ドラゴンクエストⅪ 魔法戦士の男、恋をする   作:サムハル

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129.新たな命

カミュ達が来てから一ヶ月後

 

 

 

マルティナ「う.....」ドサ

 

 

 

マルティナはお腹を押さえて倒れた

 

 

 

グレイグ「姫様!?どうされましたか!!」

 

 

 

 

メイド「もしかして!今、医師の方をお呼びします!グレイグ様は姫様を安静にさせといてください!」

 

 

 

その後、医療部屋

 

 

 

医師「これは、そろそろ産まれるね。皆に知らせなさい。でも、この部屋に多くの人は入ってはいけないよ。私とラース様だけにして、外で待っていてください」

 

 

 

 

グレイグ「わかりました。後は頼みます」

 

 

 

バンッ!

 

 

 

ラース「マルティナ!大丈夫か!!」

 

 

 

 

医師「ラース様、お静かにお願いします。今からマルティナ様の出産を始めます。ラース様はどうかマルティナ様を支えてやってください」

 

 

 

 

ラース「そ、そうか。ついに産まれるのか」

 

 

 

 

マルティナ「ラース、私頑張るわね。手を握っていてくれる?」

 

 

 

 

ラース「ああ、もちろんだ。頑張って耐えるんだぞ、マルティナ」

 

 

 

数時間後、部屋の外では全員集まっていた

 

 

 

デルカダール王「マルティナ、大丈夫であろうか」

 

 

 

デルカダール王は部屋の前でウロウロしていた

 

 

 

イレブン「王様、落ち着いてください。マルティナなら絶対大丈夫ですよ」

 

 

 

 

マヤ「そうだぜ、王様。あの姉ちゃんなら絶対に産んでくれるぜ」

 

 

 

 

マルティナ「ううううぅぅぅ!」

 

 

 

マルティナの声が聞こえた

 

 

 

グレイグ「ひ、姫様!!くっ....」

 

 

 

 

ベロニカ「これは....緊張するわね」

 

 

 

 

セーニャ「お願いします、どうか大樹の御加護を」

 

 

 

 

シルビア「マルティナちゃん、頑張って!」

 

 

 

 

カミュ「マルティナなら大丈夫に決まってる!」

 

 

 

 

ロウ「姫よ、ここが正念場じゃぞ。耐えるのじゃ」

 

 

 

全員が祈っている

 

 

 

ガチャ

 

 

 

全員「!?」

 

 

 

 

医師「皆様、ご心配おかけしました。無事に産まれました。元気な双子の兄妹です」

 

 

 

 

全員「やったーー!」

 

 

 

全員急いで部屋の中に入っていく

 

 

 

デルカダール王「マルティナ、ラース、よく頑張った。わしにも赤子を見せてくれ」

 

 

 

 

マルティナ「お父様、この子達が私達の子ども達です」

 

 

 

マルティナの腕の中には小さな赤ん坊が二人眠っていた

 

 

 

赤ん坊「おぎゃあ、おぎゃぁ」

 

 

 

 

ラース「へへ、よく頑張ったな、マルティナ。君のおかげだ。ありがとう」

 

 

 

 

デルカダール王「よくぞ....頑張ってくれた....」

 

 

 

 

グレイグ「王よ、ぐすっ、皆もいるのです。涙は....見せない方が」

 

 

 

 

シルビア「やーね、誰も気にしないわよ。実の娘が頑張って産んだんだもの。親なら泣きたくなるわ。グレイグも泣いていいのよ」

 

 

 

 

ロウ「新たな命が産まれる瞬間は、やはりいいものじゃのう」

 

 

 

 

マヤ「これが.....赤ちゃん。すごい小さい....」

 

 

 

 

ベロニカ「マヤちゃんもこれくらいだった時があるのよ。もちろん、私達全員ね」

 

 

 

 

カミュ「マルティナ達なら絶対大丈夫だって信じてたぜ」

 

 

 

 

セーニャ「新たな命の大樹の双葉に、祝福をお祈りします」

 

 

 

 

イレブン「マルティナ、僕持ってみてもいい?」

 

 

 

 

マルティナ「ええ、お父様もぜひ」

 

 

 

そう言い、ラースがイレブンに男の子を、デルカダール王には女の子を抱かせた

 

 

 

イレブン「かわいいな。こんなに小さいのに、僕の手握って離さないや」

 

 

 

 

デルカダール王「マルティナの産まれた時を思い出すのう。あの時もこんなに小さい女の子だった」

 

 

 

 

マヤ「勇者様、俺も触りたい!」

 

 

 

 

ラース「マヤちゃんも触れてやってくれよ」

 

 

 

 

カミュ「マヤ、そーっとだぞ」

 

 

 

 

マヤ「う、うん。.....はは。笑ってる。かわいい」

 

 

 

 

ベロニカ「この子はマルティナさんと同じ黒い髪ね」

 

 

 

 

シルビア「こっちの女の子はラースちゃんと同じ茶色よ」

 

 

 

 

グレイグ「二人の血が入っているんですな。賢く、強く、優しい子に育つでしょう」

 

 

 

その後、無事に出産できた事はデルカダール王国に知れ渡った。王国はお祭り騒ぎになり、至る所で双子の事を祝っていた

 

 

 

その夜、マルティナの部屋

 

 

 

マルティナ「これからはまたドタバタするわね。皆に頼る事も多くなるわ」

 

 

 

 

ラース「そうだな。俺もこれからはマルティナの部屋で過ごす事にするぜ。でも、俺らが頼る前に王様とかグレイグが何とかしそうだよな」

 

 

 

 

マルティナ「フフ、きっとそうだわ。また色々とたくさん買ってきそうね。私達が買った物なんて少ないんじゃないかしら?」

 

 

 

 

ラース「今日あれからイレブン達がおもちゃを早速買ってきたぞ。イレブン達も全員しばらくは近くにいるらしいぞ」

 

 

 

 

マルティナ「私、とっても幸せだわ。皆に支えられて、子どもも産めて、こうしてラースと隣にいられる」

 

 

 

 

ラース「マルティナ、俺、決めたよ」

 

 

 

 

マルティナ「どうしたの?」

 

 

 

 

ラース「俺はマルティナの騎士となろう」

 

 

 

 

マルティナ「え!?本当に!?決意してくれたのね」

 

 

 

 

ラース「ああ、俺が守るべき物は一つじゃなくなった。それを守るためなら俺は騎士になって君を守り続けよう」

 

 

 

 

マルティナ「よかったわ、私を守る人がラースで。正直言ってそれ以外だったら私が勝負を申し込んで、それに勝ったらって事にしようと思ってたわ」

 

 

 

 

ラース「ハハ、マルティナらしいな。でも、もしそうなったら俺が多分そいつをぶっ飛ばして、その座を奪い取る気がするから、結局は変わらなかったかもな」

 

 

 

 

マルティナ「ウフフ、それもラースらしいわね。結局は、私達隣にいるのが一番いいのね」

 

 

 

 

赤ん坊「おぎゃあ、おぎゃあ!」

 

 

 

 

ラース「あ、夜泣きが始まった。ほれほれ、大丈夫だぞ」

 

 

 

 

マルティナ「あらあら、これから大変だけど、頑張っていきましょう」

 

 

 

 

ラース「マルティナ、これからもずっと愛してるぜ」

 

 

 

 

マルティナ「私もよ。ラース、愛してるわ」

 

 

 

 

 

 

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