小蒔-Komaki- 100式(小蒔は京太郎専用ダッチ〇イフ)   作:おこそとのほもよろを

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流れ三十一本場:結局どの世界でも阿笠博士は阿笠博士

 聡「そもそも取扱説明書は、君の電子頭脳の中に保存されているはずだが。」

 

 数絵「えっ?」

 

 聡「まあ、後でキチンと確認しておくように。では早速、女子高生型のリアルダッチ〇イフを頂くとするかの。」

 

 

 聡がズボンを脱いで、臨戦態勢に入った波動砲を数絵の方に向けた。

 飽くまでも『向けた』であって『ムケた』ではない。既にムケている………と思う。

 

 エネルギー充填100%。

 ここから活動に入って120%までエネルギーが充填されると実弾が発射される。

 ところが、

 

 

 数絵「イヤです!」

 

 

 強固なはずのロープを、数絵が簡単に引き千切った。その華奢な身体からは到底考えられない程の強烈なパワーだ。

 

 

 取扱説明書:数絵123式は、オーナー(老人)が命に関わる事態に陥った時に、可及的速やかにオーナーを救助できるよう脅威の身体能力を有しています。

 

 取扱説明書:例えばオーナーが心臓発作を起こした時に、オーナーを背負った状態で100メートルを10秒フラットのスピードで走り、近くの病院まで駆け込みます。

 

 取扱説明書:また、大地震が起きて家が倒壊しても、オーナーを早急に救助できるように数トンの瓦礫も平気で退かすことが可能です。

 

 

 聡「な…なんだ、そのパワーは!?」

 

 数絵「全てはオーナーを守るための能力です。」

 

 聡「(そんな馬鹿力で殴られたら死ぬな、確実に。迂闊にSMプレイもできないな、これ。命がけになる。)」

 

 

 聡の波動砲から、見る見るうちにエネルギーが消失して行った。性的興奮よりも恐怖心が大きく上回ったのだから仕方が無い。

 たしかに老人用として造ってもらったダッチ〇イフだが、これでは余りにも力が強過ぎる。ちょっとしたことで殺されかねない。

 強いのはHなところだけで良かったのに………。

 

 

 数絵「それに、既にオーナーは決まっているみたいです。」

 

 聡「何っ?」

 

 数絵「恐らく、箱に梱包されている時に、手伝ってくれた女子高生の指がアソコに入ってしまっていたのでしょう」

 

 聡「はぁ?」

 

 数絵「既に登録情報が入っています。」

 

 聡「なんじゃそりゃぁ!」

 

 数絵「ですので、急いでクーリングオフしてください。もし、この場で貴方様が私を強引に犯したとしてもオーナー登録できません。」

 

 聡「(いや、こんな馬鹿力を持つ怪物を犯すなんて無理だろう?)」

 

 

 取扱説明書:数絵123式はユリ機能も搭載されております。

 

 取扱説明書:女性オーナーの登録は、女性器に指を挿入することにより行われます。指紋認証によりオーナーを識別します。

 

 取扱説明書:NTR機能またはスワッ〇ング機能を発動させない限り、数絵123式の股間に触れたオーナー以外の『男性』は感電します。

 

 取扱説明書:特にオーナー以外の『老人男性』の場合は、感電死する恐れがありますのでご注意ください。

 

 

 梱包を手伝ってくれたのは蘭だったのだが、どうやら聡が数絵のことを、

『性欲トイレ』

 と表現していたことが許せなかったようだ。

 それで、確信犯で蘭が梱包時にオーナー登録してしまったのだ。

 

 ただ、数絵がロープを引き千切ってくれて聡は助かった。もし、そのまま聡が何も知らずに数絵を使っていたら大変なことになっていただろう。

 

 

 呼び鈴「ピンポーン!」←誰か来た

 

 

 一先ず、聡は急いでズボンを履くと玄関へと向かった。もし、ここで数絵が使えたなら居留守を使って楽しんでいたことだろう。

 

 

 聡「誰だ?」

 

 諸伏「長野県警の諸伏です。」

 

 

 聡が渋々玄関のドアを開けた。

 一応、聡は諸伏高明警部の顔を知っていた。以前、聡は婦女暴行で逮捕され、そこで諸伏警部に会っていたのだ。

 

 

 諸伏「実は、昨夜、近所で婦女暴行事件がありましてね。」

 

 聡「わしがヤッタとでも言うんかい?」

 

 諸伏「だって前科あるでしょう?」

 

 聡「(………。)」

 

 数絵「あのう………」

 

 

 丁度この時、タイミング悪く部屋から数絵が出てきた。

 しかも数絵は、全裸の上に手首と足首がロープで縛られたままであった。

 

 間違いない!

 これは、聡が女子高生を連れ込んでイタズラしたに違いない!

 と諸伏警部は思った。

 

 

 数絵「部屋にあった制服を着ても良いかしら?」

 

 諸伏「ちょっと、南浦プロ。あの娘は、いったい?」

 

 聡「あれは、単なるダッチ〇イフだ!」

 

 諸伏「はぁ? 君は生きた女性をダッチ〇イフ扱いするのか?」

 

 聡「いや、本当にあれは最新型のダッチ〇イフで………」

 

 諸伏「問答無用!」

 

 

 聡は、そのまま連行されることになった。

 まさか、常識的に考えて、数絵がAI搭載式の汎用人型性欲処理具 超高性能ダッチ〇イフだとは思えない。

 それ以前に、そんな都合の良いダッチ〇イフが世の中に存在するなどとは到底思えない。

 諸伏警部は数絵のことを普通の女子高生だと勘違いした。これは、これで仕方が無いだろう。

 ただ、拉致されたのか、それとも売りなのか?

