小蒔-Komaki- 100式(小蒔は京太郎専用ダッチ〇イフ)   作:おこそとのほもよろを

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流れ十五本場:アフリカの地から

 以前、小蒔に正体を教えてもらった時と同様に、咲は初美と明星の身体からも心臓の音ではなくモーター音がすることを確認した。

 たしかに二人ともダッチ〇イフだ。

 

 

 咲「人間じゃないのは分かったよ。でも、飽くまでも本妻は私だからね!」

 

 明星「分かってます。」

 

 初美「右に同じですよー!」

 

 咲「絶対だからね!」

 

 

 もっとも、ダッチ〇イフ達は、取扱説明書に、

『寝ることはあっても取ることは無い!』

 と明文化されているのだから、多分大丈夫だろう。

 

 そして、この日の夕方、咲は小蒔、霞、初美、明星を連れて駅前の雀荘に出かけた。いつも霞が打っている雀荘だ。

 五人なので2位抜けで行なった。つまり、2位になった人が抜けて、その対局で打っていなかった人が次の対局に入るルールだ。

 

 そして、当然の如く、

 

 

 咲「カン! もいっこカン! もいっこカン! もいっこカン! ツモ!」

 

 小蒔達「(えっ?)」

 

 咲「大四喜字一色四槓子四暗刻単騎!」

 

 

 咲は、思い切り暴れまくって誰が一番強いのかをダッチ〇イフ達に刷り込んだ。

 

 

 霞「咲さん、本気で強い! 自動卓を(電磁波で)操作してるのに全然適わないなんて。もう、やりたい放題じゃない?」

 

 初美「ないないっ! そんなのっ!」

 

 咲「でも、霞ちゃんも、まあまあ強いと思うよ。」

 

 霞「いいえ。全然相手にならないわ。何時もこの雀荘で打ってる男性達とは比べ物にならないもの。」

 

 咲「そう言えば、家賃とかスマホ代とか、全部、霞ちゃんが麻雀で勝って支払ってるって聞いてるけど?」

 

 霞「ええ、まあ、一応。」

 

 咲「どれくらいのレートで打ってるの?」

 

 霞「1000点1000円です。一回だけ、ビンタ麻雀もやったけど。」←流れ六本場、流れ七本場参照

 

 咲「たしか、原点を割ったらサシウマを倍払うってヤツ?」

 

 霞「なんですか、それ?」

 

 咲「麻雀でビンタって言ったら、そう言うルールだけど。」

 

 霞「私がやったビンタは、私が負けたら相手にオモチビンタして、勝ったらチン〇ビンタしてもらうってルールだったけど。」

 

 咲「それって、勝っても負けても男達が喜ぶだけじゃない?」

 

 霞「そうなの?」

 

 

 霞は、この時、初めて正しいビンタ麻雀を知った。

 

 

 一方、この頃………。

 ここは、チャドの首都ンジャメナ市。

 阿笠博士のライバル、Ngasa博士の研究所があるところだ。この地で、Ngasa博士は、ニュータイプのダッチ〇イフ創製に向けて研究に明け暮れていた。

 まさに全身全霊を注ぎ込んでいたと言える。〇笠博士達にとっては、命を懸けてでも達成すべきテーマなのだろう。←本当かなぁ?

 

 彼の研究室の中央には、やはり回転ベッドが置かれていた。

 阿笠博士と言い、ノグソ………じゃなくて野笠博士と言い、Ngasa博士と言い、何故そんなモノを持っているのか?

 

 

 Ngasa「起動せよ! 春LP-500S!」

 

 

 Ngasa博士が春LP-500Sの起動スイッチ………つまりオモチを触った。毎度の如く、オンスイッチ機能のみでオフスイッチ機能は無い。

 

 春が目を覚ました。

 

 

 春「ここは?」

 

 Ngasa「ここは私の研究所。」

 

 春「あなた、誰?」

 

 Ngasa「私はNgasa博士。君を造り出した研究者だ。」

 

 春「造り出した?」

 

 Ngasa「そうだ。実は、君は人間では無い。」

 

 春「(もしかして魔界のモノ?)」

 

 Ngasa「君は世の男性達の夢の存在。つまり、AI搭載の人型性欲処理具、超高性能自律型ダッ〇ワイフ、春LP-500Sなのだ!」

 

 春「魔界から来た悪とかじゃなくて?」

 

 Ngasa「ダッ〇ワイフ!」

 

 春「地上支配に乗り出した悪魔とかに憧れるけど…。」

 

 Ngasa「君の機能や仕様に関するデータは、全て君の頭の中に記憶してある。目を閉じれば思い出せるはずだ。」

 

 

 春は、Ngasa博士に言われたとおり静かに目を閉じた。

 たしかに自分の頭の中には、自分の機能とか設計図とか取扱説明書とかが保存されている。まぎれもなく自分は、AI搭載の人型性欲処理具、超高性能自律型ダッ〇ワイフ、春LP-500Sだ。

 春は、このことを知って呆然とした。

 

 

 Ngasa「折角なので、君には阿笠君のマネをしてインプリンティング機能を取り付けてみた。ちょっと私も試したくなってな。」

 

 

 Ngasa博士がズボンを脱いだ。

 すると、

 

 

 春「イヤ!」

 

 

 春は明星MARK-IIと同様に腕を京太郎の巨太郎のような形に変化させ、その先端から数ccの白い液体を飛ばした。

 しかも、その液体はとんでもないスピードであった。まるで弾丸と言える。

 その液体は、Ngasa博士の脇腹を掠めた。

 

