ドラゴンクエストⅪ 魔法戦士の男、恋をする   作:サムハル

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107.海水浴

オリジナル展開です。皆が楽しく遊んでたらいいなと思い、作りました。

 

 

 

次の日の朝、クレイモラン城下町

 

 

 

イレブン「皆、戦いばっかりで疲れてない?大丈夫?」

 

 

 

 

ベロニカ「こうも戦いばっかだと大変よ!たまには休みましょう!」

 

 

 

 

セーニャ「寒い場所だと、やはり暖かい場所が恋しくなりますわね」

 

 

 

 

マルティナ「前に温泉には行ったから、今度は海なんてどうかしら?」

 

 

 

 

シルビア「賛成よ!マルティナちゃん!海ならソルティコが一番だわ!」

 

 

 

 

グレイグ「うむ。ソルティコの海は綺麗だし、暖かく泳ぎやすいからな」

 

 

 

 

カミュ「もう完全に遊ぶ気だな。まあ、連戦ばっかりだししかたねえか」

 

 

 

 

ラース「そうだな。俺も疲れたしな。息抜きにはいいだろ」

 

 

 

 

イレブン「それじゃあソルティコに行こうか。ルーラ!」

 

 

 

ソルティコの町

 

 

 

シルビア「海に行くなら、やっぱり皆で泳ぎましょう!水着やうきわなんかはあっちで貸し出してるわよ!」

 

 

 

 

ベロニカ「そうよね!楽しまないと!」

 

 

 

女性達はワイワイと奥にいった

 

 

 

ロウ「水着なんていつぶりかのう」

 

 

 

 

グレイグ「私も久しく着ていないですからね。おお、いろんなサイズがあるのはありがたいな」

 

 

 

 

ラース「....水着かぁ。これでいいか」

 

 

 

 

イレブン「男だとやっぱり着替えるのは早いよね。先に行ってパラソルとか準備してよう」

 

 

 

 

カミュ「イレブンも遊ぶ気満々だな」

 

 

 

 

イレブン「だって!皆でこんな事するの久しぶりなんだもん!すっごく楽しみだよ!」

 

 

 

その後

 

 

 

シルビア「あ、ベロニカちゃん達ー!こっちよ〜!」

 

 

 

 

ベロニカ「わあ!パラソルまで立ててくれたのね」

 

 

 

 

セーニャ「ビニールボールもありますわ」

 

 

 

 

ラース「マルティナ!似合ってるぞ!」

 

 

 

 

マルティナ「ラース。いきなりびっくりしたわ。でも、ありがとう。こういうの着たことなくて、ベロニカに教わったの」

 

 

 

 

ラース「ナイスだ!ベロニカ!」

 

 

 

 

ベロニカ「当然よ!このベロニカ様のセンスをなめてもらっちゃ困るわ!」

 

 

 

その後、海ではベロニカ達が遊んでいた

 

 

 

ベロニカ「海って気持ちいいわね〜。疲れが癒されるわ」

 

 

 

ベロニカはうきわで浮かびながら、空を見上げていた

 

 

 

セーニャ「お姉様!とってもお似合いですわ!きゃっ!」パシ!

 

 

 

転びかけたセーニャの手をイレブンが掴んだ

 

 

 

イレブン「セーニャ、大丈夫?」

 

 

 

 

セーニャ「イレブン様、ありがとうございます。波に足を取られてしまって」

 

 

 

 

イレブン「僕も少し歩きづらいよ。気をつけないとね」

 

 

 

 

ベロニカ「もう!セーニャったら!ほら、私はこれ無くても大丈夫だからあんたが使いなさい」

 

 

 

 

セーニャ「ありがとうございます、お姉様。でも、お姉様はどうするのですか?」

 

 

 

 

マルティナ「そういえば、うきわの他にもボートみたいな板もあったわよ」

 

 

 

 

シルビア「あら、素敵じゃない。結構大きいやつもあるはずよ」

 

 

 

 

ベロニカ「それじゃあ私はそれを持ってくるわ。ついでに飲み物も持ってくるわね」

 

 

 

 

シルビア「飲み物は私も手伝うわ、ベロニカちゃん。一緒にいきましょう」

 

 

 

パラソル内ではグレイグとロウとラースがベロニカ達を見ていた

 

 

 

グレイグ「皆、海ではしゃいでいるな。若いとは素晴らしい」

 

 

 

 

ラース「発言が完全におっさんだぞ。いいのか、そんなんだとどんどん老けていくばかりだぞ」

 

 

 

 

ロウ「若い者の水着はええのう。目の保養になるわい。特に....」

 

 

 

 

ラース「....おい、じいさん?今、誰の事を目で追いかけた?あ?」

 

 

 

ラースはロウを睨みつけている

 

 

 

ロウ「え?いや、何でもないんじゃよ。そう、わしは別に姫を追いかけていたわけではないんじゃ。それに、ラースとグレイグは海に行かないのかの?」

 

 

 

 

グレイグ「私はもうはしゃげるような年ではないですからね」

 

 

 

 

ラース「俺は皆には言ってないが、泳げないんだ。深くまで海に入ると沈んでしまうんだよな」

 

 

 

 

ロウ「なるほどのう、それならチェスに付き合ってもらえんかの?」

 

 

 

 

