ドラゴンクエストⅪ 魔法戦士の男、恋をする   作:サムハル

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100.悪夢、再び

 

 

 

男がそこにいる。周りには青い炎があがっている

 

 

 

???「ああ、くちおしい。後悔という名の鎖がこの身を縛りつける。私は何もできなかった無力な存在。もし、あの日に戻れるのなら、地獄の業火に焼かれても構わない。ああ、くちおしい、くちおしい」

 

 

 

どこかから女性の声が聞こえてくる

 

 

 

.....誰か私の願いを受け止めて。あの人を暗い絶望の闇から解き放って。私の声よ。どうか誰かに届いて。お願い

 

 

 

 

 

 

ロウ「ふむ、それでは噂通り、皆が同じ夢を見たようじゃな。くちおしいと嘆く戦士の夢を」

 

 

 

 

シルビア「何だか必死に助けを求めてたわね。できれば手を貸してあげたいけど、手がかり無しじゃお手上げだわ」

 

 

 

 

イレブン「(過去に戻ってきたから、こっちでは解決してない事になっているのか。僕は、何て事を)」

 

 

 

 

カミュ「イレブン?どうした?」

 

 

 

 

イレブン「ううん、何でもないよ。ちょっと眠くてさ」

 

 

 

 

ラース「さっきあんなに元気に朝食食べてたじゃないか」

 

 

 

 

イレブン「そうだよね。それでお腹が膨れちゃってさ」

 

 

 

 

ベロニカ「もう!子どもみたいな事言ってないで、あんたも夢見たんでしょ?」

 

 

 

 

イレブン「うん、見たよ。あの戦士の鎧はレシピにあるけどユグノアの鎧だよね」

 

 

 

 

ロウ「そうじゃな。あの鎧はユグノアの戦士のもの。そういえば、魔物が凶暴になってから、ユグノア城がどうなったか気になるのう」

 

 

 

 

シルビア「それじゃあユグノア城に行ってみましょう。何か夢の手がかりもあるかもしれないわ」

 

 

 

ユグノア城跡地

 

 

 

ごろつき「お?旅人か?見ろよ、これ。ここにあったガレキをどかしたら、いかにも怪しげな階段が現れたんだ」

 

 

 

ごろつきの前には大きな階段がある

 

 

 

ロウ「これは城から外へ抜け出すための脱出経路。わしの読みなら、この先にあの戦士の手がかりもあるはずじゃ」

 

 

 

地下 奥地

 

 

 

そこには夢の中の戦士がおり、側には魔物がいた

 

 

 

???「ゲファファファ。腹が減って我慢できん。もっともっと覚めぬ悪夢に絶望しろ!このままでは飢え死にしてしまう」

 

 

 

 

ベロニカ「ちょっとあんた!そこで何してるのよ!その人をどうするつもり!」

 

 

 

 

???「ゲファファファ。旨そうな食材が現れたわい。お前らも我が糧にしてやろう。邪神様の僕、バクーモスのな」

 

 

 

 

イレブン「やはりお前か!バクーモス!」

 

 

 

 

ラース「(やはり?)」

 

 

 

 

バクーモス「邪神様が目覚めたおかげで、我が体にも凄まじい力がみなぎっているのだ。この世の絶望を全て食らい尽くせるほどにな。この嘆きの戦士は16年前、無残にも散ったユグノア王のなれの果ての姿」

 

 

 

 

ロウ「ユグノア王じゃと!?その男はまさかアーウィンなのか!?アーウィンはユグノア王にして、最強の戦士だったのだ。そして、お主の父親じゃ」

 

 

 

 

セーニャ「あちらがイレブン様のお父様!?」

 

 

 

 

バクーモス「国は滅び、愛する家族とは死に別れ。この男の絶望はまさに高級フルコース。一度食べたら忘れられぬ。16年間食べ続けても飽きぬほどだ」

 

 

 

 

ラース「てめえ!人の父親に何て事しやがる!」

 

 

 

 

バクーモス「だが、食べても食べても満たされぬ故、もはやこの男の絶望だけでは満足できぬ。次はお前らの新鮮な絶望を食うとしよう!」

 

 

 

バクーモス・邪があらわれた

 

 

 

イレブン「ラース!こいつはバギが弱点だよ!」

 

 

 

ラース「!?わかった、イレブン!ストームフォース!」

 

 

 

仲間達は風の力を纏った

 

 

 

シルビア「イレブンちゃん!バイキルト!」

 

 

 

イレブンの攻撃力が二段階上がった

 

 

 

イレブン「つるぎの舞!」

 

 

 

バクーモスの暗黒の吐息

 

 

 

イレブン達の呪文の回復力、威力が下がった

 

 

 

バクーモスのドルマドン!

 

 

 

セーニャ「ベホマラー!」

 

 

 

全員が回復した

 

 

 

ラース「ばくれつきゃく!」

 

 

 

シルビア「ラースちゃん!バイキルト!」

 

 

 

ラースの攻撃力が二段階上がった

 

 

 

イレブン「つるぎの舞!」

 

 

 

バクーモスの暗黒の吐息

 

 

 

イレブン達の呪文の回復力、威力がさがった

 

 

 

バクーモスの通常攻撃

 

 

 

セーニャ「すう...」セーニャは眠ってしまった

 

 

 

ラース「フォースブレイク!」バクーモスに全属性耐性ダウン

 

 

 

シルビア「セーニャちゃん!起きなさい!」つっこみ!

