ドラゴンクエストⅪ 魔法戦士の男、恋をする   作:サムハル

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150.ずっと幸せで

次の日、イレブンとカミュとベロニカ達が城にきた

 

 

 

マルティナとラースの部屋

 

 

 

イレブン「そっか。ミルさんにそんな事があったのか」

 

 

 

 

ベロニカ「そんな結果になっていたなんて。ラースも悲しんでいるわよね」

 

 

 

 

カミュ「あの後どうなったかは俺も知らねえからな。ラースのやつかなり荒れてたんだ」

 

 

 

 

セーニャ「カミュ様のその痣はラース様につけられたものだったのですね。ホイミしましょうか?」

 

 

 

 

カミュ「いや、ラースに見せて謝ってもらわねえとな」

 

 

 

 

ベロニカ「うわ、子どもっぽい」

 

 

 

 

イレブン「悪い顔してるよ?カミュ」

 

 

 

 

カミュ「うるせえ!顔は元からだ!」

 

 

 

ガチャ

 

 

 

マルティナ「待たせちゃってごめんなさい」

 

 

 

 

ラース「昨日はすまなかったな。随分と暴れたみたいだ」

 

 

 

 

セーニャ「あ、ラース様、ミル様の事、黙っていて申し訳ございません」

 

 

 

 

ベロニカ「私も謝らなきゃ。ごめんなさい、ラース。まさかミルさんが亡くなってしまうとは思わなかったの」

 

 

 

 

ラース「いや、ミルさんにそう言われていたんだから仕方ないさ。亡くなったのは悲しいけど、幸せになってほしいって願いを俺は受け取ったからな。いつまでも悲しんではいられないぜ」

 

 

 

 

マルティナ「あの後、何とか落ち着いて正気を取り戻してくれたの」

 

 

 

 

カミュ「あーあ、何だよ。すっかり元通りか。なら、この顔についた痣の事どうしてもらおうかな?」

 

 

 

 

ラース「やっぱり怒ってるのか。マルティナから聞いたが確かにはっきり残ってるな。悪かった、カミュ。だが、体を張って止めてくれたのは感謝している。お詫びに今日一日お前の言う事を聞いてやるよ」

 

 

 

 

イレブン「あ、ラース。あまり変な事言わない方がいいよ。カミュ変な事企んでるから」

 

 

 

 

ベロニカ「そうよ!こいつひよっこなんだから、甘やかすと痛い目にあうわよ」

 

 

 

 

カミュ「うるせえぞ、お前ら。へへ、言質は取ったからな。俺の好き放題させてもらうか」

 

 

 

 

ラース「まあ、もし余りにも目に余るようなら次の日自分がどうなるかわかってろよ」

 

 

 

 

カミュ「流石にそこまで馬鹿じゃねえよ。まあ、セーニャ取り敢えず謝ってもらったからこの痣治せるか?」

 

 

 

 

セーニャ「はい、お任せください」

 

 

 

 

マルティナ「わざわざその為だけに残してたの?」

 

 

 

 

カミュ「当たり前だろ?ちゃんと謝ってもらわねえとな」

 

 

 

 

ラース「やれやれ、これは今日一日大変そうだ」

 

 

 

訓練場

 

 

 

ギバ「あの、イレブンさん、ラース将軍とカミュさんは何をしているんですか?二人の取っ組み合いというよりは、カミュさんが一方的って感じですけど」

 

 

 

 

イレブン「なんかね、今までラースの事ぶっ飛ばしたかったんだけど、返り討ちにされて腹がたってたんだって。だから、気がすむまで今までの分を返してるらしいよ?」

 

 

 

 

バン「うわあ、師匠が一方的にやられてるのなんて初めて見た。でも、この後まずくないですか?カミュさん死んじゃいますよ?」

 

 

 

 

ベロニカ「ラースも一応そんなんでいいならって言って認めてたから怒る事はないけど、あいつはこれだから子ども扱いされるのよ」

 

 

 

その後

 

 

 

カミュ「確かに体を動かすとスッキリするな。ラースの言ってる事は正しいって事だな」

 

 

 

 

ラース「身体中痛え、本気で殴ってきやがって。どんだけ俺にストレス溜まってたんだよ」

 

 

 

 

カミュ「俺の事を今まで散々馬鹿にしてきた分だろうが。さあ、次は酒場でおごってもらおうかな」

 

 

 

 

ラース「はいはい。怪我の手当てするから待ってろよな」

 

 

 

酒場

 

 

 

カミュ「へえ、こんな高い酒飲んだ事ねえや。.....おお!中々いけるな!」

 

 

 

 

ラース「まったく、人使いが荒い弟で困ったもんだな。俺ももらうぜ。....おお、これは確かに美味いな」

 

 

 

 

カミュ「何かつまみも頼もうぜ」

 

 

 

 

ラース「おう、どんどん頼め。たくさん食べようぜ」

 

 

 

夕方

 

 

 

カミュ「よし、これくらいで勘弁しといてやるよ。ありがとな、ラース。楽しかったぜ」

 

 

 

 

ラース「俺は酒場以外楽しくなかったんだが?まあ、いいけどよ。泊まって行かねえのか?」

 

 

 

 

カミュ「マヤが家で待ってるからな。流石に無理だ。また今度来るぜ」

 

 

 

 

ラース「わかった、それじゃあな」

 

 

 

夕食時

 

 

 

グレイグ「あの後からさっきまでずっと飲んでいたのか!?」

 

 

 

 

マルティナ「ちょっと飲み過ぎじゃない?酔ってないの?」

 

 

 

 

ラース「ん?飯なら食えるぞ?」

 

 

 

 

マルティナ「そういう事は聞いてないわよ。まあ、ラースが楽しかったならいいけど」

 

 

 

 

デルカダール王「ハッハッハ!仲がよくていい事だな」

 

 

 

その夜

 

 

 

マルス「とーちゃん、だ!」

 

 

 

 

ラース「だっこか。マルスも随分とマルティナに似てきたな」

 

 

 

 

マルティナ「ルナもあなたに似てきたわ。小さい頃のラースの写真とか残ってれば見たかったわ」

 

 

 

 

ルナ「かーちゃん?」

 

 

 

 

ラース「村にあったが、もう残されてないからな。悪いな、ルナを見て想像してくれ」

 

 

 

 

マルティナ「この子達が大きくなったら何をさせてあげましょうか」

 

 

 

 

ラース「マルスには少し剣とか体術を教えてやろうぜ。少しでも強くなってほしいからな」

 

 

 

 

マルティナ「そうね。ルナにはラースがピアノを弾いてみせてあげて。きっと喜ぶわ」

 

 

 

 

ラース「おいおい、マルティナも見ただろ?俺、しばらく弾いてなかったから随分と下手くそだったんだぞ」

 

 

 

 

マルティナ「そんな事なかったわよ。子ども達も興味持つと思うわ」

 

 

 

 

ラース「そんなもんなのか?まあ、何にせよこの子達の未来は俺達が作っていってやらないとな」

 

 

 

 

マルティナ「そうね。これからまた頑張りましょう」

 

 

 

 

ラース「もちろんだ。さあ、おやすみ、マルティナ」

 

 

 

 

マルティナ「ええ、おやすみなさい、ラース」

 

 

 

 

 

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