ラース「じいさん、チェス強すぎんだよ。俺じゃあ相手にならねえよ」

 

 

 

 

グレイグ「ロウ様、チェスお強いのですか。私もホメロスにかなり鍛えられましたからね。受けて立ちましょう」

 

 

 

その時、マルティナがやってきた

 

 

 

マルティナ「ラース、こんな所にいたの?一緒に泳ぎましょうよ」

 

 

 

 

ラース「あ、マルティナ。悪いが俺は泳げなくてな、あまり海で遊べねえんだ」

 

 

 

 

マルティナ「それなら、さっきベロニカが海に浮かべる大きな板を持ってきたわ。それに乗ればラースも大丈夫よ。一緒にいきましょう」

 

 

 

マルティナはラースの手を取って海へ連れて行く

 

 

 

ラース「......わかったよ。でもマルティナを助けてはやれねえからな」

 

 

 

 

マルティナ「ふふ、どうせなら私が泳ぎ方教えましょうか?」

 

 

 

 

ラース「それはいいや。溺れそうなの見て、他の皆に笑われそうだからな」

 

 

 

離れた場所ではチェアに横たわるカミュがいた

 

 

 

カミュ「へっ。皆、はしゃいでガキじゃねえんだからよ。俺はこのまま寝てるとするかな」

 

 

 

 

ベロニカ「えいっ!」

 

 

 

ベロニカがカミュの首元に飲み物をつけた

 

 

 

カミュ「ひいっ!!!テンメエ!ベロニカ!何しやがる!待ちやがれ!!」

 

 

 

 

ベロニカ「アハハハ!ひいって言ったわ!アハハハ!」

 

 

 

ベロニカは海に逃げて、カミュもそれを追いかける

 

 

 

その頃、海ではラースが大きな板に乗って海に浮いていた

 

 

 

マルティナ「どう?ラース。板の乗り心地は?」

 

 

 

 

ラース「おお、こんなに岸から離れた事ねえから新鮮な気分だな。こりゃあ楽でいいな」

 

 

 

その時、ベロニカが泳ぎながらやってきた

 

 

 

奥からはカミュもやってきている

 

 

 

ベロニカ「あ!ラース!いいのに乗ってるじゃない!私も乗せて!」

 

 

 

 

ラース「お、おう。慌ててどうした?ってカミュ?」

 

 

 

 

カミュ「ベロニカ!てめぇふざけやがって!絶対に許さねえからな!」

 

 

 

カミュは板をひっくり返した

 

 

 

マルティナ「あ!ラース!!」

 

 

 

 

ベロニカ「プハア!ちょっと!急に何するのよ!危ないじゃない!」

 

 

 

 

カミュ「うるせえ!元はお前が悪いんだろうが!....あれ?ラース?」

 

 

 

 

ラース「ガバガバゴボ!」

 

 

 

ラースは溺れていて、どんどん沈んでいく

 

 

 

カミュ「ハハハハハ!あいつ急にどうしたんだよ。すごい顔になってるぜ」

 

 

 

 

マルティナ「違うわよ、カミュ!ラースは泳げないの!助けないと!」

 

 

 

 

ベロニカ「えっ!ラースが!?大変!」

 

 

 

その後、砂浜

 

 

 

イレブン「ラース、大丈夫?」

 

 

 

 

ラース「ゲホゲホゲホ!ゴホッ!ハア、酷い目にあった」

 

 

 

 

マルティナ「少し休んでましょう。飲み物持ってくるわね」

 

 

 

 

ラース「ありがとな、マルティナ。........おい、カミュ?」

 

 

 

 

カミュ「......」

 

 

 

ラースの背後に般若でもいるのかと錯覚してしまうほど、怒っているのが伝わってくる

 

 

 

ラース「覚悟はできてるよな?」

 

 

 

 

カミュ「...お、俺だけじゃねえ、ベロニカが最初に...」

 

 

 

 

ラース「ベロニカのやつはまた今度だ。お前はあそこで板をひっくり返す必要はなかったよな?」

 

 

 

 

カミュ「(相棒...ザオリク頼んだ)はい」

 

 

 

 

イレブン「(わかったよ、カミュ)」

 

 

 

その後

 

 

 

マルティナ「戻ったわ。カミュは....まあ、仕方ないわね」

 

 

 

 

ボロボロになり、動かなくなったカミュが砂浜で横たわっており、イレブンがザオリクを唱えようとしていた

 

 

 

パラソル内ではグレイグとロウのチェスが続いていた

 

 

 

ロウ「ラースを怒らせるととんでもない事になるのう。グレイグ、降参かの?」

 

 

 

 

グレイグ「ぐっ。参りました、ロウ様」

 

 

 

 

シルビア「んもう!二人とも、折角海に来たのに何してんのよ!」

 

 

 

シルビアがパラソルまでやってきた

 

 

 

グレイグ「ゴリアテか。だが、俺達ははしゃげるような年じゃないんだが」

 

 

 

 

シルビア「年なんて関係ないわよ!皆で一緒に遊ぶのが大事なんだから。ほら、ロウちゃんも!」

 

 

 

 

ロウ「わしもかの。ふぉっふぉっ、シルビアには敵わんのう」

 

 

 

シルビアはグレイグとロウの手を取って砂浜まで連れて行く

 

 

 

 

 

 


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