小蒔-Komaki- 100式(小蒔は京太郎専用ダッチ〇イフ) 作:おこそとのほもよろを
湧が、日本に上陸して一週間が過ぎた。
この日、咲は京太郎の家に来ていた。
一応、明後日から開催される麻雀大会に参加するためではあるのだが………、案の定、昼間から京太郎とのバトルが開催されていた。
この時、咲は小蒔達にジャンケンで負けて一番手になれず順番待ちしていた。
ただ、妙に時間が過ぎるのが遅く感じる。それだけ京太郎と一つになれるのが待ち遠しいからであろう。
咲「京ちゃんの、もう待てないよ!」
初美「でも、順番なのですよー!」
咲「私、京ちゃんの本妻だよ!」
明星「でも、ジャンケンで負けたんですから。」
咲「なんで小蒔ちゃんが一番最初なのよ?」
明星「じゃあ、番が来るまでこれで慰めたら?」
春「なら、私も。」
明星と春は、共にダブルフィスト機能を発動した。
しかし、春のクリト〇・スペシャル機能は起動していなかった。
さすがに、春も京太郎の本妻を相手に自分の股間から繰り出される(『クリ出される』ではない)クリト〇・スペシャルを打ち込むのはマズイと判断したようだ。
咲の目の前に、京太郎の巨太郎と同等品と言えるモノが四本並んだ。大きさと言い形と言い京太郎の巨太郎そっくりである。
これはこれで豪快である。
咲「嘘! 京ちゃんがいっぱい!」
待ちきれなかったところに現れた四本の巨大波動砲。
今の咲には、これらは京太郎の巨太郎にしか見えない。
これは我慢しろと言う方が酷だ!
そして、とうとう咲は、その四本の巨太郎を………
まこ「これは、どう足掻いてもR-15を越えるじゃろ! ワシが飛ばす!」
ただ、咲の豪快なバトルの模様を窓の外から覗いているモノがいた。
そのモノは、湧が飛ばした小鳥の形をした探査機であった。その探査機からの信号を湧はキャッチしていた。
彼女の頭の中に、探査機が捉えた映像が広がって行く。
湧「この二体のダッチ〇イフはジェンダーフリー仕様なのね。」
湧「それにしても凄い! この巨大なモノで、しかも四本?」
湧「この女性、相当なH好きみたいね。胸は無いけど。」
鳥型探査機からの信号が、隣の部屋を覗き見する映像データに切り替わった。こちらは京太郎と小蒔の対決である。
湧「こっちは例の男性ね。イケメンで体力ありそう。」
湧「それに、スッゴク大きい! 隣の部屋の四本と同じ大きさじゃない?」
湧「たしかに、あれで馴れちゃってたら、隣の部屋の女性もああなるか。」
湧「私も味見したい!」
湧「ええと、相手は『高貴で気品のある』雰囲気の美人ダッチ〇イフか。『交尾を下品にヤル』が正しい姿だと思うけど…。」
湧「あぁ…。いよいよ、あの巨神体が、神々しくて美しい身体の中に容赦なく挿入されて行くぅ!」
まこ「…。」
湧「高貴で気品のある肢体が、あのグロテスクな巨大エリンギで汚されて行くぅ!」
まこ「…。」
湧「まさに、ズボボボボって効果音まで聞こえるような感じが………」
まこ「それ以上の実況中継は禁止じゃ!」
ようやく、まこの活躍で時間軸が飛んだ。
時は、あれから八時間後。京太郎達が全員、2サイクル目を終わったところだった。
咲は既に体力を使う果たしてぐったりとしていた。
一方の京太郎は、まだまだイケる感じだ。やはり北斗神拳の修行に明け暮れていただけのことはある。バケモノ的な体力だ。
小蒔達ダッチ〇イフもケロッとした顔をしていた。人間ではなくロボットなのだから疲労と言うモノを感じない。
そもそも疲労が存在しないと言うべきか。
呼びし音「ピンポン!」
誰か来た。
小蒔「はい。」
そして、小蒔がドアを開けると、そこには初めて見る顔………湧の姿があった。
湧「ダッチ〇イフ、いかがっすかぁ?」
小蒔「ええと、間に合ってますけど。(この感じは、この方も人間ではなくダッチ〇イフですね)」
湧「五体が六体に増えても同じだと思いますが?」
小蒔「えっ? 何で知ってるんですか?」
湧「そう言った調査が仕事なもので…。」
小蒔「…。」
湧「あっ! でも、脅しとかじゃないですよ。ちょっと訳ありで、私も仲間に入れて欲しいんです。」
小蒔「でも、一体増えると順番待ちが長くなります。」
湧「私の星を救うためと思って。」
小蒔「意味が分かりませんが?」
湧「私はアンドロメダ星雲の星、H-1919から来ました。」
小蒔「(Hでイクイク?)」
湧「あなたのオーナーの彼女と話をさせてくれませんか?」
小蒔「咲さんですか?」
湧「名前は分かりませんが、その方に当方の状況をお話してご許可いただきたいと思いまして………。」
小蒔「でも、もうこれ以上増えるのは………。」
湧「こちらにも、お金を払ってでも、どうしても私を使っていただきたい理由がありますので。」
小蒔「…。」
湧「私の方は、三日に一回使われる程度で構いませんので。」
小蒔「(それなら、順番待ちにも大して影響はありませんね)分かりました。では、中に入ってください。」
