ドラゴンクエストⅪ 魔法戦士の男、恋をする   作:サムハル

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102.各地を巡る

次の日の朝、ユグノア地方 キャンプ場

 

 

 

イレブン「皆、おはよう」

 

 

 

 

シルビア「あら、イレブンちゃん。おはよう。今日は少し早いのね」

 

 

 

 

イレブン「崩壊した世界では、僕も頑張ってこの時間に起きてたんだよ。皆を引っ張らなきゃだったから。そしたら、これくらいの時間に起きる事に慣れちゃって」

 

 

 

 

グレイグ「それなら、俺達の朝の練習に付き合ってもらってもいいか?」

 

 

 

 

イレブン「うん、いいよ。グレイグともあっちでは何回も練習してたんだ」

 

 

 

しばらくして

 

 

 

セーニャ「ふわぁ....。皆様、おはようございます」

 

 

 

 

ベロニカ「全く、いつまで経っても寝坊助は治らないんだから」

 

 

 

 

イレブン「これで全員揃ったね。今日は世界各地を訪れようと思ってるんだ」

 

 

 

 

ラース「世界を?試練を先にやった方がいいんじゃないか?」

 

 

 

 

イレブン「僕も最初はそうしようと思ってたんだけど、昨日の父さんを助けた件は、実は未来で解決した事だったんだよ。だけど、僕が過去に戻った事で解決してない事になった。だから、解決しておかなきゃいけない事が各地であるんだ」

 

 

 

 

ロウ「なるほどのう。確かに知っておれば情報はあるからのう。それに、魔物が凶暴になった事で異変もおきてるやもしれん」

 

 

 

 

イレブン「最初は僕の故郷のイシの村に行こうと思ってるんだ」

 

 

 

 

カミュ「それじゃあこの後はイシの村で決まりだな」

 

 

 

イシの村

 

 

 

ラース「....ここもかなり酷い有様だよな」

 

 

 

 

イレブン「エマ、ただいま」

 

 

 

 

エマ「あ、イレブン。お帰りなさい。私達の事を心配してくれたの?確かに焼けた村を見て皆落ち込んだけど、落ち込んでるだけじゃ何も始まらないし、皆で力を合わせて村を復興させようと頑張ってるの。

 

 

 

とはいえ、村の人だけじゃ手が足りなくて、手伝ってくれる人を募集してるんだけど、中々集まらなくて困ってるのよ」

 

 

 

 

イレブン「それじゃあ、僕が世界中の知り合いの人に声をかけてみようか?」

 

 

 

 

エマ「本当!?ありがとう!助かるわ、イレブン。どんな人が欲しいかっていうと、まずは物資を取り揃えてくれる商人さんね。復興に必要な物とかを揃えてほしいの。デクさんみたいな人がいいな。

 

 

 

次に来てほしいのは、村の用心棒ね。私達だけじゃ守りが薄くなっちゃうから。

 

 

 

次は世界に詳しい人が来てくれるといいな。ホムラの里に詳しい人がいるんだよね?

 

 

 

最後は村のマスコットキャラクター。何か特徴のある子がいいな」

 

 

 

 

イレブン「たくさん言ったね。わかったよ、ある程度目星をつけて話してみるね。村に僕の紹介で来たって言うようにしてもらうから、エマは村の皆に話をつけといて」

 

 

 

 

エマ「ありがとう、イレブン。村には話しておくね」

 

 

 

 

マルティナ「でも、その間も復興の支援が必要でしょ。デルカダールも援助をするように私がお父様に話をしてみるわ」

 

 

 

 

グレイグ「そうですね、姫様。特にここは我々が自分達の手で壊してしまった場所。責任を持って直さなければ」

 

 

 

 

エマ「ありがとうございます。グレイグさん、マルティナさん」

 

 

 

 

イレブン「それじゃあ、デルカダール城へ向かおうか。デクさんにも声かけてみよう」

 

 

 

デルカダール城下町

 

 

 

ラース「それじゃあ、俺とグレイグとマルティナは城に行って王様に声をかけてくるな」

 

 

 

 

イレブン「わかった、僕とカミュはデクさんの所に行くね。皆はゆっくりしてていいよ」

 

 

 

 

ベロニカ「あら、ありがとう、イレブン」

 

 

 

それぞれがバラバラになっていった

 

 

 

デルカダール城 玉座の間

 

 

 

マルティナ「お父様、今帰りました」

 

 

 

 

デルカダール王「おお、マルティナ、グレイグ、ラース殿も来てくれたか。他の者達はどうした?」

 

 

 

 

グレイグ「今は少し別行動をしております。今日は王に少しお願いがあって参りました」

 

 

 

 

マルティナ「そうなんです、お父様。前にウルノーガの指示によって壊されたイレブンの故郷、イシの村を今村の皆で復興をしているんだけど、人手が足りないみたいなの。だから、私達にもお手伝いできないかと思って」

 

 

 