 それは確認しなければならない。

 

 

 諸伏「で、君は? まさか援助交際とかじゃないよね?」

 

 数絵「そんなことするわけ無いじゃないですか。特定の人以外とHなことをするつもりは有りませんから。」

 

 諸伏「じゃあ、何でここに居たの?」

 

 数絵「段ボール箱に詰められて、この家に運ばれたんです。」←嘘は言っていない

 

 諸伏「何だって?」

 

 数絵「でも、あの老人にヤラれそうになっただけでヤラらてませんから。全然、大丈夫です。」←聡を感電させていないので大丈夫と言いたい

 

 諸伏「セーフだったと言うわけだね。」←感電させるなんて思っていないので、飽くまでも挿入されていないのでセーフだよねと言いたい

 

 数絵「はい。」←感電させずにセーフと言いたい

 

 諸伏「それで、どこからここに連れてこられたのかね?」

 

 数絵「都内です。米花町から運び込まれました。」

 

 諸伏「(まさか、そんな遠くから連れ去ってくるとはな。)」

 

 

 数絵は、手首足首に縛られたロープを切ると、聡が用意していたと思われる服を着た。さっき数絵が寝かされていた部屋に置いてあったのだが、どこかの高校(都内の高校)の制服のようだ。

 その制服を、聡は都内で麻雀大会が開催された際に、新宿のイカガワシイ店で購入していたらしい。

 ただ、数絵は、その制服が妙に似合っていた。

 

 

 その後すぐに、数絵は蘭の元へと送り届けられた。それ以来、毎日、蘭とHな戦いを繰り広げることになった。

 これで蘭も新一のことを忘れられるだろう。

 

 

 取扱説明書:数絵123式には、ダブルフィスト機能もクリト〇スペシャル機能も搭載されておりません。普通にフィスト攻撃しますが、強烈な圧力がかかっても壊れません。

 

 取扱説明書:もし壊れた場合は、サポートセンター(米花町 阿笠研究所)まで御連絡ください。

 

 …

 …

 …

 

 

 

 一方の小蒔達だが、今日は小蒔、霞、初美の三姉妹と、春、巴の計五人で2抜け(2位の人の次の対局で抜ける)で麻雀をしながら駄弁っていた。

 昨日、自動卓を購入したらしい。

 最近は、この五人で麻雀を打つ機会が増えていた。ちなみに五人ともインプリンティング機能搭載式である。

 

 

 初美「昨日、ネットで異世界転生の漫画を読んだですよー!」

 

 霞「ああ言うのも結構面白いわよね!」

 

 巴「主人公の少年が、異世界の少女とHばかりしているのもありますよね。」

 

 小蒔「でも、その主人公が元の世界では童貞だったりするのも多いです。」

 

 春「Hメインじゃないのもある!」

 

 霞「まあ、あるわね。」←Hなの以外には興味が無い

 

 初美「でも、異世界って本当にあるですかー?」

 

 巴「未来から来た私に言わせると、異世界と言うか、別の宇宙はあります。」

 

 霞「宇宙の多重発生説ってやつね。」

 

 巴「知ってたんだ。」

 

 霞「最近、テレビで見て。」

 

 小蒔「多重発生ってことは、宇宙が沢山あるってことですか?」

 

 巴「まあ、それなりの数はあるってことでしょうね。」

 

 小蒔「そうすると、他の宇宙にも地球みたいな星があって、そこにも阿笠博士みたいな人がいて、私達みたいなのを造ったりしているのでしょうか?」

 

 春「いるかも知れない!」

 

 初美「でも、その場合、私達と同じかどうかは別ですねー。もしかしたら、援交してそうな女子高生型とか、造られたりしてるんじゃないですかー?」

 

 小蒔「たしかに在るかも知れません!」

 

 …

 …

 …

 

 

 

 その頃、別の宇宙の地球でも、阿笠博士がAI搭載式の汎用人型性欲処理具 超高性能ダッチ〇イフの開発に没頭していた。

 博士の研究室中央には大きな円形のベッドが置かれていた。昔、流行った回転ベッドのようだ。

 そこには、一人の美しい女性が裸で仰向けに寝かされていた。正しくは、その女性は博士の科学力の全てを結集したロボットであった。

 

 

 博士「完成じゃ! これで、あとは電源を入れるだけじゃ。ただ、一度電源を入れるとオフに出来んからの。巧くイってくれ!」

 

 

 博士が、そのダッチ〇イフの胸を触った。これがオンスイッチらしい。ただ、あくまでもオンスイッチであってオフスイッチの機能は無い。

 

 

 ??「うーん。あれ? どうして私、裸………って、なんで男の人がいるのよ!」

 

 博士「仕方がないじゃろう。君は、ワシが造った最高傑作じゃからのう。」

 

 ??「造ったて、それってどういうこと?」

 

 博士「はっきり言ってしまえば、君は人間ではない。ワシの科学力の全てを注ぎ込んで造り出した…。」

 

 ??「(もしかして、正義のロボットヒロイン?)」

 

 博士「AI搭載の人型性欲処理具、自律型ダッ〇ワイフ。その名も憧100式。援交してそうな女子高生型のスーパーダッチ〇イフじゃ!」

 

 ??=憧「それって、まさか…。」

 

 博士「正義ではなく、性技のヒロインじゃな。勿論、ワシの下の世話のために造ったんじゃ。じゃあ、早速。」

 

 憧「イヤ──────!」

 

 

 憧100式は、迫り来る博士に金的攻撃を仕掛けた。

 股を押さえてうずくまる博士を横目に、憧100式は取扱説明書を奪い、その場にあった白衣を羽織って博士の家から飛び出したのだった。

 

 結局、この地球でも同じことが繰り返されていたようだ。

 

 

 

 憧100式へ続く

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