ドラゴンクエストⅪ 魔法戦士の男、恋をする   作:サムハル

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135.新婚旅行4

夕方、聖地ラムダ

 

 

 

ラース「ふう、ここの山道は少しデコボコしてるから大変だな」

 

 

 

 

マルティナ「いいトレーニングになるわね。それにしても、夕日に照らされて神殿がさらに綺麗に見えるわね」

 

 

 

 

ラース「本当だな、これはいい景色だ。さて、ベロニカ達の家に行ってみよう」

 

 

 

ベロニカとセーニャの家

 

 

 

コンコン

 

 

 

ラース「すみませーん」

 

 

 

 

セーニャ「あら?その声は....」

 

 

 

ガチャ

 

 

 

セーニャ「まあ!ラース様、マルティナ様!どうされたのですか?」

 

 

 

 

ラース「久しぶりだな、セーニャ。元気そうで何よりだ」

 

 

 

 

マルティナ「突然ごめんなさいね。久しぶりに顔を見たくなったの」

 

 

 

 

セーニャ「私も久しぶりにお二人に会えて嬉しいですわ。早速家にあがってください。お姉様もお呼びしますわ」

 

 

 

リビング

 

 

 

ベロニカ達の父「おや、セーニャ。お客さんかね?」

 

 

 

 

セーニャ「はい、お父様。私達と一緒に旅をしていたラース様とマルティナ様です。今日はこちらに顔を見せに来てくださったんです」

 

 

 

 

ベロニカ達の父「おやおや、それはどうも、家の娘達がお世話になっております。セーニャ達の父です。何もない家ですが、ゆっくりしていってください」

 

 

 

 

マルティナ「いえ、気にしないでください。私達の方こそ突然来たものですから」

 

 

 

 

ラース「そうですよ。そのままくつろいでいてもらって大丈夫です」

 

 

 

 

ベロニカ達の父「ありがとうございます。母さん、ベロニカ達の友達が来てくれた。今日はご馳走にしよう」

 

 

 

 

ベロニカ達の母「まあ!こんな所までわざわざありがとうございます。ベロニカ達の母です。いつも娘達がお世話になっております」

 

 

 

ダダダダ!

 

 

 

二階からベロニカが走ってきた

 

 

 

ベロニカ「マルティナさん!ラース!久しぶりね!」

 

 

 

 

ベロニカ達の母「こら!ベロニカ!騒がしくしないの!」

 

 

 

 

ベロニカ「うっ....。ごめんなさい、お母さん。それにしても突然どうしたのよ、連絡も無しに来るなんてマルティナさんらしくないわね」

 

 

 

 

マルティナ「ごめんなさいね、ベロニカ。今、私達は新婚旅行中なの。それで各地の仲間達の所を回っているのよ」

 

 

 

 

ラース「この仲間達の所を巡ろうって発案したのは俺だからな。しかも、連絡無しっていうサプライズ付きだ」

 

 

 

 

ベロニカ「えぇ!新婚旅行!?いいじゃない!だからグレイグさんもマルス達もいないのね」

 

 

 

 

セーニャ「まあ!とっても素敵ですわ!新婚旅行なんて憧れますわ」

 

 

 

 

ベロニカ達の母「セーニャ、悪いのだけどお料理手伝ってくれる?今日は腕を振るわなくちゃ」

 

 

 

 

セーニャ「わかりましたわ、お母様。それではラース様、マルティナ様。ゆっくりしていてください」

 

 

 

 

ラース「何だか悪いな。こっちが突然押しかけたっていうのに。俺達も何か手伝おうぜ」

 

 

 

 

マルティナ「そうね。私達も料理できるし、何か力になれると思うわ」

 

 

 

 

ベロニカ「いいのよ、気にしないで!それに、新婚旅行中なんでしょ?甘えてていいの!おもてなしくらいさせてよね」

 

 

 

 

ラース「そ、そうか?まあ、ベロニカと話してるか」

 

 

 

 

ベロニカ「そうよ、私も聞きたい事たくさんあるわ」

 

 

 

夕食時

 

 

 

ベロニカ達の父「おやおや、お二人は結婚された上に子どもまでいらっしゃるのですか。素晴らしいですなぁ。子どもはいいですぞ。私達を笑顔にさせてくれる、まさに天使のような存在です」

 

 

 

 

