ドラゴンクエストⅪ 魔法戦士の男、恋をする   作:サムハル

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113.試練2

試練の里

 

 

 

イレブン「世界もこれである程度は何とかなったし、僕らはまたここで試練を進もうか」

 

 

 

 

マルティナ「そうね。それに世界を回っている時でも力はそれなりについたわ」

 

 

 

賢者の試練

 

 

 

セーニャ「ここは、始祖の森ですわ」

 

 

 

 

イレブン「皆、あそこに看板があるよ」

 

 

 

 

グレイグ「灯台下暗しという言葉があるように、簡単な事は意外と気付かないものだ、と書いてあるな」

 

 

 

 

ラース「ふむ、この先のヒントだろうか。注意して進もう」

 

 

 

道中

 

 

 

カミュ「ここは、黄金の城?来たことあるか?こんな場所」

 

 

 

 

イレブン「僕が前の世界で行ったことがある。皆は僕についてきて」

 

 

 

 

ベロニカ「わかったわ、案内は任せたわよ」

 

 

 

賢者の試練 奥地

 

 

 

ネルセン「勇者イレブンよ。よくぞここまでたどり着いた。今から現れる敵を30手以内で倒せば、願いを叶えてやろう。さあ、行くぞ!」

 

 

 

憤怒の海獣があらわれた

 

 

 

イレブン「今度はこいつか!皆、こいつは力が強くて全体攻撃が多い。ラース、こいつの弱点は雷だよ!」

 

 

 

 

全員「了解!」

 

 

 

 

ラース「ライトフォース!」

 

 

 

仲間達は雷の力を纏った

 

 

 

イレブン「つるぎの舞!」

 

 

 

マルティナ「ラース!セーニャ!連携よ!」

 

 

 

セーニャの音色に合わせ、マルティナとラースが踊る

 

 

 

三人「妖精達のポルカ!」

 

 

 

全員の攻撃力と守備力がかなり上がり、HPとMPが徐々に回復する

 

 

 

セーニャ「風の旋律ですわ!」

 

 

 

全員の風耐性が上がった

 

 

 

海獣は火炎を吐いた

 

 

 

海獣のメイルストロム

 

 

 

ラース「ばくれつきゃく!」

 

 

 

イレブン「つるぎの舞!」

 

 

 

マルティナ「ばくれつきゃく!」

 

 

 

セーニャ「ベホマラー!」

 

 

 

全員が回復した

 

 

 

海獣の通常攻撃

 

 

 

海獣は船を揺らした

 

 

 

イレブン「うわ!」イレブンは転んだ

 

 

 

ラース「ばくれつきゃく!」

 

 

 

イレブンは動けない

 

 

 

マルティナ「ばくれつきゃく!」

 

 

 

セーニャ「ベホマラー!」

 

 

 

全員が回復した

 

 

 

海獣の猛毒攻撃

 

 

 

海獣のバイキルト

 

 

 

海獣の攻撃力が二段階上がった

 

 

 

ラース「ばくれつきゃく!」

 

 

 

イレブン「つるぎの舞!」

 

 

 

マルティナ「ばくれつきゃく!」

 

 

 

セーニャ「炎の旋律ですわ!」

 

 

 

全員の炎耐性が上がった

 

 

 

海獣の通常攻撃

 

 

 

海獣のメイルストロム

 

 

 

ラース「ばくれつきゃく!」

 

 

 

イレブン「つるぎの舞!」

 

 

 

憤怒の海獣は倒れた

 

 

 

ネルセン「見事な戦いぶりだったぞ!よく自分の恐怖に打ち勝ったな!今回かかった手数は18手だ!さあ、この中から願いを一つ選ぶんだ」

 

 

 

 

イレブン「それじゃあ、今度こそエッチな本を....」

 

 

 

 

ラース「ストップだ!イレブン!」

 

 

 

 

イレブン「え、駄目かな?」

 

 

 

 

マルティナ「お願い、イレブン。そこはできるだけ選んでほしくないわ。あなたは今のままでいいのよ」

 

 

 

 

カミュ「そうだぜ、イレブン。それを読むと、あのじいさんやおっさんみたいになっちまうぞ?お前はあんな風になっちゃ駄目だ。馬レースなんかどうだ?確かプラチナ杯まで終わらせてただろ?」

 

 

 

 

イレブン「そっか....。じゃあ、馬レースでお願いします」

 

 

 

 

ネルセン「わかった。.....それではサマディー王にお告げをしておいた。最上位のレースが開放されているはずだ。頑張るのだぞ。さらなる試練に挑みたければまた来るといい。それでは」

 

 

 

 

グレイグ「カミュ、さっき俺の事を出さなかったか?」

 

