えないか」

 

そのまま、青のロボットとダイガードは撤退した。

 

拓哉「夏華、俺達も撤退だ」

 

夏華「りょ、了解しました!」

 

ディシェイドも動かして、俺達もその場を撤退した…。

 

 

 

 

ー石神 邦生だよ。

 

緒川「社長、よろしいんですか?ラインバレルを回収できるチャンスでしたのに…」

 

石神「いいさ。あのマキナから引き出せる情報は限られているからね。むしろあの少年を遊ばせた方が新たな情報を引き出せる可能性が高い。それに…その方が面白い」

 

緒川「わかりました。では、監視体制を強化していただく様、手配しておきます」

 

石神「ああ…それと、城崎君が戻ったら、ここに呼んでくれ」

 

 

 

ークレナイ ガイだ。

 

…どうやら、戦闘は終わった様だな。

 

俺はマガバッサーのマガクリスタルにオーブリンクを通す。

 

すると、マガクリスタルは崩壊して、一枚のカードが出てきた。

 

カードを掴んだ俺はそのカードを見つめる。

 

ガイ「マガバッサーを封印していたのは、ウルトラマンメビウスさんの力でしたか!お疲れ様です!」

 

…っと、俺が変身の為に入っていた機械から何か出て来たな…って…!

写真かよ…!

ま、まずいな…!

 

俺は写真を取り出そうとしたが、なかなか、取れない…。

 

ガイ「ちょっ…硬っ…!」

 

な、何とか取れたな…。

 

ガイ「ふう、あっぶね〜」

 

こんな物、誰かに見られると俺があの巨人だとバレてしまう…。

 

ナオミ「あの…!」

 

ん…あいつらか。

 

ガイ「みんな!怪我はなかったか?」

 

ナオミ「大丈夫!…それよりまこれ、あなたのでしょ?」

 

彼女が手渡して来たのはオーブニカだった…。

 

落としていたのか…!

 

ガイ「…!ありがとう…大事な物なんだ」

 

ナオミ「私達の方こそ…助けてくれて、ありがとう!」

 

ガイ「…じゃあな」

 

俺はオーブニカをしまい、その場を立ち去ろうとする。

 

ジェッタ「ちょっと待ってよ、お兄さん!」

 

ガイ「どうせ地球は丸いんだ…。またそのうち、何処かで会えるだろ。…あばよ!」

 

俺は夕陽の中、オーブニカを吹きながら、歩き出した。

 

ナオミ「…」

 

ジェッタ「キャップ、どうかした?」

 

ナオミ「あの曲…どこかで聞いた事があるのよね…」

 

何だか…懐かしい曲…。

 

 

 

ー早瀬 浩一だ。

 

俺はラインバレルから降りた。

 

浩一「…」

 

矢島「こ、浩一!大丈夫なのか⁉︎」

 

浩一「何ともないよ。それにしてももうちょっとだったのにな〜。まあ、でも、いきなりの戦闘で三機も撃墜して、ヘテロダインや怪獣とも戦えたんだから、初戦としては合格かな」

 

矢島「…」

 

浩一「あ〜腹減ったぁ!さっさと家へ帰りますか!」

 

矢島「浩一…」

 

俺は足を早めた…今の顔を矢島に見せない為にも…。

 

だって俺は…負けた悔しさで涙目を流していたのだから…。

 

だが、泣き声はラインバレルの跳躍音にかき消され、聞こえなかった。

 

この日…俺は踏み越えた境界の向こうで打ちのめされた…。

 

 

 

 

ー小田切 拓哉だ。

 

…何故だ…何故、俺はあの鬼のロボットを守る様な真似をした…?

奴を助ける必要などなかったはずだ。

何故…?

 

それにしても…。

 

拓哉「おい、いい加減その目障りな笑顔をやめろ」

 

夏華「失礼ですね⁉︎…そんな事よりも私は嬉しいんです!リーダーが…誰かを守る為に動いた事が!」

 

…誰かを守る…か…。

 

拓哉「勘違いするな。あの機体についてまだ知りたい事があった…ただ、それだけだ」

 

苦し紛れな言い訳だなと自分自身で思ってしまった…。

だが、そうしておこう。

 

拓哉「それに…俺の中に正義の心などない。あるのは…復讐のみだ…!」

 

今の俺に正義などに意味はない…。

奴を殺せるならば、正義など邪魔なだけだ…!

 





ー中断メッセージ

〈クレナイ ガイ〉

ガイ「平和を目指す世界に暗躍する組織、怪物達…。だが、この世界に存在するのは闇の悪ばかりではない。光の勇者達は何度だって立ち上がる!次回、スーパーロボット大戦Tー交差する運命ー。『出会う光の勇者達!』…光の力、お借りします!」
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