マルティナ「お父様がおっしゃると説得力が違いますね。私達もこれから頑張っていきます」

 

 

 

 

ベロニカ「マルスやルナはどれくらい大きくなったの?」

 

 

 

 

ラース「今な、少し喋れるようになってきて、俺の事をとーって呼ぶようになったんだぜ。マルティナの事はかー、だな」

 

 

 

 

セーニャ「とってもかわいらしいですわね。また近々伺おうと思ってたんです」

 

 

 

 

マルティナ「赤ちゃん達の成長には驚かされるわ。数日で変わっていくんだもの。最近簡単な事じゃ泣かなくなったのよ」

 

 

 

 

ベロニカ「そろそろ一歳になるのよね?私達もお祝いしないとだわ」

 

 

 

 

セーニャ「もうそんなに経つのですね。時の流れは早いものですわ」

 

 

 

 

マルティナ「ちょっとラース?私が何を言いたいのかわかるわよね?」

 

 

 

 

ラース「うっ....。だってよ、このグラタンとか美味いんだぞ?マルティナも食べてみろよ」

 

 

 

 

マルティナ「わかったわ、それはあなたに近づけないでおくわね」

 

 

 

マルティナはグラタンをラースから遠ざけた

 

 

 

ラース「ああ!マルティナ!やめてくれ!」

 

 

 

 

セーニャ「ラース様は食事制限でもされているのですか?」

 

 

 

 

マルティナ「聞いてよ、ベロニカ!セーニャ!ラースったら最近本当によく食べるのよ!グレイグにお腹が出てきたって言われたんだから!」

 

 

 

 

セーニャ「まあ!そうなのですか?見た目は変わっていないようですが」

 

 

 

 

ベロニカ「あんた、旅の時も宿とかでよく食べてたわよね。あの時はよく動いてたから問題無かったけど、今はまずいんじゃないの?」

 

 

 

 

ラース「そんな事ないんだよ!俺は今だって訓練でよく動いてんだ!だから、腹が出てきたのはグレイグの気のせいだ!」

 

 

 

 

ベロニカ「本当に?ちょっと失礼するわね。......触ってみても確かに腹筋だらけね」

 

 

 

 

マルティナ「でも、だからといって食べ続けるのはよくないわよ!適度な量ってものがあるわ」

 

 

 

 

ラース「うっ....」

 

 

 

 

ベロニカ「アハハ!完全に尻に敷かれてきてるじゃない」

 

 

 

 

セーニャ「でもお姉様、明日のあれはどうしましょう。私、ラース様達を誘えば必ず勝てると思っていたのですが」

 

 

 

 

ベロニカ「あ.....。それもそうね。どうしようかしら」

 

 

 

 

マルティナ「何の話?明日何かあるの?」

 

 

 

 

セーニャ「実は、明日ダーハルーネでスイーツ大食いコンテストがあるんです。一位の商品が世界の最高峰スイーツ盛り合わせでして、私とっても食べてみたくて。

 

 

 

お姉様と頑張って出ようとしていたのですが、二人では流石に一位は無理だと思って、ラース様に頼ろうとしていたんです」

 

 

 

 

ラース「はい!俺も出ます!」

 

 

 

 

ベロニカ「回答早すぎよ。でも、確かに大食いならラースを連れて行くのが私達の中では一番なのよね。シルビアさんは明日は難しいって言ってたし。私も一位の商品は気になるのよね」

 

 

 

 

マルティナ「うーん、でも、それだとラースが....」

 

 

 

 

ラース「マルティナ、何を悩んでいるんだ!俺は一位の商品は特に興味はない!だが、その一位の商品を王様へのお土産にしよう!甘い物好きの王様なら絶対に喜ぶぞ!」

 

 

 

 

マルティナ「な、なるほど。それは確かにありね。......わかったわ。出ましょう。ただし!私も出るわ。四人ならラースの担当する量も減るでしょ?」

 

 

 

 

セーニャ「まあ!マルティナ様も出てくださるのですか!ありがとうございます!」

 

 

 

 

ベロニカ「やったわ!これなら一位間違いなしよ!」

 

 

 

 

ラース「よし!明日はダーハルーネでスイーツ食べまくりだ!!」

 

 

 

 

三人「おーー!」

 

 

 

 

マルティナ「......心配だわ」

 

 

 

 

 

 

 

 

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