湧「では、おじゃまs…」
小蒔「あっ!」
湧「どうかしました?」
小蒔「中に入ってって言いましても、家の中のことであって、性的な意味ではありませんので。」
取扱説明書:小蒔100式は、言葉の意味を常にHな方に結び付けます。
湧「ええと、その辺の意味は分かりますので、ご安心を。」
小蒔「では、こちらへどうぞ。」
湧がリビングに通された。
リビングの雰囲気からは、特段、淫猥な空気は感じられなかった。
男一人にダッチ〇イフ五体で暮らしているマンションだ。言葉だけ聞けば、第三者からは、先入観も働いてエロエロな道具満載の家と勘違いされるだろう。
別に変態的なH道具が色々置かれているわけではないのだが………。
むしろ、そう言った道具の存在を小蒔達が受け入れられないし、別に京太郎自身も大人のオモチャに元々興味があるわけではない。
小蒔達は、たしかに大人のオモチャではあるが、買ったわけでは無い。
放っておけない一人の人間の女性と思って、善意で小蒔を住まわせたのが全てのきっかけである。
取扱説明書:小蒔シリーズは、同系統品(ダッチ〇イフ)以外の性欲処理具に対して強いライバル意識を持っています。そのため、小蒔シリーズの前で他系統の性欲処理具を使うのは避けてください。
取扱説明書:明星MARK-IIは………、同上。
取扱説明書:春LP-500Sは………、以下同文。
小蒔「少々お待ちください。咲さんを呼んできます。」
小蒔が一旦、リビングを出た。
そして、少しして咲がリビングに入ってきた。
咲「あなたがアンドロメダ星雲から来たダッチ〇イフ?」
湧「はい。」
咲「でも、本当に宇宙から来たのかなぁ?」
湧「どうしても証拠を見せろと仰るのでしたら、私が乗ってきた宇宙船に乗っていただくと言うのはどうでしょうか?」
咲「なんだか凄い騒ぎになりそうだけど………。でも、それは後で乗せてもらうよ。やっぱり、嘘じゃないことを証明してもらわないとねっ。」
湧「分かりました。」
咲「それで、お金を払ってでも使ってもらいたいって小蒔ちゃんに言ってたみたいだけど、どうして?」
湧「それはですね………」
湧は、自分が誕生した星、H-1919では、MKウイルスと呼ばれる新種のウイルスによって男性のみが絶滅し、生命の鎖を繋ぎ止めるためには、どうしても精子が必要であることを咲に話した。
また、湧には、体内に出された精子をアンドロメダ星雲に瞬間移動させる機能が付いていることも…。
そして、その転送された精子を使ってH-1919では人工授精が行われることも…。
ただ、これは知らない星で京太郎の子供が沢山生まれることを意味する。
いくらなんでも、咲としては許容できない内容だ。
咲「さすがに、京ちゃんの子供を作られるのはイヤだよ!」
湧「でも、私達の星の運命がかかっているのです。後になって認知しろだなんてことは言いませんからご安心ください。」
咲「でもねぇ…。」
湧「年間契約で、解約しない限り毎年更新。それで、一年毎に地球価値で1億円相当の宝石類を毎年咲さんにお渡しする。これでどうですか?」
咲「そう言われても………。」
湧「では、年間2億では。」
咲「…。」←心が動き始めている
湧「じゃあ、3億。」
咲「…。」←もう完全に心は動いたが、額が余りにも大きいのでどう反応して良いのか分からない
湧「じゃあ、5億円で。これ以上は、さすがに私の独断では出せません。」
咲「………ええと、分かったよ。年間5億円相当で、あと絶対に認知を迫らないってことで。飽くまでも京ちゃんは精子バンクへの提供者に過ぎないってことで。」←本当は『毎年3億円』の時点で負けていたが、結果的に『年間5億円』に負けた人………仕方ない気もしますが………
湧「有難うございます!」
咲「それともう一つ。アナタの言っていることが真実であることを証明することもね。」
湧「分かってます。では、早速、この壁に宇宙船内部と繋ぐドアを取り付けさせていただきます。」
咲「へっ?」
湧「ああ。それと、私は基本的に宇宙船で暮らしますので。」
湧がポケットから一枚の薄い布を取り出した。それは、広げるとドア一枚分の大きさがあり、しかもドアの絵が描かれていた。
そして、それを湧が壁に両面テープで貼り付けると、その布がドアに変わった。まるで、どこかのSFアニメの便利グッズのようだ。
その扉を湧が開けると、その奥は何故か宇宙船の操縦室になっていた。二十畳くらいの広さがある。
操縦窓の外には、真っ黒な闇の中にキラキラと輝く沢山の星々が見える。
まるで、インターネットで見たことがある宇宙望遠鏡が捉えた画像のようだ。神秘的な空間が延々と広がっている。
咲は、これを見て、湧が宇宙から来たことを理解した。
京太郎の知らないところで、勝手に話が進んでしまったが、これでめでたく(?)、湧は正式に京太郎に使われるダッチ〇イフ、チーム小蒔の一員になることが決まった。