 

デルカダール王「なるほどのう。確かに、あそこはわしらが壊してしまったようなもの。わしらもしっかりと手伝うべきだな。いいだろう、兵士達を定期的にそちらに向かわせる。デルカダール国も復興を手伝うとしよう」

 

 

 

 

グレイグ「ありがとうございます、王よ」

 

 

 

 

マルティナ「お父様、もう一つお話があるんです」

 

 

 

 

デルカダール王「どうした、マルティナよ」

 

 

 

 

マルティナ「私はこちらのラースという人とお付き合いをさせてもらっているわ」

 

 

 

 

デルカダール王「何だと!?我が娘と付き合っておるだと!」

 

 

 

デルカダール王は驚いてラースを見る

 

 

 

ラース「はい、王様。私ラースは、マルティナ姫と真剣にお付き合いさせていただいております」

 

 

 

 

マルティナ「今日はそれをお父様にも伝えておこうと思って」

 

 

 

 

デルカダール王「........何と。知らない間にマルティナにも春がきておったのだな。だが、ラース殿よ。娘は世界を救った後、姫として、次期王女としてこのデルカダールを担う。

 

 

 

お主はそれについていく自信はあるのか?お主もマルティナだけでなく、このデルカダールを支える男となる自信があるのか?」

 

 

 

デルカダール王は目を鋭くして問いかける

 

 

 

ラース「勿論です、王様。俺は、彼女の真っ直ぐでありながら、気高い意志や心の強さに惹かれたのです。身分など関係ありません。それに、俺はマルティナと約束しました。

 

 

 

ずっとマルティナの隣にいて、君を守る、幸せにしてみせる、と。その約束が守れるのなら、俺のこの力全てをデルカダールに尽くしてみせましょう」

 

 

 

 

マルティナ「ラース....」

 

 

 

 

デルカダール王「はっはっはっ。素晴らしい、立派な男だ。うむ、いいだろう。わしもお主の事を認めよう。それに、勇者の仲間の一人が娘の結婚相手なら文句など何もない。

 

 

 

だが、もしお主がマルティナを泣かせるような時は、覚悟しておいてもらおう」

 

 

 

 

ラース「そんな事は絶対にさせません。俺はマルティナには笑顔でいてほしいのです。マルティナには笑顔がとても似合います。それを俺が奪うなら、俺は死んでも構いません」

 

 

 

 

グレイグ「俺からも頼んだぞ、ラース。お前が姫様を幸せにしてみせるんだ」

 

 

 

 

ラース「任せろ、グレイグ」

 

 

 

その頃、デクの店

 

 

 

イレブン「すみませーん。デクさーん」

 

 

 

 

ミランダ「ああ!いいタイミングで来てくれました、勇者様」

 

 

 

 

カミュ「あんたは確か、デクの妻のミランダさんだったな。デクに何かあったのか?」

 

 

 

 

ミランダ「はい。夫が魔物にさらわれてしまったのです。こうなっては頼れるのはあなた方だけ。どうか夫をお助けください!夫は神の岩がある方へと連れて行かれました」

 

 

 

 

イレブン「そんな事があったのか。それは心配だ、行こう、カミュ!」

 

 

 

 

カミュ「ああ、もちろんだ。ミランダさんはこのまま家で待っていてくれ。俺達が必ずデクを連れて帰るからよ」

 

 

 

 

ミランダ「ありがとうございます。どうか皆様もご無事で」

 

 

 

神の岩

 

 

 

イレブン「誰にも言わずに来ちゃったね。すぐに救い出さないと」

 

 

 

 

カミュ「いたぞ!デク!!平気か!?」

 

 

 

 

デク「ア、アニキ!?」

 

 

 

デクの近くには魔物がいた

 

 

 

カミュ「行くぞ、イレブン!デクのやつを救い出すんだ!」

 

 

 

 

イレブン「もちろん!」

 

 

 

その後

 

 

 

デク「カ、カミュのアニキー!久しぶりだよ!ワタシ、商談に出かけたら魔物にさらわれてこんな場所まで。一人で心細かったよ。イレブンさんも本当にありがとう。命の恩人にはこれをあげるよ」

 

 

 

イレブンはアレキサンドライトをてにいれた

 

 

 

デク「安心したら何だか疲れちゃったよー。ワタシここで少し休んでいくね」

 

 

 

 

イレブン「あ、デクさん。お願いがあって、この下にあるイシの村は僕の故郷なんだけど、今復興しててその人手が足りないんだ。デクさんの商人としての力を貸してくれないかな?」

 

 

 

 

デク「ワタシは全然構わないよー。むしろ、命の恩人の故郷の力になれるなら何でもするよー。それじゃあワタシは村の方に行くね」

 

 

 

 

カミュ「デク、元気でやれよな。また顔を出すぜ」

 

 

 

 

イレブン「それじゃあ城の方に戻らないとね。ルーラ!」

 

 

 

 

 

 

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