 

 

 

カミュ「いや?別におっさんの事じゃねえぜ?」

 

 

 

 

ラース「ほら、グレイグ、何してるんだ。戻るぞー」

 

 

 

 

グレイグ「むう。わかった、今行く」

 

 

 

試練の里

 

 

 

イレブン「それじゃあ、サマディーに行って馬レースしてこよう」

 

 

 

サマディー王国

 

 

 

ベロニカ「でも、本当にレースが開放されてるのかしら?一度王様に聞いてみたら?」

 

 

 

 

ロウ「確かに確認は取っておいた方がよいかもしれんのう」

 

 

 

 

イレブン「それじゃあ、王様の元に行ってみようか」

 

 

 

玉座の間

 

 

 

サマディー王「おお、イレブンよ、いつぞやは息子が世話になったな。今やこのサマディー王国は、突如あらわれた黒い太陽により未曾有の危機に瀕しておる。

 

 

 

黒い太陽は兵を派遣して調査中だが、民達を勇気づける方法に悩んでおってな。そんな時、夢の中にネルセンという男が現れ、最上位の馬レースを開催しろとお告げをくださったのだ。

 

 

 

そこでわしは、世界中の民達を熱狂させる空前絶後の馬レース、ブラック杯を開催することにしたのじゃ。お主も興味があったら参加してみてくれ」

 

 

 

馬レース受付

 

 

 

イレブン「すみません。イレブンです。ブラック杯に出たいんですが」

 

 

 

 

受付「はい。イレブン様ですね、イレブン様はプラチナ杯まで勝ち進んでおりますのでブラック杯に出れますよ。ブラック杯の一位の商品は何と!王家に伝わるガイアのハンマーです!」

 

 

 

 

イレブン「え!?ええええ!!」

 

 

 

イレブンはかなり驚いている

 

 

 

カミュ「おいおい、イレブン?急にどうしたんだよ」

 

 

 

 

イレブン「あ、ご、ごめんなさい!えっとわかりました。出場するので手続きの方お願いします」

 

 

 

 

受付「は、はあ。わかりました」

 

 

 

 

イレブン「皆、まずいよ!必ず僕一位にならないと!」

 

 

 

イレブンはかなり焦っている様子だ

 

 

 

シルビア「イレブンちゃん、何をそんなに焦ってるの?あのハンマーって何なのかしら?」

 

 

 

 

イレブン「あのハンマーはね、先代の勇者達が勇者の剣を作るのに使ったハンマーで、あれが無いと勇者の剣を作る事ができないの!」

 

 

 

 

全員「え!?」

 

 

 

それを聞き、全員焦り始める

 

 

 

イレブン「頑張らないとかなりまずいよ」

 

 

 

 

ラース「それなら俺も出よう。俺も馬の扱いはかなり自信があってな。一人旅のときにここでも金を稼いでたんだ。プラチナ杯までは終わってるぜ」

 

 

 

 

シルビア「アタシも出るわ!またイレブンちゃんと戦いたいしね」

 

 

 

 

グレイグ「俺も出よう。ここで俺は馬術を習ったのだ。プラチナ杯をとったのはかなり前だが、大丈夫なはずだ」

 

 

 

 

セーニャ「何だかすごい話になってきましたね。まさか仲間同士で馬術争いなんて」

 

 

 

 

ロウ「じゃが、これなら誰が一位になろうと問題はないの」

 

 

 

 

カミュ「こうなると誰を応援したらいいかわからねえな」

 

 

 

 

ベロニカ「まあ、私達もこれなら応援に熱がはいるわ」

 

 

 

その後、ブラック杯が開催された

 

 

 

そしてイレブンが一位を取った

 

 

 

受付「イレブンさん、おめでとうございます!一位のガイアのハンマーです」

 

 

 

イレブンはガイアのハンマーをてにいれた

 

 

 

イレブン「よかったー。これで安心だね」

 

 

 

 

シルビア「流石イレブンちゃんね。また負けちゃったわ」

 

 

 

 

グレイグ「うむ、いい走りっぷりだったぞ」

 

 

 

 

ラース「三人ともうますぎるだろ。俺、最下位だったぞ」

 

 

 

 

シルビア「ラースちゃんも上手だったわよ」

 

 

 

 

グレイグ「俺達は騎士として学んだ時に馬術も教わったのだ。何も習っていないラースが、あそこまでできるのはすごい事だぞ」

 

 

 

 

ラース「.....悔しい」

 

 

 

 

マルティナ「あまり気にしない方がいいわよ。別に上手い下手で優劣なんかつかないんだから」

 

 

 

 

ラース「まあ、そうだな」

 

 

 

 

 


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