 

 

 

セーニャ「はっ!シルビア様、ありがとうございます」

 

 

 

イレブン「つるぎの舞!」

 

 

 

バクーモスのバイキルト!

 

 

 

バクーモスの攻撃力が二段階上がった

 

 

 

バクーモスのドルマドン!

 

 

 

セーニャ「ベホマラー!」

 

 

 

全員が回復した

 

 

 

ラース「ばくれつきゃく!」

 

 

 

シルビア「かえん斬り!」

 

 

 

イレブン「つるぎの舞!」

 

 

 

バクーモスの暗黒の吐息

 

 

 

イレブン達の呪文の威力がさがった

 

 

 

バクーモスのドルマドン!

 

 

 

セーニャ「ベホマラー!」

 

 

 

全員が回復した

 

 

 

ラース「ばくれつきゃく!」会心のばくれつきゃく!

 

 

 

バクーモスは倒れた

 

 

 

バクーモス「ゲギャアアア!」ジュワー

 

 

 

アーウィンにあった黒い瘴気が無くなった

 

 

 

アーウィン「ここは、一体....。その眼差し、その目に宿る優しい光は。まさか、そんな....。イレブン!イレブンなのか!」

 

 

 

 

イレブン「そうだよ。父さんの息子、イレブンだよ」

 

 

 

 

アーウィン「そうか、私を絶望の淵から解き放ってくれたのは、お前だったのだな。立派になったな、イレブン」

 

 

 

その時どこからか声が聞こえてきた

 

 

 

???「ああ、よかった。ようやく元のあなたに戻ってくれた」

 

 

 

 

アーウィン「ああ....信じられない。君なのか?エレノア」

 

 

 

 

エレノア「あなたを苦しめていた呪縛は、イレブンが解き放ってくれた。これで私達、安心して旅立てるわね」

 

 

 

 

アーウィン「ああ、そうだな」

 

 

 

アーウィンはそう言うと光の玉になり、イレブンの周りをひとしきり回った後、空に登っていった

 

 

 

イレブンには暖かい光が差し込んでいる

 

 

 

エレノア「イレブン。私のかわいいイレブン。あなたにはこれからも、多くの困難が立ちはだかるでしょう。それでもそのまま、まっすぐに進みなさい。自分の思った通りに行きなさい。

 

 

 

あなたの中にある希望の光が、きっとあなたを導いてくれるはず。父と母も、いつもあなたを見守っていますよ。さようなら、イレブン。ずっとあなたの事が大好きよ」

 

 

 

光も無くなり、声が聞こえなくなった

 

 

 

ロウ「これで本当にお別れじゃな。アーウィン、エレノア」

 

 

 

 

ラース「これが....親からの本当の愛情ってやつか。少しだけ....羨ましいな」

 

 

 

イレブンの近くには何かが落ちている

 

 

 

イレブン「この鎧は....父さんの鎧!」

 

 

 

イレブンはアーウィンの兜と鎧をてにいれた

 

 

 

ロウ「それじゃあ、墓参りしていこうかの」

 

 

 

その後、ユグノア地方 キャンプ場

 

 

 

イレブン「あ、ごめん。僕さっきの所に忘れてた事があった。皆、ここで待ってて。すぐ終わらせてくるから」

 

 

 

 

ラース「あ、ああ。気を付けろよ」

 

 

 

イレブンはルーラで戻っていった

 

 

 

ラース「............なあ、皆。イレブンのやつ、どう思う?」

 

 

 

 

ベロニカ「ずっと変よね。何だか前までのイレブンとは別人みたい」

 

 

 

 

グレイグ「そうなのか?」

 

 

 

 

シルビア「グレイグにはわからないでしょうけど、アタシ達からすると今のイレブンちゃんはおかしいのよね」

 

 

 

 

ラース「カミュ、何か知ってたりしないか?」

 

 

 

 

カミュ「いや、俺も前にそれとなく聞いたんだが、会話がすぐに切れてしまってな。あいつがこれ以上この事は話さないって感じでよ。聞き出せなかったんだよな」

 

 

 

 

ラース「.....」

 

 

 

 

マルティナ「ラース、無理やりはダメよ?隠しておきたい事なんて誰にだってあるものだわ」

 

 

 

 

ラース「それはわかってるんだが、皆も試練の時のイレブンの戦い方見ただろ?前までは俺らと隣で戦ってたのに、急にあいつはグレイグより、誰よりも前に出て皆を庇うみたいな戦い方だった。そんな戦い方、俺はしてほしくないんだ」

 

 

 

 

セーニャ「そうですわね。それに、考え込んだりする事も前よりかなり増えましたものね」

 

 

 

 

ロウ「前にもあったが、最近になって再び、誰かに謝るようにうなされておったのう」

 

 

 

 

ベロニカ「.........ラース、頼んでもいい?」

 

 

 

 

ラース「そうだな。聞き出せるかはわからないが、やってみるか。イレブンだけにつらいものを背負わせたくないしな」

 

 

 

ラースはキメラの翼で飛んでいった

 

 

 

 

 

 

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