 

 取扱説明書:春LP-500Sは、ダブルフィスト機能だけではなく業界初のクリ〇リ・スペシャル機能を搭載しております。これらを同時使用したい場合はスーパー・ユリモードに切り替えてください。

 

 注:ダブルフィスト機能とは、両腕の肘から先が共に臨戦態勢に入った男性の波動砲の形状に変わる機能のことです。他社製品では明星MARK-IIにも搭載されております。

 

 注:ク〇トリ・スペシャル機能とは、春LP-500Sの真珠湾に付いておりますク〇ト〇スが巨大化し、波動砲の形状に変わる機能のことです。

 

 取扱説明書:ダブルフィスト機能もクリト〇・スペシャル機能も、共に長さ27センチ、太さ7.5センチまで変換可能です。

 

 注:大きさは、全て京太郎の巨太郎が基準となっております。

 

 取扱説明書:春LP-500Sは、スーパー・ユリモードの際に両腕の先及び肥大化したク〇ト〇スの先から人工の白濁液を発射します。その人工液には受精機能はありませんのでご安心ください。

 

 取扱説明書:人工液の量と発射速度は調節可能です。出すまでの時間も自由に設定できます。

 

 取扱説明書:人工液の量は、最大で通常男性の満タン時の五倍程度になります。

 

 取扱説明書:発射速度は、最高レベルにしますとマッハ1.5に達しますのでご注意ください。

 

 

 Ngasa「分かった。使わないから攻撃はやめてくれ。」

 

 春「でも、誰かに使われないと私の存在意義が無い。どうせなら相手はイケメンの歌麿を希望する。」

 

 Ngasa「歌麿………日本人か………。では、知り合いの野笠博士に………」

 

 春「ノグソ?」

 

 

 取扱説明書:春LP-500Sは、聞いた言葉を下品な言葉に聞き違えることが多々ありますのでご注意ください。

 

 

 Ngasa「ノグソじゃなくて野笠だ。私も以前、ノグソと呼んで怒られたことがある。」

 

 春「(やっぱり!)」

 

 Ngasa「野笠博士は歌麿の国、日本に住んでいる。別に彼が歌麿と言うわけではないと思うが、日本に行けば歌麿に会えるかも知れないからな。」

 

 春「じゃあ、日本に行く!」

 

 

 と言うわけで、春は大きなダンボールに詰められて野笠博士宛に航空便で送られることになった。

 …

 …

 …

 

 

 二週間後、春は無事に野笠博士の研究所に配送された。

 ただ、野笠博士がダンボール箱を開けた時、春はスーパー・ユリモードに入っていた。

 

 

 野笠「なんだ! これ?」

 

 野笠「股間に余計なモノが付いている!」

 

 野笠「折角、Ngasaのダッチ〇イフが届いたから使ってやろうかと思ったのに、オモチは女性でも下半身は男じゃないか! 二個一か、これ?」

 

 野笠「しかも、両腕も波動砲になっていて、三人の女性を同時に相手するのか?」

 

 野笠「まあ、真珠湾がついていない時点でNGだな。Ngasaも、こんな趣味があったとはな。」

 

 

 野笠博士は、スーパー・ユリモードとなった春の股間に装備されている巨太郎の方ばかりに目が行ってしまって真珠湾が付いているのを見逃した。

 それだけ巨太郎が目立つのだ。

 

 実は、これはNgasa博士が春に入れ知恵したことだった。

 もし春に真珠湾が搭載されていることを知ったら、野笠博士は春を使おうとするだろう。それを避けるために、敢えてスーパー・ユリモードになっていたのだ。

 

 服を着ると、春はスーパー・ユリモードを解除した。

 しかし、野笠博士は服の下には波動砲が付いているものと信じ切っていた。

 さすがに見るのもイヤだと言わんばかりの顔をしている。両手が波動砲なのは許せても股間に波動砲があるのは許せないようだ。

 

 春は、日本での荷物受取人になってくれた野笠博士に礼を言うと、さっそく歌麿探しの旅に出ることにした。

 しかし、ノーヒントで動き回っても意味が無い。

 

 

 春「野笠博士もダッチ〇イフを研究してるって聞いてる。で、ダッチ〇イフはどこ?」

 

 野笠「ここにはおらん。米花町方面に行かせたら、イイ男を見つけたんで一緒に住むとか言ってたな。」

 

 春「米花町………(もしかしたら、そこにイケメン歌麿がいて、一緒に住むことにした可能性がある。)」←完全的中

 

 春「情報有難う。私も米花町方面に行ってみる。」

 

 

 そして、春は京太郎を目指して野笠研究所を後にした。

 

 さて、これと同じ頃、阿笠博士はと言うと、新たなダッチ〇イフの創生に向けて気合が入っていた。

 よくもまあ、飽きずにやるものだ。

 

 

 博士「こうなったら、最強のダッチ〇イフを造ってみせるぞぃ!」

 

 博士「テーマは、そうじゃ! 王者じゃの!」

 

 博士「左右非対称の髪型もイイし、腕から竜巻を出すのも良いじゃろ。とにかく、全てを凌駕した王者じゃ!」

 

 

 しかし、その二週間後、博士はダッチ〇イフの製作を中止していた。この数日で、彼の興味はダッチ〇イフの製作から別のモノにシフトしていたのだ。

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